さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

自然と人のつながりを地域に根ざして考える奈良発ローカルマガジン「さとびごころ」を編集する「さとびこ編集室」より、日々の活動のことやお知らせ、雑談を綴ります。 雑誌づくりを通して、自然にも人にもやさしいあり方をみなさんとともに考えます。

カテゴリ: さとびこイベント

さる4月16日の日曜日、さとびこワークショップ・雑草キッチンセミナーを
宇陀市の「精霊の森 養生庵」で行いました!

定員10名最大15名という小規模な開催のため、口コミだけで満席になってしまいまして
広くお知らせできませんでしたこと、申し訳ありません。

(そのかわりに、5月21日バージョンを企画していますのでご興味のある方はぜひ。まだ若干名様を受付中でございます!)

 


以下、4/16のご報告です

参加者の方がSNSに投稿してくださいました。インスタグラムのアカウントをお持ちの方はどうぞ。


この日のメニュー

ユキノシタとスギナの飛竜頭(ひりょうず)
イタドリの炒め煮
つくしの卵とじ
野みつばとめかぶの酢の物
セリご飯
わらびときのこの味噌汁

雑草キッチンは、最初に座学でクレメンツさんのお話を聞きます。キッチンに移動して、実際に朝一番のトレトレの雑草(クレメンツさんが見つけて集めてくださっています)を見せてもらいながら、みなさん熱心にメモをとったり触ってみたり、写真をとったり。
4:16雑草菌チン8

4:16雑草菌チン7

続いてクレメンツさんの料理をライブで見学。小さなコツもこの時教わります。

A3A222CD-05D8-4395-959B-2124EBAED54B

えのきの石づきに近い部分は出汁になります。

4:16雑草菌チン6
作っているのはユキノシタとスギナの飛竜頭。

87343763-D0BE-49A3-8B38-574B5B117679
飛竜頭に入れるスギナを刻むクレメンツさん。あざやかなグリーンに仕上げる茹で方や、
部位によって刻み方が違うことも教わります。

材料をまぜ味付けしたら、丸くまとめて、ユキノシタを上にして揚げます。
4:16雑草菌チン10

フライパンで作るのもありです。こうすると、ヴィーガンハンバーグのよう。 
4:16雑草菌チン8


ユキノシタはクレメンツさんの料理ではよく出てくる野草。
さとびvol.46にもありますので、ご紹介しますね。

4:16雑草キッチンゆきのした

民間療法でよく使われてきたそうですが、現代ではわたしも含めて教えてもらわないと
どんな顔をしているのか、どんなところに生えていくのかもわからない。。。
あなたも、そんなことありませんか。

会場の精霊の森の裏手には、そんなユキノシタがたくさん自生しています。参加者さんは実際にその自生しているユキノシタを見ることができるんです。
ユキノシタは湿気の多い目立たないところで暮らしています。少し肉厚で、成長すると葉っぱの髭のようなものが少し痛い。そのときはさっと茹でて使います。この時期であれば、まだ若いユキノシタをそのまま使うことができました。

4:16雑草菌チン4

4:16雑草菌チン3

ユキノシタだけでなく、メニューにあるように多種多様な旬の雑草(薬草)を使った料理を披露していただきました。学ぶだけでなく、いっしょに作って体験します。全員がノルマのようにではなく、手の空いた人や、やってみたい人が自然に自主的に動いていくのがさとびこワークショップらしくて嬉しい。。。。

最後はみんなで「いただきます」の時間。これがまた、驚きの美味しさと、楽しさとで、時間を忘れるほどです。「薬草って、そんなに美味しいものなのかしら???」と疑わしくなる方も、実際に召し上がっていただくとわかると思うんですよね。苦手な方であっても「これなら食べられる」とおっしゃいますし、香草の好きな人であれば「すっごく美味しい!!」と大喜びです。
食事をしながら、お互いに自然におしゃべりが弾んだり、先生も引き続きトークしてくださり、最後はメニューにないはずのハーブティーを振る舞ってくださいました。いつも丁寧に準備していただくので、存分に学んで食べておしゃべりができることに感謝しています。

4:16雑草菌チン11


雑草キッチンを行う宇陀市は、薬草の里として知られていますが薬草は漢方薬の原料になるものに限らず、身近な雑草たちの中にたくさん含まれていること、その環境を知り、守っていきたい心を育むことを雑草キッチンではとても大切にしています。

宇陀市でなくても、あなたが暮らすその地域の足元で、今夜にでも食べらる安心安全な雑草が手に入るとしたら、、、奈良はパラダイスではないでしょうか?雑草や薬草が大切にされる地域は、きっと自然にも人にもやさしい。。さとびが雑草キッチンをするのはそんな気持ちからです。


よろしければ、5/12日の初めての方むけ雑草キッチンにお越しください。お一人で参加されても、きっとアウエイにならず、和やかで楽しいひとときをお約束します。

雑草キッチン5:21




クレメンツさんに全面的に監修していただいたvol.46(増刷版¥600 送料¥200)

さとびvol.46

**************************************************************************
ご訪問ありがとうございました。100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン編集部からのお知らせや関連する雑談を投稿しています。

さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
https://satobigokoro.org/

ご購入、お問い合わせはHPのフォームからどうぞ。

さとびをお読みになった方からの、はげましや感想をいただきますと編集部が元気になります。お待ちしています。

オンラインショップはこちら。

さとび読者の方へ。あなた(or 法人様)の「さとび」を作りませんか。
企画立案のサポートから文案作成支援、リライト相談、編集デザイン、印刷仕上げやウェブ用のコンテンツづくり、ワンストップでさとびこ編集室がお手伝いいたします。ご相談ください。



 









 

このエントリーをはてなブックマークに追加

ただいま絶賛制作追い込み中のvol.53に掲載予定の記事をフライングでお伝えします。
399549ED-D4CA-41CC-9EF4-CED0FD7DE085
クレメンツさんによる薬草料理の数々 クレメンツさんといっしょに薬草&発行料理ブックを企画中です!

SATOBICO WORKSHOP情報

初めての方むけ
 季節の雑草キッチンセミナー 
開催決定!     5月21日(日)

さとびでおなじみのクレメンツさんを講師に迎え、学校では教わらなかった雑草の知識、自然が作り出す栄養を十分に活かすおいしい頂きかたを実演で学びます。
 
 さとびこワークショップのモットーは「うれしさと学びのある場づくり」。雑草キッチンには、おいしいランチを共にしながら初めましての人とも和やかにうちとけられる空気があります。春から毎回ご好評いただき、いつも満席になっていました。そこで今回は、これから初めて参加されたい方向けのセミナーとして開催します。この機会に、あなたも参加してみませんか。
 
 場所は今年オープンしたクレメンツさんの活動拠点である「精霊の森 養生庵」。最寄駅は近鉄榛原駅となります。電車でお越しの方には、駅までのお迎えも準備します。お友達とお誘い合わせのうえはもちろん、お一人でのご参加でもきっと楽しんでいただけるよう、お迎えいたします。お申し込みをお待ちしてます。




季節の雑草キッチンセミナー初夏

講師 クレメンツかおりさん
(精霊の森主宰・自然療法士)

日時 2023年5月21日(日)
     11:30スタート
場所 精霊の森養生庵
   奈良県宇陀市桧牧543番地
内容 雑草野草講座
   雑草を使った料理実演セミナー
   ランチと交流会 14:30頃終了予定
受講料 4000円(読者の方は3800円)
定員  15名程度



会場となる精霊の森養生庵はこんなところ
養生庵外観1000px

養生庵和室



講師のクレメンツさんについて
クレメンツさんポートレート
 
精霊の森主催 自然療法士。調理師。気功整体師。あらゆる自然の恵みを暮らしに生かす
自然療法を提唱。1984年フランスでリンパドレナージュの資格をを習得し、その後
各国で自然療法を学ぶ。1996年から自然療法の専門家を育成するスクールを開校。
近年は、生まれ育った宇陀を拠点に「精霊の森」を主催し、日本の伝統療法や薬草文化を
継承する活動に重点を置きながら、後進の育成に従事。
医食同源のコンセプトを持つ、人間ドック専門医療施設「グランソール奈良」レストランの監修。


人気のワークショップですので、もしかしたらまた満席になるかもしれません。
このブログをお読みいただいたかた、info★office-l-ink.com(★を@に変えて^^)ご連絡いただけましたらお席をお取置きいたします!

阿南セイコと個人でつながりのある方は個人的なメッセージでも受け付けますよ。

ぜひぜひ、お会いできたら嬉しいです。


なお、クレメンツさんに監修いただいた「薬食同源奈良」特集はvol.46に掲載されています。
バックナンバーを増刷しておりますので、ご希望の方はご連絡くださいませ。

さとび46




**************************************************************************
ご訪問ありがとうございました。100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン編集部からのお知らせや関連する雑談を投稿しています。

さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
https://satobigokoro.org/

ご購入、お問い合わせはHPのフォームからどうぞ。

さとびをお読みになった方からの、はげましや感想をいただきますと編集部が元気になります。お待ちしています。

オンラインショップはこちら。

さとび読者の方へ。あなた(or 法人様)の「さとび」を作りませんか。
企画立案のサポートから文案作成支援、リライト相談、編集デザイン、印刷仕上げやウェブ用のコンテンツづくり、ワンストップでさとびこ編集室がお手伝いいたします。ご相談ください。





このエントリーをはてなブックマークに追加

暦の上では春とはいえ、まだ肌寒い季節に、この日のためにポカポカと晴れてくれたかような2月12日の日曜日。昨年にひきつづき5回目となるTEtoTEマルシェを開催しました。
今回は出店者というより、裏方に徹した感がありました(さとびブースでの対応がほとんどできませんでしたこと、お許しください !!)
329162021_711248997365509_1880826014326921875_n


写真での振り返りは、FBページでご覧ください。(アカウントをお持ちでない方でもご覧になれます)




ご予定が合わなかった方、こちらで雰囲気を感じとっていただければ幸いです。
来年もいたしますので、ご都合があいましたら遊びにいらしてくださいね(^^)/。

さとびのサポーターの方や読者の方も
きてくださいました。

IMG_9816

さとびライターのいおりちゃんや、左にはサポーターのYさん。

IMG_9836

サポーターの素敵なご夫妻。(杉浦さんの取り組みに熱い貢献をなさっています)

IMG_9837
雑草キッチンセミナーでもお仲間のFさん。

今年はブース出店してくださった久住林業さんの薪割りは、やっぱり人気でした(^^)
(昨年はウエルカムグリーンを提供してくださいました)
 
330792041_567547778677177_7449213334789959761_n


今年からご出店のニューフェイスさんたち…。
330232313_1444124812786548_4941414594774652784_n
earth_sweets さん

330762004_718076363203441_5314036911410291550_n
deerplusさん

328291169_594427549365206_6548880604305298614_n
ふくふくファームさん(蓮根が超人気!)


ありがとうございました。

 

わたし個人はというと、フォロワーの方と初めてお目にかかったり、あらたにお知り合いになることができた方もありました。
ありがたいことです。


このマルシェは、みなさんが少しずつエネルギーを持ち寄って
大きな経費をかけずに、楽しさと居心地の良さは最大限に、
手作りしている小さなイベントです。

ご来場の方を、ざっくりと数えますと50人以上 80人未満というところではなかったかと思いますが、庭に開いたフードゾーンでは開催中ずっと賑わっていました。そして雑貨ゾーンになると、ブースでゆっくりお話しされる方の姿が見えて嬉しくなりました。さっとお帰りになるのでなく、しばらくの間のんびりと過ごしていただけるためではないかと思います。
330648848_545387280900545_3778637336565415846_n

出会う楽しみを味わっていただくには、この規模感がちょうどいいのではと思うと同時に
出店者のみなさまにご満足いただけるような努力はしていかなくては、とも思います。
また、駐車場がないことも、ご来場の方には申し訳なく思いました。 
振り返りながら、来年に備えていきたいと思います。

森のねんど研究所は、大和郡山市内の農地に隣接した小さな集落の中にあります。
周辺にお住まいの皆様に不評をかってしまっては、継続した開催が難しくなります。
そうした配慮も大切に考えていきたいと思います。
もっと大規模にやるのであれば、もっとオープンな場所を選んだほうがいいはずですが、
小さく、ご近所に気遣いしつつ(どうぞお越しくださいの気持ちも持って)、出店者さんにもご来場者さんにも、少しでも「今日は楽しかった」と思っていただきたいという、ただそれだけの理由で開催することに、今は深い喜びを感じています。

この点が、「マルシェを活用して何かの目的を果たす」というわけでもなく、
マルシェそのものが目的、というTEtoTEらしさかもしれません。

会ってみたいな作り手さんに。
話してみたいな使い手さんと。

今年、TEtoTEでお買い物してくだっさった方が、また来年「あれからずっと使っていますよ」みたいな報告をしにきてくださったら、どんなに素敵でしょう。 

「素敵だなあ」と思ったものを、思い出に残る出会いとともに買う。
長く大切に使う。
使い捨てにしないモノとの付き合いがTEtoTEから生まれますように。
もし、役割を終える日がきても「ありがとう」と言ってお別れできますように。
 

リアルなさとび、作り手バージョン。来年もこんなスタンスで、今年の経験から見えた改善点をふまえて、春先に開催したいと思います。 


TEtoTE MARCHE2023  出店者さま



**************************************************************************
ご訪問ありがとうございました。100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン編集部からのお知らせや関連する雑談を投稿しています。

さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
https://satobigokoro.org/

ご購入、お問い合わせはHPのフォームからどうぞ。

さとびをお読みになった方からの、はげましや感想をいただきますと編集部が元気になります。お待ちしています。

オンラインショップはこちら。

さとび読者の方へ。あなた(or 法人様)の「さとび」を作りませんか。
企画立案のサポートから文案作成支援、リライト相談、編集デザイン、印刷仕上げやウェブ用のコンテンツづくり、ワンストップでさとびこ編集室がお手伝いいたします。ご相談ください。




このエントリーをはてなブックマークに追加

編集部の主催ではありませんが、雑用係として
編集部あなんが実行委員に加わっておりますのがTEtoTE project。
昨年から年一回が定例化しつつあるTEtoTE MARCHEを開催しています。
今年は2月12日(日曜日)森のねんど研究所にて11時から。

TEtoTEおもて

下記SNSで出店者さんの情報が公開されています。

インスタグラム

さとびこ編集室も紹介していただきました(Hちゃんありがとう)。


FBページ


初めての開催は2017年。3回やって終わりそうになっていたものが、昨年復活して4回、今回で5回目。
昨年からは、出店者さんのほとんどがさとびつながりのみなさん。
主としてあなんがブッキングさせていただいています。
つまり、リアルさとび祭りのようなイベントになっています!!
さとび系の方がどんなみなさんなのか、会ってただけるのが嬉しいです。
(お人柄も、作品も、素敵な方たちですよー)

TEtoTE一覧
 

今、いろんな素敵なマルシェがたくさんありますよね。
(エルインク発行になる以前)、さとびごころの編集委員としてマルシェに注目して記事を企画したことがありました。
なぜ、一般の店舗でなくて、マルシェなのか?
そのとき感じたのは、「ものを買う体験」を買うのがマルシェなのかなと。

そんな思いが残っている中、ある作家さんの〝使い手を思う作り手の思い〟を知り、
そういえば、使い手も作り手の思いを知って買うことが喜びなんじゃないかと思い、
「会ってみたいな作り手さんに
話してみたいな使い手さんと」
という言葉が浮かびました。

世の中にあるマルシェは、出店料を設定するか、売上の何%を集めることによって
運営されています。収益目的でなくても、警備の必要などが生じると
経費もかかります。
出店者側からみると、出店料を負担しても、大規模なマルシェに出ることの売上や告知力を考えて出店されるのも、うなずけます。わたしたちだったら、どうしよう?

また、人気のマルシェでは、ブースの数も入場者も多く、
店によっては行列ができて、待ち時間が発生します。
わたしたちだったら、どうしたい?

逆に、せっかくマルシェをしているのに、がらん、、、としているのは
どうしても寂しい。 

もうひとつ、当日の天気がギャンブルです。
できるだけ、確実に開催したい。


それらを見ていて、わたしたち実行委員会は、
対話が生まれやすいように小規模でいいんじゃないかと思いました。
天候に関わらず確実に開催するためには屋内がいい決めました。
 
それが「行列のできないおっとりしたマルシェ」づくりになるのではと。
実際のところ、大規模に行う力もありませんでした。



「気持ち」ひとつで出店してもらえる方を探しました。
有名かどうかよりも、企画の意図を理解してくださる方、やさしい方。 


「小さなマルシェなので大きな売上げは見込めないと思いますので、出店料は無料です。
でも、来てくださった方とおしゃべりしながら、
どんな思いでお作りなのか、仲良くなってほしいんです。
今だったら、あとからネットを介して買うなど、別の機会に買ってもらうことが
できると思います。」

 

こんなへんな声かけでも、OKしてくれる出店者さんがいました。
わたしたちも、「ときめくんだからやってみようよ」という思いで
昨年復活してみると、、、。

2022tetote


いい感じで賑わい、いい感じで会話がはずみ、
そして嬉しいことに、いろんな方から「ここの場の空気感がすごくいい。ほっとする。楽しい」
というふうにおっしゃっていただけたのですよね。
(会場となったアンジュールさんの場力と、出店者さんたちから生まれる雰囲気感のたまもの)



わたしは、年に一度くらい、こんな日があってもいいいと思いました。
そしてこれからは毎年開催したいと強く思ったのです。

そんなわけで、昨年から準備してきた2023が開催となります。実行委員長は、出店者さんの一人でもあるnomichiさん。彼女の存在なしでは、開催できません。

行き届かないところがあったらごめんなさい。
ただ、「その場の空気感が、なんだかとってもしあわせ」というこの1点だけは
守り抜きたい所存です。

実行委員会の告知力は小さいですが、各出店者さんが、情報をシェアしてくださいました。
素敵な出店者さんたちからつながったご縁が生まれそうで楽しみです。


お金と何かをあらかじめ引き換えにしない、ということにも興味があります。
できることを自分でやれば、経費を抑えられます。
さとびこ編集室のあなんが実行委員ですから、印刷物の作成などは自前でやっています。
 
今年も変わらず入場無料、出店料無料、そのうえで任意でのカンパを募ることにしてみました。
もともと大きな経費のかからない規模でやっていますが、今年の会場となるみちやすさんの拠点「森のねんど研究所」さまに多大なご協力をいただいています。みなさんからのお気持ちで少しでもお返しができたらと思います。

実行委員会には、タペストリーを作ってみたいという夢がありまして
その資金になったらいいなあ、という甘いことを考えています!!
お気持ち、カンパいただけたら嬉しいですが、あくまでも任意です。
「任意」だからこそ、嬉しいってことです。


。。。。。。。。。。

なんでも自動化、合理化されていく時代を受け入れつつも、
「手」の奥深さを手放したくありません。
わたしは、人の手からは、何か目に見えないものが出ていると確信しています。

。。。。。。。。。。
 

**************************************************************************
ご訪問ありがとうございました。100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン編集部からのお知らせや関連する雑談を投稿しています。

さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
https://satobigokoro.org/

ご購入、お問い合わせはHPのフォームからどうぞ。

さとびをお読みになった方からの、はげましや感想をいただきますと編集部が元気になります。お待ちしています。

オンラインショップはこちら。

さとび読者の方へ。あなた(or 法人様)の「さとび」を作りませんか。
企画立案のサポートから文案作成支援、リライト相談、編集デザイン、印刷仕上げやウェブ用のコンテンツづくり、ワンストップでさとびこ編集室がお手伝いいたします。ご相談ください。








 




 

 



このエントリーをはてなブックマークに追加

今年のさとびは、イベント活動を増やしました。
以前からちらちらと、行っていましたが、初めてシリーズで行ったのが「季節の雑草キッチンセミナー」です。

雑草キッチンセミナーについて(ここから始まりました)
 

 


vol.46の特集「薬食同源 奈良」で監修していただいた
クレメンツかおりさんを講師に、季節ごとの雑草料理のセミナー
「季節の雑草キッチン」セミナーを開催します。
(雑誌の企画ですから、野草、薬草よりも雑草という言葉を選びました。)
 

雑草の中には薬草がたくさんあり、しかも、驚くほど美味しいものがあります。でも、選び方を間違えたら毒になる場合もあれば、使い方や料理の仕方によっては、 薬効も消えてしまいます。そんな雑草の知識とレシピ、料理法やコツを、自然療法の「プロを育成するプロ」であるクレメンツさんから教わります。
最後は食べてお話しましょう。

 
夏から始まり、今回の冬で3回目(番外のフィールド編を含めると4回目)。
毎回10人程度が集まり、モットーである「うれしさと学び」のある時間を過ごしています。
リピーターの方も多く、お知らせする前に満席になるようになるとは、願ったり叶ったりです。
おかげさまで、もう少し枠を増やし、より多くの方にお伝えできないかと考えられるようになりました。この件は、また別途、お知らせいたします。

さて、12月になってまもなく、宇陀市にある古民家で、冬の雑草キッチンセミナーは始まりました。
今回は、一年の終わりと新しい年の迎え方を学ぶ、「キッチンでつくれる門松づくり」。

雑草キッチン冬-1
 

門松は家庭では見かけなくなりましたし、お正月飾りも購入することが多いもの。
最近は、ワークショップで手作りすることもできそうですね。わたしも参加してみたい。

そこで、クレメンツさんおすすめの作り方を教えてもらったのですが、本当に教わったことは、それ以上のものでした。作り方以上に、意味。意味にこもっている精神。

それが一番価値があったと思います。


準備していただいた竹と松

雑草キッチン冬-3

雑草キッチン1

庭から南天を調達してきたクレメンツさん。植物を持つと、とにかく嬉しそうな人。
雑草キッチン11





教わったこと


1.門松の意味。なぜ斜めにそぎ切った竹なのか。なぜ3本なのか。高さの比率の理由は?
なぜ松なのか。 なぜ梅なのか。松竹梅以外の飾りであっても、これらの意味をわかったうえで加えられています。

「我が家はこちらにございます」「感謝と祈りをお送りします」そんな神さまとのコミュニケーションのための受信機・発信機のようなものでした。奇数や、7.5.3などの数字にも意味がありました。



2.意味をくみとったうえでの、小さな門松づくり。先生が、道具をすべて揃えてくださっており、感謝しかありません。

3.忘年会をかねて、先生手作りのランチ。プラントベースなのに、驚きの旨味の秘密は、やさいやきのこの軸や芯で出汁をとってあること、玉ねぎ塩麹や味噌を入れること。みなさん大満足のようすでした。

4.オプション講習として、香り玉(これはヨーロッパの風習を日本風の柚子を使ってアレンジしたものです)、お屠蘇の作り方。

できあがったミニ門松、香り玉 、お屠蘇に入れる(漢方以外の)スパイス類をお土産に持ち帰りました。梅はまだ咲いていないため、実を表す南天がつかわれました。

雑草キッチン冬-10
 

それでは、参加者の方がSNSで感想を書いていらっしゃいますのでご紹介いたします。

J.F.さん
雑草キッチン冬-6 

 
門松作りに行って来ました😀
ミニということでアレンジフラワーのような可愛いらしさ💕写真の門松は私の作品ではありません(笑)
なぜ松竹梅なのかとか、いつ頃飾ればいいのか等、その意味も詳しく教えていただきました。
松は根っこつきなので、上手に育てたいな。
からだに優しくて美味しいお食事もいただきました✨
ゆるやかな時間を楽しんだ贅沢な1日でした。


J.F.さんの香り玉
雑草キッチン冬-7


〜柚子のミイラ作り(笑)〜
門松作りの続きで、「香り玉」を作りました。
柚子にクローブを刺して、シナモンパウダーを振りかけます。
どちらもミイラ作りに使用されるくらい抗菌作用があるので
柚子は腐らずに縮んでいくそうです。
なので、毎年作るとどんどん増えていくんだそうな(笑)
魔除けになるとのことで窓辺に飾ります。


M.Kさん
雑草キッチン冬-2

雑草キッチン冬-3

雑草キッチン冬-4




雑草キッチン冬-8



さとびこワークショップ
季節の雑草キッチンセミナー冬
講師 精霊の森 
   クレメンツかおりさん
門松 香玉 お屠蘇 づくりに参加させていただきました☺️
わたしは午後は、外せないことがあったので、門松だけ作り失礼しましたが、久しぶりに時間を忘れるほどの豊かな時間を過ごさせていただきました☺️
門松のなぜ?
松竹梅?なぜ松?竹?梅?
竹はなぜ3本?なぜ先をそぐ?
なぜ753?
なぜ奇数?
???
そして、門松は12月の中旬に飾る。
🧐🧐🧐年末にしか飾ったことなかった😥
わたしは歳だけとってるけど、知識不足😰に愕然😰
来年からは学び直しだな。
やりたいことが見えてきた。今頃?いや、幾つからでも始められる。
参加させていただき、ほんとうによかったです。
クレメンツ先生の笑顔に、初対面なのにずーっと癒やされて、穏やかな気持ちになれました。
参加できる機会を作っていただいた阿南さん❤️ありがとうございました。

はやくも新年を迎える心の準備が整ったかのような。


雑草キッチン12




お屠蘇は、大晦日にお酒の中につけて、元旦に若い人から順番にいただきます。
わがやは二人暮らしなので、わたしから?になるのか?
子供さんがおられたら、飲まずに口をつけるだけでもいいので子供さんからどうぞ。
若い方の気をいただくという意味もあるそうです。
雑草キッチン冬−9


お屠蘇には漢方薬としての植物も含まれており、これはワークショップでは扱えません。それ以外の・シナモン(⇒抗菌)、花木山椒(⇒抗菌 体温を上げる)、菊花(⇒健胃、抗菌)、ちんぴ(⇒気力アップ)をいただきました。

その他、記憶に残ったこと。 

蓮根団子が大好きなわたしは、ランチの中に含まれていて大喜びでした。
蓮根をすりおろして水分をきり(水分はお出汁に入れます!捨てないで)、ゆでた百合根を中に入れて丸めたものを、お鍋の最後のスープの中で温めるだけ。煮崩れやすいので、混ぜないのがポイント。

自然のしくみや意味、効果を暮らしに活かしていく方法について、みなさんが興味がおありで嬉しく思いました。雑誌では、どうしても「情報」しかお伝えできません。その「場」の空気、非言語で伝わるコミュニケーション、やはりワークショプならではのものがあると思いました。


年末年始は不思議な時間です。
いつもと同じように「日が暮れて、日が昇る」だけなのに、元旦は何かが違いますよね。気が変わるといいますか。この大切なタイミングを、今年はいつも以上におごそかに過ごしたいと思いました。




次回の雑草キッチンセミナーは、いよいよ花いっぱいの春です。
今回のメンバーさんだけですでに満席となっておりますので、
ご興味のある方のために4月か5月に設定いたしますので、ぜひご参加ください。
ブログ、FB、インスタグラムでお伝えします。 




自然に寄り添う知識や知恵が得られます。
食べられる雑草について理解が深まります。
雑草が生きる環境についても知ることができます。
おいしい料理の実演を見ることができます。
参加者でいっしょにランチすると、最高に楽しい。
そんな雑草キッチンセミナー、ご参加お待ちしてます。

おまけ
オプション講習を受けたみんなで記念撮影(^^)
雑草キッチン22冬
 

初めての方向けの開催日につきましては、来年になってからご案内いたします。

**************************************************************************
ご訪問ありがとうございました。100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン編集部からのお知らせや関連する雑談を投稿しています。

さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
https://satobigokoro.org/

ご購入、お問い合わせはHPのフォームからどうぞ。

さとびをお読みになった方からの、はげましや感想をいただきますと編集部が元気になります。お待ちしています。

オンラインショップはこちら。

あなた(&法人様)の「さとび」を作りませんか。
さとびこ編集室がお手伝いします。ご相談ください。

**************************************************************************



このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ