雑草キッチンセミナーの番外企画として
フィールド編を開催しました。
開催地は、さとびでおなじみの森のねんど研究所。
開催地は、さとびでおなじみの森のねんど研究所。
大和郡山市井戸野町にある古民家です。
空間を魔法のようにコーディネートしてくださる岡本みちやすさんのおかげで、
その日のためのテーブルや台がたちまちセットされていきました。
その日のためのテーブルや台がたちまちセットされていきました。
黒板欲しい。
作業台欲しい。
チョークが必要。
作業台欲しい。
チョークが必要。
なんでも、どこからともなく出てきます。
まずは入口にウエルカムボード。
まずは入口にウエルカムボード。
セミナーが始まるまでは、森のねんど研究所内を見学させていただきました。
(すごーい、すてきーなどの声が…)
みなさんが揃ったところで、研究所の裏手にある菩提山のほとりへ。
実際に生きている雑草を見て、摘んで、快晴の秋空の下で散策。
(すごーい、すてきーなどの声が…)
みなさんが揃ったところで、研究所の裏手にある菩提山のほとりへ。
実際に生きている雑草を見て、摘んで、快晴の秋空の下で散策。
昭和生まれの人は、学校帰りにこの草をとって齧ったことがあるかも。
お腹が空いた時間帯、けっして満腹になるわけではないのに、なぜか満足感がある、それが自然の雑草が与えてくれる「気」なんだと、クレメンツさんは言います。

いつのまにか野生化しているキウイも発見。

カラシナが元気でした。


いつのまにか野生化しているキウイも発見。

カラシナが元気でした。

雑草は邪魔者として駆除される運命にあります。この日も、草刈りが終わったばかりで、
ほとんどの雑草はなくなっているタイミングでした。
その後から、次の葉っぱを広げ始めたヨモギ。若い葉を摘んで、のちほど天ぷらに。。。

ほとんどの雑草はなくなっているタイミングでした。
その後から、次の葉っぱを広げ始めたヨモギ。若い葉を摘んで、のちほど天ぷらに。。。

根っこからアレロパシーを出して周りの草を生えさせないようにします。唯一、それより強いのがススキ。このため、セイタカアワダチソウとススキばかりが広がっていることがありますね。そのセイタカアワダチソウも、ある時期がくると自分のアレロパシーにやられてなくなってしまい、ススキだけが残ります。ススキの生えた場所には、セイタカアワダチソウよりも長くススキがそこに居たことを意味しています。(枠内はクレメンツさんのお話より)
この草は、花粉症の原因とされていたことがありますが実際にはよく似たブタクサと間違われていたんです。花粉症どころか、薬草としてアトピーなどによく、入浴剤にするのがおすすめ。全草がお茶になります。
花束にしてもかわいいですよ。これも食べられます。
雑草なら何でも食べられるわけではないんですよ。毒を持つものもありますから、食べられる雑草をちゃんと見分けてくださいね。
そういえば、秋の雑草キッチンセミナーのときも、むかごにそっくりな毒草を教えてもらいましたっけ。
むかごは、ハート型の葉っぱが対になっていることがポイントでした。
摘み取ってきた雑草を生かしながらの雑草キッチンです。
秋の雑草キッチンでも紹介されたカヤの美を、クレメンツさんが持ってきてくださいました。
木から自然に落ちてきたものが食べ頃。果肉をむいて、中からアーモンド型の種がでてきます。このまま食べられるのか?というと、そうではありません。栗のように、硬い皮を剥いて、その中身を食べるんです。生のままでは、硬くて剥きにくいので、フライパンで軽く炒ってから、何か硬いものでコツンと割ってから剥きます。これは、本日のたきこみごはんになります。



木から自然に落ちてきたものが食べ頃。果肉をむいて、中からアーモンド型の種がでてきます。このまま食べられるのか?というと、そうではありません。栗のように、硬い皮を剥いて、その中身を食べるんです。生のままでは、硬くて剥きにくいので、フライパンで軽く炒ってから、何か硬いものでコツンと割ってから剥きます。これは、本日のたきこみごはんになります。



美しい古民家空間や
摘み取ったスイバ、カラシナ、などを湯通ししました。
セイタカアワダチソウの葉っぱも、生の状態ではごわごわしていますが、湯通して食べることができます。(花は入浴剤向に。乾燥させたあとで、お茶パックのような袋に入れてバスタブへ)

メインの料理は、野草の長芋だんご。
百合根をゆでておき、すりおろした山芋、野草(食べられるものなら何でもOK)とまぜ、片栗粉を加えて塩と醤油で味付け。
これを油で揚げます。もっちりしていて、美味しい!!(画像はのちほど)
セイタカアワダチソウの葉っぱも、生の状態ではごわごわしていますが、湯通して食べることができます。(花は入浴剤向に。乾燥させたあとで、お茶パックのような袋に入れてバスタブへ)

メインの料理は、野草の長芋だんご。
百合根をゆでておき、すりおろした山芋、野草(食べられるものなら何でもOK)とまぜ、片栗粉を加えて塩と醤油で味付け。
これを油で揚げます。もっちりしていて、美味しい!!(画像はのちほど)
イヌタデといっしょに盛り付けてあるのは、ニラ。
根っこに近いほど細かく刻み(栄養成分がよく出ます)、玉ねぎ塩麹であえてあります。

お皿のメインの位置にあるのが、長芋だんごです!

みちやすさんに提供していただいたさつまいもで、お味噌汁もできました。

カヤごはんなんて、初めて食べました。
カヤは栗やトチとともに縄文時代から食されてきた木の実です。

お皿のメインの位置にあるのが、長芋だんごです!

みちやすさんに提供していただいたさつまいもで、お味噌汁もできました。

カヤごはんなんて、初めて食べました。
カヤは栗やトチとともに縄文時代から食されてきた木の実です。
皮はかなり硬く、食べるには手間がかかりました。また少し縄文人に近づいたかな?
カヤって、街の中ではあまり見かけないですし、あっても気づかないですし、実が落ちていたとしてもちょっと食べられませんね。雑草にも言えることですが、環境が清浄でなければ、食べられるはずのものも食べられなくなってしまいますね。
さあ、盛り付けが終わったところで「いただきます」の時間。雑草キッチンセミナーの中でも、いちばん幸せな瞬間かも。

みちやすさんも「おいしい」と嬉しそうでした。

今回も、みなさんにとても楽しんでいただけまして、企画側としても一人の参加者としても、大変嬉しい1日になりました。
うれしさと学びのある場づくり、さとびこワークショップ。
そのひとつとして、雑草キッチンセミナーを季節に1回開催しています。次は冬の会です。お正月を迎えるにあたり、キッチンで作れる小さな門松について、現代では忘れられそうになっている門松にこめられた意味を講師のクレメンツかおりさんから教わります。
カヤって、街の中ではあまり見かけないですし、あっても気づかないですし、実が落ちていたとしてもちょっと食べられませんね。雑草にも言えることですが、環境が清浄でなければ、食べられるはずのものも食べられなくなってしまいますね。
さあ、盛り付けが終わったところで「いただきます」の時間。雑草キッチンセミナーの中でも、いちばん幸せな瞬間かも。

みちやすさんも「おいしい」と嬉しそうでした。

今回も、みなさんにとても楽しんでいただけまして、企画側としても一人の参加者としても、大変嬉しい1日になりました。
うれしさと学びのある場づくり、さとびこワークショップ。
そのひとつとして、雑草キッチンセミナーを季節に1回開催しています。次は冬の会です。お正月を迎えるにあたり、キッチンで作れる小さな門松について、現代では忘れられそうになっている門松にこめられた意味を講師のクレメンツかおりさんから教わります。
参考 さとびvol.46 特集 薬食同源奈良
季節の雑草キッチンセミナー冬【とき】12月11日(日)オープン11時スタート11時30分【ところ】宇陀市榛原桧牧少しわかりにくいところですのでご参加の方には詳しくお伝えします。【最寄り駅】近鉄榛原駅 お迎えもあります。【募集人数】 最大15名様まで【参加費】読者の方3800円一般の方4000円材料費、講義、実習を含みます。当日頂戴いたします。お問合せやお申込みメッセージくださいませ。お待ちしています。info★office-l-ink.com(★を@に変えてお送りください)12/11雑草キッチンの件、としていただけましたら、助かります。
毎回、すぐに定員に達してしまいますが、今回は募集人数枠を少し広げましたので、興味のある方はご検討ください。お会いできたら嬉しく思います。
ご参加予定の方へ。
冬の宇陀市は大変冷えますので、あたたかい服装でお越しくださいませ。
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ご訪問ありがとうございました。100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン編集部からのお知らせや関連する雑談を投稿しています。
さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
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