さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

自然と人のつながりを地域に根ざして考える奈良発ローカルマガジン「さとびごころ」を編集する「さとびこ編集室」より、日々の活動のことやお知らせ、雑談を綴ります。 雑誌づくりを通して、自然にも人にもやさしいあり方をみなさんとともに考えます。

カテゴリ: vol.43


自然の色と手作りの服
シガセイサクショ展示会のお知らせvol.43特集扉

さとびごころvol.43 特集でご紹介したシガセイサクショさんの服を実際にご覧いただける展示会を企画しました。当日は試着やオーダーもできます。服だけでなく雑貨なども並びます。雑貨はその場でお買い求めいただけます。

自然素材の布から縫製し、お山で育てた植物で草木染めして、店舗を持たずに販売まで手がけるシガさんの自然にも人にもやさしい作品をぜひお手にとってみてください。

シガさんも編集部も在廊していますので、読者の皆様とお会いできますことを楽しみにしています。


日時:4月18日(日曜日) 11時から15時まで
〒631-0036  奈良市学園北1-11-2
入場料:無料
予約:不要

ラインナップ…
・ラック 1台分のブラウス パンツ スカート ワンピース
・ハンカチ 靴下 レギンス  腹巻き 肌着 布ナプキン など
4:18服

4:18雑貨



※アンジュールさんの通常の営業はございませんが、喫茶のみオーダーいただけますので、おくつろぎください。


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編集部によるイベント活動です。シガさんの草木染めワークショップにつづき、展示会。
さとび女子の皆様には特におすすめ!
さとびごころvol.43とバックナンバーも少し持っていこう。








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100年住みつづけたい奈良のための地域づくりマガジン
さとびごころのvol.43をウェブで公開しました。

こちらからお読みになれます。

目次
のテキストをクリックしていただくと、該当の記事に飛びます。
 
vol.43コンテンツ

特集は、「自然の色 手作りの服」

自然素材の布から服を縫製し、山で育てた植物で草木染めによる染色を施し、
店舗を持たずに販売まで手がけているシガセイサクショの取り組みを通して、
自然の素材と色、手作りの服の質感を、誌上で楽しんでいただけます。

紙の雑誌の在庫もまだありますので、

発送先、ご希望の号、冊数をご記入いただきますと
折り返しご連絡したうえで、発送いたします。


ウェブでは2015年から2020年までに発行されたバックナンバーを公開しています。
さととびごころの足跡をごらんいただくことで
本誌の姿勢を読み取っていただければ幸いです。



自然にも人にも やさしい世の中になったらいいなあ。
 

そう感じていらっしゃるみなさまには、きっとお楽しみいただけると思います。
気に入っていただけましたら、定期購読(年2500円)で編集部とつながってください。
また、応援していただける方は、サポーター(年5000円)になってください。

FBページもございます。いいねを押していただけましたら
励みになります(^^)
現在588人の方から押していただいています。
1000になったら夢みたいだなあ! 

今年から、ご登録いただいている方を対象に
イベントのご案内をしてまいります。

これからも、さとびごころを宜しくお願いいたします。


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さとびごころをオンラインでもお求めいただけるようになりました。
こちらからどうぞ

在庫切れのバックナンバーも、PDF版(¥300)でご購入いただけます。

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0825恵古箱でシガセイサクショ
最新号のvol.44の話題が続いていますが、
ひとつ前のvol.43の特集で登場いただいたシガセイサクショ さんの
展示会を4月に、奈良市内で行うことになりました。
今のところ、ブログだけのお知らせとなります。

まだまだwith コロナが続くと予想されますので、
何らかの工夫をしたいと思っていますが、
奈良市内での展示会はめったにありませんので
この機会に、特集でごらんになったシガさんの
普段着のための草木染め服を
お手にとってゆっくりとご覧ください。
販売もあります。

服だけでなく、雑貨品も並ぶことでしょう。

4月
奈良市内。

今はまだ、ここまでしか発表できませんが、
3月になりましたら、詳しいご案内をいたします。

シガセイサクショ さんにご関心のある方、
ぜひ楽しみになさってください。

さとびごころvol.43も、あります。バックナンバーもお持ちします。
編集長阿南もオープンからクローズまで現地にいますので
この機会にぜひお会いしましょう。

関連記事


さとびごころバックナンバーvol.43 をウェブで公開しました。特集は「自然の色 手作りの服」

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vol.43の企画記事でご紹介した、奈良県での田んぼダムの取り組み。
土木技術職の経験のある方や環境保全に興味のある方などからは、反響をいただきました。

vol.43 田んぼダム記事

(画像は記事の一部です)


治水といえば、山の谷間に流れる川ををコンクリートで固めて
堰き止めるダムを作る方法がほとんどです。
けれど、コストや環境への負荷を考えると、これからは田んぼダムのように、
自然にも人間にもメリットがある、または人間への負荷が少ない、という方法が
もっと広まってほしいと編集部は願います。


同じような取り組みが、7月の九州豪雨で反乱した球磨川の治水対策にも取り入れられるそうです。

12月30日の読売新聞オンラインで配信され、Yahoo!ニュースになったのが下記の記事。
リンク切れになる前に、転載させていただきます。


独自】熊本・球磨川治水対策、県「田んぼダム」整備方針…数百円の調整板で川の増水防ぐ
7月の九州豪雨で氾濫した熊本県・球磨川の治水対策について、熊本県は来年の梅雨時期に向け、球磨川流域で200ヘクタール規模の「田んぼダム」を整備する方針を固めた。田んぼダムは大雨時に一時的に水をためる治水対策で、実現すれば、九州では最大規模。流域全体での取り組みとするため、市町村ごとに20~30ヘクタール程度の水田で導入を目指す。


 田んぼダムは、大雨時に水田の排水口に小さな穴の開いた調整板を取り付ける。川への排水を抑制して増水を防ぐ機能がある。板の費用は数百円でも済む。新潟県で始まった治水対策で、農林水産省によると、東日本を中心に取り組みが広がっている。国土交通省が18日に公表した球磨川の流域治水案でも、田んぼダムがメニューの一つに挙げられていた。

田んぼダム読売新聞記事関連画像


 熊本県が、球磨川上中流域の10市町村に実施を打診し、おおむね了承を得たという。調整板購入や排水口整備の費用は県が補助する方針。200ヘクタールで15センチの雨水をためた場合、単純計算で30万トンの貯留効果が期待できる。また、一部の水田では、遠隔操作で一斉に排水量を調整する「スマート田んぼダム」を採用することも検討する。

 県は2年間のモデル事業として取り組み、さらに面積を広げたい考えだ。県幹部は「すぐに取り組める上、『みんなで地域を守る』という防災意識の向上にもつながる」と期待している。

 田んぼダムに詳しい新潟大農学部の吉川夏樹准教授(農業水利学)は「面積が広いほど効果が見込めるため、流域全体で取り組むことに意義がある。取り組みが持続するための仕組みづくりも重要」と話している。 
本誌で記事を執筆してくださった「農家のこせがれ」さんも、嬉しそうでした。
vol.43は、来年にはウェブにアップする予定ですので、手元に本誌をお持ちでない方は後ほど、そちらでもお読みいただけます。
(共感していただけましたらぜひ定期購読で応援してください)



農家のこせがれさんによると、田んぼダムは上記の記事にあるとおり
新潟県で始まった取り組みだそうです。

新潟県に行かれたことはありますか。奈良県民から見ると、田んぼがとにかく平べったくて広い!!
この信濃川流域は、昔から水害とともにあると言っていいほどの地域でした。
現地の人から、「昔の農家は腰まで浸かって田植えをしていた」と聞いたことがあります。
その悩みから生まれたアイデアのようです。

奈良県は新潟県のように広大な田んぼも、信濃川のような大きな川もないのですが、年々集中豪雨化していく気象変動のことを考えて、田んぼダムの取り組みが行われています。
しかし農家や都市住民の理解が必要なため、一部にとどまっているようです。

さとびごころを通して、田んぼダムへの理解が進むといいなあと編集部は思っています。 
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志賀規子さんと出会った頃について振り返ってみますと、志賀さんもまだ「シガセイサクショ 」としての活動をスタートして間もない時期だったそうです。その頃は当方も、発行元になってさとびをつくるとは想定していなかった時期でした(編集委員の一人ではありましたが)。 


月日がたち、特集で草木染めの服について取り上げたいと思ったとき、やはり志賀さんのことが思い出され、コロナで外出自粛ムードが広まる中で、コンタクトをとってみますと、その後着実に自分たちらしい道を進んでいらっしゃることがわかりました。
 

さとびで記事になるまでには、わりと「数年」がかかっていたりします(笑)。
「やっぱり、そうしよう」と感じるものがあったときに、お願いすることが多いのです。


43号は、いつもよりも「女子的」な、めずらしい機会になると思いましたので、いつにも増してさとびづくりを楽しみました。取材中に草木染めを体験させていただき、これはぜひ他の人にも味わってもらいたいと、記事の中で小さく(コロナに配慮し参加可能人数を控えめに設定)ワークショップのお誘いをしたところ、数人の方から参加希望の声があり、11月22日の晴れた日曜日、すがすがしい志賀さんのお山で実現しました。

草木は何にするか、あらかじめ打ち合わせしておき、参加者の希望をもとに山桜に決まり。
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志賀さんが、下処理をしたグッズをたくさん用意してくださり、トートバック、エコバック、ストール、ハンカチなど、みなさんが好みの素材を選びました。触媒として鉄とミョウバンを用意してくださり、同じ山桜であっても、触媒が異なると色合いも異なるという「わあー」っという体験もできました。
ワインカラーのようなブラウン系。
オレンジがかったピンク系。
両方染める人もありました。

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シガセイサクショ の染め職人(?)でもある巧督(こうすけ)さんが、朝から染液の準備をしてくださっていました。山桜のチップを煮出し、濾したものが染液です。コーヒーのような色。
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白い素材を液に浸けて染み込ませます。

絞って、触媒につけて、


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もう一度染液につけて煮て温めると、しっかり染まります


煮出している間に、ランチを。
編集部のほうでシチューを用意しました(ご好評いただきまして、ありがとうございます^^)。

シチューです


煮出したものを、もう一度すすいで、干します。

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志賀さんにもたくさん手伝っていただき、恐縮です。
11月とは思えないようなポカポカした天気で、水も空気も冷たくなく、気持ちいいワークでした。

干してます


お山を散歩させていただき、デザートにみかんの木から直接実をとって食べたり、志賀さんの完成した作品を見せていただき、おもわず欲しくなって購入する人が続出したり。お山ならではのワークショップを皆が楽しみ、草木染めを教わる以外のたくさんの幸せを感じることができました。

最後に功督さんがコーヒーを入れてくださって、ほっこり。


草木染めの発色は、秋の紅葉のように、晴れやかなのに鮮やかすぎずないやさしさがあります。
シガセイサクショ さんの服は、すべて規子さんがミシンで縫い上げたものが染めてあります。
 
ワードローブの一部に、手作りの草木染め服が加えることで
自然がくれるワンダフルな体験を、日々の暮らしの中に織り込みたいと思いました。


PS ここだけの話
今回のWSが好評であったため、冬に、市街地で、再び開催することになりました。
(お山でのワークショップは、11月を最後に冬の間は開催されません)
その時は、志賀さんの手作り服も少し展示していただけそうです。

今決まっているのは 1月17日(日曜日)ということだけ。
詳しく決まりましたら、FBやこのブログでご案内しますが、興味のある方はご予定をあけておかれますことをおすすめいたします(^^)。

みなさんにも草木染めのワンダフル体験をしていただけましたら嬉しく思います。

PSその2

まだ、まったくの思いつきにすぎませんが、来年から雑誌に関連した小規模なイベントを行っていこうかと考えています。上記の企画は、その第1回目になるかもしれません。これまでも、直接口コミでお誘いして交流する機会を持つことがありましたが、クローズなものがほとんどでした。これからは、読者の方や、未来の読者の方にもう少し来ていただきやすいような場を作れたらと。。。(どうしたらいいんでしょう??)
 
雑誌は、読者のみなさんと紙面を通じてつながるという、間接的で縛りのないところが魅力ではあるのですが、読者の方と直接出会ってみたいという思いが、じわじわとこの3年間の間に芽を出してきています。人と出会うことがどんなに素晴らしいことか、痛感しているのです。
 
ご購入を希望される方には、ネットでお申し込みいただくという面倒なご負担をおかけしていますが、イベントでは直接お渡しできます。
取材のエピソードや楽屋話などもお話しできたら楽しいのでは?

地域づくりは人がポイント。人と人が出会う化学反応から面白いものが生まれると、3年間の活動を通して肌で感じています。編集部も、そのための、もしかしたら小さな偶然をおつくりできるのでは?
もしそうなったら、この上なく嬉しいことです。
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