さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

自然と人のつながりを地域に根ざして考える奈良発ローカルマガジン「さとびごころ」を編集する「さとびこ編集室」より、日々の活動のことやお知らせ、雑談を綴ります。 雑誌づくりを通して、自然にも人にもやさしいあり方をみなさんとともに考えます。

2022年07月

先日、吉野共生プロジェクト推進委員会様にお声かけいただき、
同会のZOOMミーティングでお話をさせていただきました。
お話会体験、これで6回目となります。
(まだ慣れません汗) 

ZOOMはもっぱら視聴する側か、うちあわせで利用することばかりでしたが
お話する側としては初体験になりました。
さとびのおかげでいろいろと初体験をさせていただいています。

「さとびごころを編集発行する活動を報告」することで
100年住み続けたい奈良というテーマをいただきました。

吉野共生プロジェクト表紙


高校大学を通じて編集ばかりしてきたこと。
在学中は大学のかたわら編集を学び、
雑誌の記者活動や(レウアウトのしごとなども)経験し、
子供が産まれて奈良で暮らし始めたころ、
アウトドアを通じて環境を守りたいとの趣旨で仲間とフリーペーパーを
作っていたこと。

そこで「近自然」というコンセプトを知り、
「自然か、人間か」の対立から「自然も人間も」という両立を考えるようになったこと。
そして、フリーペーの挫折とともに、思いを封印してきたこと。

その後「あかい奈良」という地域雑誌にかかわり
奈良を学んだこと。

そして前身の「俚志」にお声かけいただき、
地域というテーマと出会ったこと。
のちになぜ当オフィスから編集発行するようになったかの経緯も。

それは、封印してきた思いと、継続が難しくなったさとびとの両立でした。
これまでの記事の中から、時間の制限がある中で
vol.36 縄文の奈良
vol.46 薬食同源奈良
を紹介しました。

(他にも用意したのですが、到底無理がありまして、上記二つを選びました) 

2018年、あたらしい一歩を踏み出して以来、
大切にしてきたことは、
「自然にも人にも」を両立するためには
どうしても必要な精神性があるということでした。

わたしたちの暮らしが自然から離れることと
その精神性が希薄になることはリンクしていると感じています。
これは偶然でしょうか。

自然の力を借りることによって初めて
自然がどうしても必要なもの、かけがえないものになります。

自然しか選択肢のなかった時代は終わりましたが、
これからは意図して自然と共存する時代なのだと思いますし
すくなくとも本誌は、それを選びたいと思います。


 

いつも書いたり、言ったりしていることですが
活動のフィールドがそれぞれであっても
本質的に通じるみなさんと交流して
全体として、美しい水と緑と土が守られる未来にむけて
歩いていけたらと思う次第です。

お声かけいただき、ありがとうございました。
内心、焦りましたが、ゆっくりと聞いていただけたことで
無事につとめることができました。


さとびのような読みものが、何かお役にたてたらと思います。
また、わたくしの話が何かお役にたつのであれば
なんなりと協力させていただきます。 

 

読者の皆さんに支えていただいていることもいつも感謝しています。
これからも宜しくお願いいたします。

 

 



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さとびのSNSは、FBページインスタグラムです。
おもに年齢層の広いFBページのほうをフォローしていただいています。

先日、ふと気づいたら

660人がいいねしました
660になっていました。ありがとうございます。

歩みは遅いのですが、最初は30いいねから始まりましたし、フォロー解除の方も少なく、
時間をかけて少しずつ育っております。
いいねか、フォロワー数か、(違いがよくわかっていませんが)
どちらかが1000になったら嬉しいな。

ローカル限定で活動している時点で対象者が少なく、
フォローしたからといって、その方にこれといったメリットがあるでもないページ 。
それで1000になったら、もう十分です(笑)


さとびのSNSは、読者の方とのつながりを持つためにやっています。
興味を持ってくださった方やたまたま見かけられた方への
出会いの場所にもなったら嬉しいです。 

自然との調和を生活や生き方に反映させたい方とつながらせていただけましたら
幸甚に尽きます。

FBは、手短かな投稿を心がけておりますが、ブログでは
ゆっくりまったり、長めの記事を書いています。
どちらでもお楽しみくださいませ。


これでも、ちょっと前までは、こうしてネットで自分の言葉で発信することに対して
「勇気」を振り絞っていたのですよ。なんで、勇気がいるんでしょうね?(笑)

やはり、本当に思っていることこそ、書けない。
好きな人に告白しにくいのに似ています。

「自分の思いではないけれども、書く」ことはできます。
ラブレターの代筆のような感じ?
そちらの方が気楽かも(笑) 

ですけど、ここでは正直に、もし誤認やミスがありましたら素直に謝罪する
というスタンスで、自由にやらせていただいています。 
おかげさまで、ブログを書くことにかなり慣れてきました(笑) 

これからもよろしくお願いいします。 

マリーゴールド
畑から連れて帰ってきたマリーゴールド 

 
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セミの声がにぎやかです。
こどもの頃、ラジオ体操に行くといつもこの声に包まれていました。
一生のほとんどを土の中ですごし、たくさんないて、命を終えていくセミ。
子孫がまた産まれてこれる環境が住宅街の中に残されていますように。


畑活をしていると、季節が変わるにつれて
旺盛な雑草も変わっていきます。
初夏の頃に花盛りだったホトケノザやナズナ、シロツメクサ、みんな終わっています。
かわりに元気になってくるのがツユクサ。
夏本番を教えてくれる青く美しい花です。

そのツユクサを食べてみました。
ツユクサ



先日の雑草キッチンセミナーでおいしかったツユクサのおひたしを真似してみたくなったのです。
さとびvol.46では、ツユクサも薬草として紹介されています。
ツユクサ説明vol.46

セミナーでは、栄養を逃さないためにさっと湯通しされていました。

季節の雑草キッチン10
これ、天ぷらじゃなくて(笑)、沸騰したお湯の中につゆくさを入れてるところです。

そして作ったツユクサのおひたし、食べてみると茎のところが固くて食べにくかった!

同じように真似される方のために、書いておきますと
わたしがつんだツユクサは、畑の真ん中で360度直射日光を浴びて育ったものでした。
植物は強い太陽光線から身を守るために丈夫に育ってしまうのかも。

そういえば、クレメンツさんから聞いたことがあります。



野草は、日陰に多い。
 


ツユクサは、どこでも生えてることができ、木陰や建物の近くなどあまり日当たりがよくなくても十分育ちます。もしかしたら、そういう日陰(全くの日陰はだめですけど)気味で育つツユクサの、まだ若いものを詰んできたらよかったのかもしれません。葉っぱの部分は美味しくいただきました。
硬いかな?と思ったら葉っぱだけを食べようかな?

今回は、花が綺麗だなーと思って詰んできたので、次回は、「食べるため」を意識して詰んでこようと思います。

また、クレメンツさんには、フィールドで雑草の摘み方やどこにどんな雑草(薬草)が生えているのかを教えてもらう企画も、面白いかなと気づきました。

興味のある方がいらっしゃいましたら企画しますので、お声かけくださいね。いっしょに、楽しいことをたくさん、たくさんやりましょう。
副読本は、さとびvol.46 薬食同源奈良、ですね。



 

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ヴェンデ光と水のエネルギー

先週のことになりますが、さとび読者のIさんが登場されるとのことで、前から見てみたかった映画の上駅あが奈良県文化会館で行われましたので、行ってきました。

開催日の7月17日は、雑草キッチンセミナーの前日でしたので、その後は準備等でバタバタしており
ご報告が遅くなりました。(いいわけ)

正直なことを書きますと、「再生可能エネルギー」という言葉に、すでにもう、あまりいい印象を持てなくなってしまっていました。
脱炭素社会、再生可能エネルギー、その次に来るのがメガソーラーではないかと。

山の斜面に無惨に(と、わたしには見えます)貼り付けられ、除草剤がまかれ、事故や破損もありえて、30年後は膨大な産業廃棄物になるメガソーラー。
もしも、再生可能エネルギーという言葉が、これを肯定する役割を持っているとしたら、
言葉にするのがためらわれます。

 

この映画の冒頭のほうでは、その疑念について触れてありました。


つまりメガソーラーに抵抗する人たちが映し出されていました。



大切なのは、地域でエネルギーを自給すること。地域の資源は地域に還元されなくてはならないこと。
そんなメッセージを受け取り、共感しました。
映画に出てくる方たちの、おひとりおひとりを見れば、わかります。
この映画が伝えようとしていることが。


あまり何でも書いてしまったら、ネタバレになりますけれど

東吉野村のつくばね小水力発電所のことも、この機会によくわかりました。
地域おこし協力隊として東京から村に移住された方が、ここで大切な役割を担っていらっしゃいました。 
編集部も、一度きちんと訪ねてみたいと思っていた場所です。


まだご覧になっていない方がありましたら
お勧めです。おそらく、これからもどこかで上映会が行われると思いますので、
(下記にリンクをはっておきます)注目してみてください。
わずか1000円ですよ、チケット代。
親切!!

会場では高垣博監督をご紹介いただきました。
ありがとうございます。

また、音楽を担当されているのが、編集部あなんの知人であるカズブーさんなのでした。
実は、カズブーさんつながりの方面の方からも、この映画のことをお勧めを受けていたので、
その意味でも見れてよかったです。
映画の音楽担当なんて、すごい、カズブーさん!めちゃいい感じでした。
 

こちらで映画を見た人の感想を読むことができます。

上映情報や予告編はこちら。

 

 
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季節の雑草キッチン16

クレメンツさんを講師に7/18に開催した「季節の雑草キッチンセミナー夏」のアルバムです。
前の投稿ともあわせてどうぞ。(こちらの写真のほうが綺麗です ^^)


おかげさまで大好評でした。


次回「秋」は10月10日の予定です。
テーマは、「秋の七草を愛でる」。

終了後に、うれしいお声をいただきました。



「素材の力を活かす料理法も、生活に取り入れたいと思います!幸せな時間でした」
「全部おいしくて、とってお楽しかったです。雑草取って料理してみます。次回も楽しみにしております」
「お料理・お茶全て美味しく、野草が身近に感じられるようになりました」
「人の繋がりをとても大事にされているのがとてもよくわかりました」
「なんだか雑草が愛おしく思えてきました」

セミナーの後で、嬉しいお声をいただきました。

編集部では自然にも人にもやさしいあり方のための「学び」と「うれしさ」のある場を作る活動をこれからもしていきます。
「秋」のご予約もすでに数名の方から伺っていますが、満席になってもご要望がありましたら別枠での開催も検討しますので、興味のある方はお気兼ねなくひとまずお問合せくださいませ!
 


ご要望があり(といいますか、編集部が提案したのですけど)、8月28日に急遽「スパイスカレーセミナー」を行うことになりました。残席はわずかですが、ご希望の方がありましたらご連絡ください。
HPフォーム(最後に載せます)、メール、阿南の個人メッセンジャー、なんでもOKです。



(フォト担当は咲ちゃん。ありがとう!)

季節の雑草キッチン1

季節の雑草キッチン

季節の雑草キッチン6
季節の雑草キッチン5
季節の雑草キッチン8

季節の雑草キッチン9-1
季節の雑草キッチン9-2


季節の雑草キッチン10
季節の雑草キッチン10-2

季節の雑草キッチン11

季節の雑草キッチン12-2

季節の雑草キッチン12

季節の雑草キッチン13

季節の雑草キッチン14

季節の雑草キッチン15

季節の雑草キッチン17

季節の雑草キッチン18

季節の雑草キッチン19

季節の雑草キッチン2
季節の雑草キッチン3
季節の雑草キッチン4-1


季節の雑草キッチン21
季節の雑草キッチン22


季節の雑草キッチン20

季節の雑草キッチン21jpg


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クレメンツさん、ありがとうございました!



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100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン
さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
https://satobigokoro.org/

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