さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

自然と人のつながりを地域に根ざして考える奈良発ローカルマガジン「さとびごころ」を編集する「さとびこ編集室」より、日々の活動のことやお知らせ、雑談を綴ります。 雑誌づくりを通して、自然にも人にもやさしいあり方をみなさんとともに考えます。

カテゴリ: はじめに

vol.32 (2018.winter) から編集発行元が変わり、リスタートしたさとびごころ編集長よりのメッセージです。

「さとびごころ」は、100年住み続けたい奈良をキーワードに季刊で発行している小さな地域マガジンです。地域研究会俚志による創刊の2010年以来、編集に参画していたオフィスエルインクが、2018年からは運営をバトンタッチされることになり、この機会に少し新たな気持ちで発刊していきたいと思っています。

「自然にも人にもやさしい奈良」-----なんだか、ありきたりな言葉になってしまいますが、これがこれからのコンセプトです。

どんなに科学技術が進歩しても、今ある自然が健やかであり続けなければ100年後の幸福は考えられず、どんなに制度が出来ても顔の見える信頼関係や思いやりがなければ、孤立や分断を生んでしまう。
自然にも人にもやさしい地域づくりが求められています。

編集部では、ページ数も発行部数も限られた小さなマガジンなりの切り口を見つけてお届し、読後に自分たちが暮らす奈良をまたひとつ愛しく思えたり、誰かにやさしくなれたりするといいなあと願っています。また、よそ行きの奈良よりも、土着の奈良に寄り添う地域マガジンであることが「さとびごころ」の役目であるとも考えています。

なお、「さとびごころ」は一部をのぞき書店には並ばず、定期購読される方やサポーターの皆様に支えられているため、あまり知られていないことでしょう。ホームページでバックナンバーを公開していますので、ご興味のある方はどうぞご覧ください。そして、もし共感してくださる方がありましたら、応援していただければ幸いです。

                              さとびごころ編集長 オフィスエルインク  阿南セイコ


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オフィスエルインクとさとびごころ

2010年3月 創刊(地域研究会俚志発行)当時の表記は「俚志」
オフィスエルインク=レイアウト担当


2011年9月 編集会議制になり企画にも参加


2015年4月 オフィルエルインク=編集担当。
ロゴを変更「さとびごころ」へ(21号)
カラー化 スタート (21号)
ホームページリニューアル(21号)
       
2018年1月 32号より、編集発行をオフィスエルインクに移管
編集方針・・・100年住み続けたい地域には自然にも人にもやさしい思想と
取り組みがある、そんな事例を紹介して地域に貢献する。



バックナンバーをウェブで公開
http://satobigokoro.org/

上記サイトからご購入・定期購読のお申し込みができます。

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追記 阿南セイコについて

等身大で夢や希望(自分も社会も、自然にも人にもやさしいあり方)に近づく日々を送っています。 

学生時代から自主制作の雑誌づくりや、情報誌の記者などを経験。

2000年ごろDTPとの出会いから「いつかは一人でもメディアを作れるかも・・・」と考え始める。

自然環境と調和した社会のあり方・暮らし方に関心を持ち、情報を集めるようになる。奈良で発行されるいくつかの雑誌(「あかい奈良」など)で取材や編集デザインを経験。

2006年から個人事務所オフィスエルインクとして活動。

2010年、俚志(当時の表記)の創刊に参画、2018年から編集長兼発行人に。2021年から夫も巻き込む。
 

「自然にも人にも」の視点から共感できる個人・法人からの依頼を中心に、編集を生かした情報発信や企画制作を通じて人と地域のしあわせに貢献することをモチベーションに活動中。
部屋づくりの画像を見るのが好き。 楽しみは畑活と情報収集の旅。




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FBより


現編集人が若い頃、人生の先輩から教えられたのは

「地球を思うなら、地域を思いなさい。地域は地球につながっているから」

ということでした。


複雑にからみあった世界的な問題も大切ですが、

今自分たちが暮らす地域を住みやすく幸せな場所にしていくことが、

日本や世界や宇宙につながっています。


「今ここ」の変化がなければ、

いつまでもどこまでも変わらないのではないか。。。

奈良で暮らしていない人も、あなたの地域のことを大切にしてみませんか。

そんな思いが「奈良のための」という言葉にはつまっています。



一人一人が「自分はどうしたいのか」を

自分なりに考えて暮らしていくことが、ここで生きる幸福感につながっていく。

さとびごころも、その友となれたら幸せです。



PS 自然は、(災害時は別として)おだやかに、いつのまにか変化しています










https://www.facebook.com/satobico
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100年住み続けたい地域って??? 


いささか大げさなキャッチフレーズを前に、

雑誌を編集し続けながら考えてきました。


斬新なことではないのですが、

100年住み続けたくなるような地域とは、

自然というかけがえのないものへのリスペクトや、

ともに暮らす人、もっといえば

命そのものへの思いやりなしに は、

考えられないと思うに至ります。


こころとは、文字どおり思いやり。

今すでにある豊かさへの感謝とも言えるし、
エゴイスティクになりすぎないよう

目に見えないものを尊重する気持ちとも言えます。


100年先の幸せを考え、100年前からの継承を思う。

100という数字は象徴です。


さとびごころの さとび」ともあわせて


自然にも人にもやさしい そんな心をさとびごころと呼び、

さとびごころ的な人に出合うために取材を重ねていきたいと思います。

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「さとび」を漢字で書くと「俚」です。

「田舎」という意味で、「俗っぽい」というニュアンスなども含むようです。



田舎者、ということばは人をバカにするときに使われたりしますよね。


でも、開発されなかったからこそ残る美しいものや精神が田舎にはたくさんあります。

ITやインフラが進んだ今だからこそ、

素朴な田舎的要素と洗練された都市的要素が調和した

地域づくりを目指せるのではないでしょうか。


それに、今の科学技術をもってすれば
自然との調和を考えずに手をいれてしまうと
とりかえしのつかないことに。。。

自然なんか、田舎にいっぱいある!
そうでしょうか。川の水は減って濁っています。
山の土は流されてしまっています。
守りながら恩恵を受ける、という思想がなければ
100年住み続けたいような地域になるとは
とうてい思えないのです。

自然への思いを「さとび」という言葉に託します。


https://www.facebook.com/satobico

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100年後・・・このブログをお読みなっている方は
きっとこの世にいません。

今ある地域や仕事の中にも、100年後には存在していないかもしれない
ものがあるでしょう・・・。

それでも残したいものがあるとしたら
それは、今を生きるわたしたちにとっても
大切な、大切なものだとわたしは思います。

また、100年前から今に続くものの中にも
失ってはならないもの
未来へのヒントになるものがあると思います。

水と緑と土、信頼と思いやり。

それぞれの人が今暮らしている場所で
自然と人を愛する心が「さとび心」です。

奈良だけが100年住めたらいいのではないのですが、
わたしたちが今暮らしている場所は奈良。

そういう意味では、奈良に訪れる人を増やすため、、、というよりも
今、奈良で暮らしている人のためのマガジンです。

小さなマガジンは、まだほんの一部の人にしか
届いていませんが、
どなたでもお試しお読みしていただけるよう
バックナンバーをwebでも公開しています。
http://satobigokoro.org/

現在のところ、広告には頼らず、
冊子をご購入くださる方やサポーターの方、共感してくださる方に
支えられて運営しています。


未熟なところや
課題も受け止めながら、
学びながら、チャレンジしながら、
編集しています。

さとびごころをよろしくお願いします。

編集人 阿南セイコ
 info@office-l-ink.com


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