さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

自然と人のつながりを地域に根ざして考える奈良発ローカルマガジン「さとびごころ」を編集する「さとびこ編集室」より、日々の活動のことやお知らせ、雑談を綴ります。 雑誌づくりを通して、自然にも人にもやさしいあり方をみなさんとともに考えます。

2022年09月

ふっと気を許すとご無沙汰をしております。

ブログを書くのは、まとまった時間が必要なため、日々のことはFBやInstagramでちらちらとメモっておりますが、ここに書くときは「もっとちゃんと書きたい」と思ってしまうのか、逃げなのか(汗)、たちまち1週間以上がたちました。

台風が「これまでにない」恐ろしいものだとのニュースが盛んに報道され、
宮崎県で暮らす知人のことなどが心配でした。
それなのに、奈良は静かでした。
さすがなのです。。。(日本有数の安全地帯だと思います)


編集部活動記としてましては、今月はいろんな方にお会いしています。

ここしばらくで、お会いしたのは、、、

奈良市で行われたとあるセミナーで、サーキュラーエコノミーの最前線について教えてくださった安井昭博さん。さとびvol.50(特集奈良の水マップ)もお求めいただきました。今は京都にお住まいとのことで、奈良にも関心がおありだそうですので、もしかしたらまたお目にかかる機会があるかもしれません。


著書で、ヨーロッパの先進事例を紹介なさっています。

なぜこの道を?との質問への答えが心に残りました。
レストランでバイトしていたとき、一流のシェフがさっきまで腕を奮っていた料理が、おびただしくごみに変わる現実を見たとき、だそうです。本当に切ないですよね。

これからは、食品ロスをどのようになくしていくかが大事。わたしは、廃棄される食品を3Dプリンターで食品もどきに変えてしまうような技術にはまったく賛成できません。そもそもごみにならないサーキュラーエコノミー。それには、商品の開発段階からの設計がポイントということでした。


 

続いて、このセミナーを企画されていた中島章さんと、初めてゆっくりお話する機会をいただきました。奈良市内の便利な場所から天理市の山村に引っ越しされ、 奈良市で持続可能な地域づくりを目指して公的な仕事をされています。前から一度お話ししてみたかった方です。貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。



さとびごころが読める場所になっていただいている 民宿わだまの三枝さんが奈良にお越しになり、お会いしました。こちらが訪ねていくことが多いため、なんだか新鮮。
最後はいつも哲学の話になります。学びと共感の多いひとときでした。

 


また別の日には、菌ちゃん先生こと、吉田俊道さんの講座が奈良で行われ、
畑での実習や、屋内での座学を受けて、またまたバージョンアップされているお話に共感しました。
わたしの畑活では、ポリエチレンのマルチをせずに草マルチだけで行っていますが、菌ちゃんファーミングではポリエチレンのマルチが重要な役割を担っています。
これまで敬遠していたポリマルチ。実は燃やしても有毒ガスは出ず、数年使って土ができれば不要になるとのことなので、今年は意識して、菌ちゃん農法を真似した畝を作ってみる気持ちになりました。
 



陽楽の森講座で出会った三橋弘宗さんは、小さな自然再生を進めていらっしゃる方。
自然に近い川づくりに関心のある編集部にとって、大変学びのある講座でした。
奥様の亜紀さんが、日本酒好きとのことで、さとびvol.44(特集地酒で楽しむ奈良)をお渡ししました。
(もとい。正しくは、谷茂則さんがご購入いただき、プレゼントしてくださったのです。谷さん、ありがとうございます!) 

 

そしてして、最後にご紹介するのが、高槻バイオチャーエネルギー研究所の 島田勇巳さん。
来月発行の秋号でお世話になります。
今、この秋号の準備と戦っているところでございます。

D44A855B-3C0F-4157-94BB-E5E44B10B85F



 

自分でハードルを上げておきながら、そのハードルに首が挟まってしまってしまうということが毎号続いております(笑)。

苦しいですけども、必ずゴールへ辿り着きます。発行が遅れることは、ありえません、絶対(自分に言い聞かせる)。

さとびvol.51 秋号ができましたら、島田さんからのメッセージやアイデアがたくさんつまった特集になることでしょう。毎日の生活の中で、炭に注目することはあまりなかったかもしれませんが、実はあなどれないお役立ち効果もたくさんありますし、社会全体を「サーキュレーション」の視点で見つめ直してみる機会になるかと思います。読んでいただけたら嬉しいです。






 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加

最近気になる言葉がポスト資本主義。
『人新世の資本論』がベストセラーになったことを見ても
多くの人が、資本主義がこのまま続くはずがない、続くのは地球がもたない、
という意識から、資本主義の次はどんな社会なのだろう?
ということに関心があるのだと思います。

わたしは、あまり難しく書くことが苦手ですので、自分にわかる範囲に留まりますが
それでも、資本主義が「行き過ぎている」ということは痛感しており、
「ポスト(次の)」時代が来るのなら、ぜひとも今苦しんでいる人が楽になれるような世の中になってほしいと願っている一人です。ですから、興味があります。

行き過ぎた資本主義の現実

ここで、行き過ぎている資本主義にNO、と思う理由の一つを考えてみます。
誰だって共感していただけると思います。

一つの例

IMG_7987

闇の話は、普段はあまり書きませんが、、、
わたしたち日本人が気づいていてもいなくても、
世界的の誰かの犠牲の上に毎日の生活があるわけです。
ファストファッションもそうですよね。他にもいろいろ、ありそうですよね。
それを肯定しているのが資本主義です。



資本主義とは何でしたっけ?


Wikipediaさんに聞いてみます。

国政によってよりも営利目的の個人的所有者たちによって貿易産業が制御(コントロール)されている、経済的・政治システム[1][注 1]。特に近現代の資本主義の根幹は、自由資本主義・リベラルキャピタリズム(liberal capitalism)と呼ばれており[2]、資本主義を肯定・擁護・推進する思想主張は、普通は自由主義とされる[3][注 2]

資本主義は封建主義の後に現れた体制である[6]産業革命および、アメリカ独立革命フランス革命等の資本主義革命(市民革命)によって確立された[6][7]。資本主義は、一切全てを商品化していく「市場システム」であり、かつ、諸々の近代国家蓄積競合をさせる「世界システム」でもあるという[8]。その主体企業であり、これが物財サービス生産流通させている[3]。構造的には、資本(としての生産手段)を私有する資本家が、労働者から労働力を買い、それを上回る価値のある商品を生産し、利潤を得ている[6]


コトバンクさんにも聞いてみます。

資本主義しほんしゅぎcapitalism. 生産手段をもつ資本家が生産手段をもたない労働者の労働力を買い入れて,市場目当ての商品生産を行い,資本のための剰余価値を生産する近代特有の経済体制. 

ここから見えることは、資本主義はひとつの体制の名前。どんな体制かというと、資本を持つ資本家が、資本を持たない労働者から労働力を買い、利潤を得ていること。
そして、前提になっている考えとして、利潤を大きくすればするほど「良いこと」とされていること。


なんとなく…労働者ってつまらないような気がしてきますが(笑)、我が家も労働者として家計を支えてきましたので、労働者が就職できることは大切なことではあると思います。資本を持たない人も、事業をしたくない人もいると思いますし。

わたしが思う問題点は「行きすぎること」

今の格差はもう埋まらない

産業革命以前までは資本主義ではなかったのに、みんな生きていたのですから、資本主義でなくても経済は回るはずですよね。それでも共産主義ではなく封建制でもなく資本主義を選んだのは「自由」がいいと思うからではないでしょうか。誰かに完全に管理され、自由を奪われるのは嫌だと。けれども現代の労働者に自由はあるのか?というと、そうでもないですよね。だんだんと厳しくなっているように思います。過労死などがそれを表していますね。

 

経済活動によって、物やサービスが循環し、人が豊かに楽しく暮らせるならいいのですが
資本主義が行き過ぎると、現在のように地球上の80%の富を1%の人が独占してしまい、必ず犠牲になる人がでてくるのに、「それでいい」「仕方がない」「当然だ」というふうになるのは、やっぱりおかしい。わたしはいやですね。ここまでひどくなったのは、日本では平成からと言われています。「新自由主義」という言葉がよく聞かれるようになった頃ですね。。。今20代の人なら、生まれる前の話です。

ピケティー(『21世紀の資本』著者)さんは、「資本が資本を産むので、資本家はますます富み、労働所得は決してそれを上回ることはない」とおっしゃっています。

資本家の方の気持ちは縁がなさ過ぎてわかりませんが、資本を持たない立場である自分ごとで考えると、労働者でありながらもいかに幸せに生きていくのかを考えないとなあと思います。ありがたいことに日本では、大多数の人は、いろいろありながらも「犠牲」「奴隷」とまではいかずに暮らせているのではと思うのですけど、世界の犠牲の上に立つ現実は消せませんね。。
自分も人も幸せに。自然も人間も豊かに。どうしたら近づけるのでしょうね。


社会的共通資本を市場経済にさらさない必要性


上記のような犠牲を出さない、もっと違う経済活動がないものか。
それが「ポスト資本主義」を問う心理を作っています。でもこれ!といった定説はまだ確立されていないように思います。「ポスト」を望まない人たち、資本主義だからこそ恵まれている人たちもいることですから、資本主義もまだ当面は続くことでしょう。それにも対応しながら、次を見ていかないとですね。

その中で、生命維持に直結する社会的共通資本というものを無料にして市場経済にさらさないで、なくても死なないものは市場経済で自由にやっていくという考え方があるようです。

社会的共通資本というは、森林、待機、水道、教育、報道、公園、病院など。

水道までが民営化される時代に、本当に、みなさんで考えたいことです。



 望ましいベーシンクインカムとは

 
それから、ベーシックインカムというのも聞きます。これはAIの進化と絡んでいます。
このままAIが進むと、人間がやるべき仕事がAI化していくので、働かない人に一定のお金を配る。というものですが、資本主義のままでこれをやっても、そのインカムを狙ったビジネスが繁盛してイタチごっこになるのでは?とか、人が無気力になったり賭け事に使ったりしませんか、とか、懸念材料もあるようです。まだ当分先のお話ですが、今から考えておきたいですよね。仕事のロボット化。一概にいいことなのかどうなのか、選ぶのは人間ですよね(政府が強制的に行うのかしら???)。

参考 こんな世の中がほんとうにいいのか、考えさせられます。
ムーンショット計画(内閣府HP)

AI化を否定したいのではなく、人間力や人間性の高まりとともに進化しなければ幸せにはならないと思うんですよ。自動車も、殺人可能な機械ですが、どうすれば安全に使いこなせるのかが知られていて、交通事故は起こさないようにしようと、しっかり思っているから大丈夫なんですよね。高度なAIテクノロジーも、どのように使われていくのか次第。。。

AI社会の何たるかについて、関心を持っていかなくてはならない時がきたのでしょう。

ただ、ロボットにできない仕事があります。創造的な仕事?まだまだロボットにできない人間的な仕事は残るのでしょう。ロボットにできること、人間にできることの共存を考えなくちゃー。

社会や制度をデザインする方は、いろんなケースを想定しないといけないんですもの、大変ですねー。

 
ベーシックインカム。最低限の収入が保障されていて、あとはもっと稼ぎたい人は稼げばいいし、収入が低くても豊かに暮らせる人は時間を謳歌したり、収益性はなくてもやりたいことを実践できたりするのはいいなあと思います。最低限でいい。あまり甘やかすのは良くない(わたしなどには)。

けど、この制度だけが一人歩きするのは多分ダメで、総合的に、社会全体がこれに見合うものに変化していくのを見極めてもらいたいなあと思いますけど。。。


わたくしが思うベーシックインカムはですね、お金を配るのではなくて社会的共通資本の無料化はどうかなと思います。「インカム(収入)」という言葉があてはまらないかもしれませんね。
生きていくのに必要なものは、無料。それ以上に意欲?があれば、お金をまわしてソーシャルな活動をしたり、欲望?があれば、成功して夢をかなえるもよし。


とにもかくにも「生きていける」ことは、究極の安心感。
お金ならたとえそれが浪費であっても何かを買ってしまって消えるけど、生活するのに必須のものが直接与えられたらいいのではないでしょうか(金額換算で上限を決めて?)。


しかしまあ、実際にベイシックインカムが現実のものになるのか、わかりません。
その一つ前の段階として、自分なりにたどり着いたのが
畑活なんですよねー。自分の食べ物を部分的にでも、自然に作ってもらう。
超ミニマムな、自然からもらうベーシックインカムの練習です。 
社会がくれなくても、自然がくれる(笑)
まずは自ら、日々練習しています。おまけに楽しいです。
(わたくしどもの畑活は営農には不向きです)

ニラ
種から育ってくれたニラ。食べようかな?


また、人間性のある資本家の方(世界の資本を独占している1%の人たちのことは、もうまったく何をお考えかわかりませんが)へ。資本が生まれたのは働いてくれる人や買ってくれる人のおかげ、資源が枯渇してこなかったおかげ(もちろん資本家ご自身の才覚もですが)ですので、何かしら社会に還元していただけませんでしょうか。感謝され、尊敬され、精神的にも物質的にも豊かでいられますよー。

「ポスト」の時代がきても、資本家さんはきっと豊かです。
体制が変わるだけですもの。資本主義社会であっても、なくても、どこかに富は集まります。
人間に個性があるように、土地に高低があるように、それは自然なことだと思えるのです。だからこそ、資本家さんたる人には立派な人間性を備えていただけますよう、庶民よりよろしくお願い申し上げます。


なんて(笑)

 

ポスト資本主義というと、社会主義や共産主義という言葉が想起されたりもしますね。
一元化された全体主義につながってしまうのでしたら違和感があります。
資本主義であってもなくても、一部の人だけに都合のいいシステムによって人が苦しむのは避けたい。
人々の意思や取り組みによって、経済によって人々がしあわせになるという意味の経世済民へと調和を取り戻す未来はないものでしょうか。
グローバル経済が遠くでどうなっているのかはわかりにくい。
それよりも、目と手の届く地域の事業者と、なるべくつながって暮らしたいとも思います。
地域経済活性化!友人知人が事業をしていたら応援したい。




さてさて、ポスト資本主義については、「すぐにわからない状態」が続くとは思いますが、
 今日も「生きていられる」ことを喜び、自分の身の丈100%でしごとをして、楽しくやっていきましょう。資源も、豊かさもサーキュレーションしますように。 

 
「僕(わたし)ポスト資本主義に詳しいよ!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。ご連絡をお待ちしています。

 

長文すみません!





 



 

 






 


このエントリーをはてなブックマークに追加

編集部には、ときどき読者の方がお見えみなります。
(歓迎しますので、よかったらいらしてください)

先日は、さとびの販売スポットになってくださっている
都祁の自然食品屋 まめのんきの田村ゆきさんが来てくれました。
TEtoTEプロジェクトでもお世話になっています。


限られた時間の中で
話したいことが多すぎて、いつも時間切れになりますが
それがかえって充実したひとときを産むのかもしれませんね。

その中で、わたしのふとした一言が溢れました。



今や日本中の人がサスティナブルやSDGSを枕言葉にしてセールストークをしているじゃない。
もう、情報は行き渡っているし、いつでも検索すればアクセスできる。
そんな中で「自然にも人にもやさしい」というありふれた言葉で
何か発信したところで意味があるのかな。

すると、ゆきちゃんがこんなふうに即答してくださいました。

 

情報はたしかにたくさんあるけれど、どれを信じていいのかわかりにくくなっているとも言える。さとびごころは信じられるからいいと思ってる。


意外でしたが、嬉しかったです。
こんなふうに思ってくださる読者のために、企画を考えるのに苦心するのは幸せなことですね。

さとびに掲載したことは、すべてが地元情報ですので、何なら現地にいって確かめることができます。
嘘はつけません。
もしかしたら誤解やミスがあったとしても、素直に認めてお詫びして訂正するというスタンスです。
ただし、胸に手を当てて「これを発信したいか?すべきか?」ということは考えて作っています。
それがなんとなく、伝わっていたのかなと思える言葉をいただきました。

秋号づくりも頑張ろう。(まだ苦心しています笑)

さとび秋号vol.51 は10月10日発行予定です。



PS おみやげに ゆきちゃんが手作りして販売している米粉のパンをいただきました。
 まだ温かったですよ。焼き立てをお持ちくださってのですね。
 もっちりして、食べ応えのあるパンです。ありがとうございました!
 
IMG_7976
 


  
  まめのんきさんの商品はこちらで販売されています。
 https://mamenonki.easy-myshop.jp

 ブログはこちら
   

**************************************************************************
ご訪問ありがとうございました。100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン編集部からのお知らせや関連する雑談を投稿しています。

さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
https://satobigokoro.org/

ご購入、お問い合わせはHPのフォームからどうぞ。

さとびをお読みになった方からの、はげましや感想をいただきますと編集部が元気になります。お待ちしています。

オンラインショップはこちら。




あなたの「さとび」を作りませんか。
自然にも人にもやさしい取り組みをされている団体・事業主様が発信されるコンテンツづくりや媒体づくりのお手伝いをします。さとびごころを10年以上編集、5年以上発行してきた経験を活かして、ご相談承ります。冊子やニュースレターを中心に、コンセプトブックなどの編集コンテンツづくり。ウェブでの展開もできます。動画編集などもお手伝いできますので、高額な外注に躊躇がある方もご相談ください。

**************************************************************************






 
このエントリーをはてなブックマークに追加



連続して近鉄橿原線に揺られてきました。
戸上さんにお会いした翌日は橿原考古学研究所附属博物館経由、明日香村で久住さんとうちあわせのようなお話会。

博物館様には縄文特集で写真をお借りしました。
特集が発行してすぐに、耐震工事が始まり、長らく休館に。
やっと復活したのに、なかなか行けなかったので、今日こそはと立ち寄りました。

hakutubtukan-1

本当はひとつ前の出雲がらみの特別展が見たかったのですけどね。

いつ行っても縄文コーナーは楽しいです(わたしだけ?)
二上山、サヌカイト、大川遺跡、ウチカタビロ遺跡、宮の平遺跡、観音寺本馬遺跡、、特集で取り上げるために、あちこち取材したものが、ここではワンストップで見ることができます。

けれど、興味がなかったらちょっと意味不明かもしれませんね。

わたしに説明させてもらえますか?喋りすぎる恐れがありますが(笑)。
難しい話はできませんので、わかりやすいかもしれませんよ!

ショップで、ダブルマウンドさんのグッズや『葛木の考古学』(縄文特集を監修していただいた松田真一先生編著)が並んでいるのも視認いたしました。

hakutbukan-2
 
ダブルマウンドさんにはTEtoTEにも出ていただいていますし、さとびのお取り扱いもしていただいてます。


約束の時間がせまってきたので、吉野方面行きに乗って明日香村へ。

これまたかわいらしいカフェを久住さんに教えていただきました。
元は倉庫のような所だったそうなのですが、店主さんがDIY込みでリノベーションされています。

matuyamacafe-1
matuyamacafe-2

さとびはカフェ情報誌ではないのですけど(笑)、大好きなんですよねえ、居心地のいいカフェが。
(店内の撮影は遠慮しましたが、想像してください。いや、行ってみてください)

久住さんは、わたしの知るところでは少数派のフリーのフォレスターです。
みなさん、どこかの事業体に所属しておられたり、公務員さんだったりすることが多い中で。

フリーで生きていく、というところがあなんと通じるところがあります。

久住林業として独立して、森ある暮らしラボを開き、今は奈良県のフォレスターアカデミーで講師も務めている久住さん。(久住くんと呼んでいますが)
また執筆をお願いすることがあるかと思いますが、末長く宜しくお願いします。


蛇足


環境や自然、過疎地に関心があれば、まして何らかの活動や仕事をしているなら、希望が見えてこないことがあるものなんです。現実はそんなにキラキラしていませんし、観光情報では知らされない部分があります。
 
そんな中で、前回の投稿でお会いした戸上さんにしても、久住さんにしても、自分の魂の部分を大事にする生き方をされていると思います。
そんな方たちとさとび仲間でいられることは、幸せなことですね、ありがとうございます。

秋号の制作、引き続き、頑張りますー。

**************************************************************************
ご訪問ありがとうございました。100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン編集部からのお知らせや関連する雑談を投稿しています。

さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
https://satobigokoro.org/

ご購入、お問い合わせはHPのフォームからどうぞ。

さとびをお読みになった方からの、はげましや感想をいただきますと編集部が元気になります。お待ちしています。

オンラインショップはこちら。


あなたの「さとび」を作りませんか。
自然にも人にもやさしい取り組みをされている団体・事業主様が発信されるコンテンツづくりや媒体づくりのお手伝いをします。さとびごころを10年以上編集、5年以上発行してきた経験を活かして、ご相談承ります。冊子やニュースレターを中心に、コンセプトブックなどの編集コンテンツづくり。ウェブでの展開もできます。動画編集などもお手伝いできますので、高額な外注に躊躇がある方もご相談ください。

**************************************************************************





このエントリーをはてなブックマークに追加

先日のこと、橿原市で、身の丈しごと研究室のコラムを執筆していただいている
戸上さんと、久しぶりにゆっくり対話してきました。
戸上さんは、大阪府や愛知県でもお仕事をされているので
橿原市はなかなか便利なのだそうです。

それでいて、(奈良市民のわたしからするとうらやましいことに)
駅を降りたときの空気が、違います。
緑のオーラを感じます。
奈良にも春原始林や若草山があるのですが
(隣の芝生はよく見えるのか)橿原市の空気はいっそう澄んでいるように感じます。
 
国道沿いには、日本中のあちこちがそうであるように
全国チェーン店の看板が頭上に並んでいて。
でもその風景の隙間から見える山が美しくて、
この山の佇まいは、この街だからこそ見える姿なんだろうと思いました。

さて、戸上さんとはカフェを梯子しながら
互いに今の構想を聞いたり聞いてもらったりして
日が暮れるまで話しました。

最初に行ったお店が素敵でしたよ!!!
橿原神宮駅で待ち合わせの方、おすすめ!!
https://narairo.com
narairo-1
narairo-2
写真はHPからお借りました


身の丈しごと研究家でもあり、その道の講師もされています。

その経験を活かして、さとび的な身の丈しごとスクールのようなものを
やってくれる日がくるかもしれません。

自然を痛めつけず、自然とつながり
お金にも困らず、人と争わず、貢献し、助けられ、楽しく。
そんな人生を創造していける 身の丈しごとづくりを
みなさんと考えたり、実践したり、もしかしたら仲間同士が手伝い合ったり
できる日が来ると面白いなあと思いました。


戸上さん、次号の締切、よろしく!!!



 
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ