現在のあなんは、何年も何年もかけてだんだんこのように出来上がってきました。
マンションの湿気に悩んだ昔の話
新築のマンションは、10年間、コンクリートの水分を吐き出し続けるそうです。それもあって、購入した頃はクローゼットには何も収納できない状態でした。湿気とりがいくつあっても足りないのです。
それだけが原因だったのか。断定はできませんが、体感として過ごしやすくなり、ふとんがずっしりすることはなくなりました。
(その後、窓枠の結露のほうは、エアコンを買い替えたこともあって水をかけたかのようにびしょ濡れにならず、普通に結露する程度。ある程度は仕方ないと思っています)
炭に注目したのは、例によって、もっとずっと若い頃。。。お客さまから炭の販売促進について相談を受けたことがきっかけ。その方は、炭をアピールするために、あらゆる効果を説明してくれました。雑誌づくりができるなどとは、思っていなかった時代です。


マンションの湿気に悩んだ昔の話
さまざまな炭の効果のひとつに調湿作用があります。
わたしの家の寝室は、南北に長い形をしたマンションによくあるように、一番北側(玄関ドアのすぐ近く)にあります。
室内気候というものがあり、南向きの部屋で暖まった空気が、北へ流れたとき、温度差があると結露して湿気に変わる。南側のリビングで過ごすことが多く、冬は、ぽかぽか暖房した南と夜まで人のない北の温度差はさらに大きくなります。あきらかに、北側の寝室はいつも湿気が多く、得にベッドを置いている隅のほうに集中し、ひどい時にはふとんが湿気で重く感じられる状態でした。クローゼットの服もカビてしまいます。
室内気候というものがあり、南向きの部屋で暖まった空気が、北へ流れたとき、温度差があると結露して湿気に変わる。南側のリビングで過ごすことが多く、冬は、ぽかぽか暖房した南と夜まで人のない北の温度差はさらに大きくなります。あきらかに、北側の寝室はいつも湿気が多く、得にベッドを置いている隅のほうに集中し、ひどい時にはふとんが湿気で重く感じられる状態でした。クローゼットの服もカビてしまいます。
新築のマンションは、10年間、コンクリートの水分を吐き出し続けるそうです。それもあって、購入した頃はクローゼットには何も収納できない状態でした。湿気とりがいくつあっても足りないのです。
それがおさまったと頃になっても、北側の部屋の湿気は続いていました。室内気候の影響もあると思います。
「体に良いわけない。これはどうにかしないと」
そこで、試してみたのが竹炭。夫の知り合いの方が、竹林整備のために竹炭をお作りになっていると聞き、わけてもらいました。それを箱に入れて、ベッドの下の隙間に並べました。
それだけが原因だったのか。断定はできませんが、体感として過ごしやすくなり、ふとんがずっしりすることはなくなりました。
(その後、窓枠の結露のほうは、エアコンを買い替えたこともあって水をかけたかのようにびしょ濡れにならず、普通に結露する程度。ある程度は仕方ないと思っています)
エアコンばかりに頼るよりも、炭を置くことで改善できたのではと思っています。
通気性の悪い家の湿気に悩む知人
そんな話を知人に話したことがあるんです。その方の家も、周囲を建物に囲まれて通気性が悪いせいか、大変な湿気に悩まされていたそうです。
内装全体を珪藻土などでリフォームすると、きっと、かなり違うと思われましたが、すぐに取り掛かれる話でもなく。そこで、炭を置いた話をしてみたのです。再び出会った時、その話を聞いて実行されたとのこと。どれくらいの量を、どのように置かれたのかまでは聞けませんでしたが、衝撃の言葉がありました。
「湿度計を置いているんですけど、いつもは80%くらいだったのに、今は60%になっているんです。ありがとう!」
そんな話を知人に話したことがあるんです。その方の家も、周囲を建物に囲まれて通気性が悪いせいか、大変な湿気に悩まされていたそうです。
内装全体を珪藻土などでリフォームすると、きっと、かなり違うと思われましたが、すぐに取り掛かれる話でもなく。そこで、炭を置いた話をしてみたのです。再び出会った時、その話を聞いて実行されたとのこと。どれくらいの量を、どのように置かれたのかまでは聞けませんでしたが、衝撃の言葉がありました。
「湿度計を置いているんですけど、いつもは80%くらいだったのに、今は60%になっているんです。ありがとう!」
いやいや、実行されたあなたがすごい。わたしもびっくり。うちの場合は、湿度計で測ったりしていませんでしたので、本当に効果があるんだと嬉しくなりました。知人の家族の方からは、「なぜかこの頃、家のあちこちに炭が置いてあるのが変だなと思っていた」とか、「家に入ったときの感じが、なんだか違うと感じていた」というコメントもありました。よかった、よかった。
調湿効果を感じるほどの炭の量は、わたしの経験では、チョロッと置くくらいではおまじないにしかならないということ。おすすめとしては、スペースが許す限りまとまった量を通気性のある箱(見えない場所であれば段ボールとか)やカゴに入れて、じゃんじゃん置くこと。ちょうどわたしが、ベッド下のスペースに敷き詰めたように。
同じような考えで家を建築する際に、基礎工事として炭を埋め込む工務店もあります。酒蔵さんでは、蔵の床下に炭を埋め込んだ結果、微生物が元気になりお酒がおいしくなったという例もあります。炭の力は、あなどれないですよね。
自然の作用を活用すると、費用が安くすむのも魅力です。エアコンで人工的に気温や湿度をコントロールすることはできますが、電気代がかかり続けるわけじゃないですか。わざわざ人工的な空間を作って、人工的にコントロールして一生お金がかかるよりも、自然の作用について知識や情報を集め、マンション暮らしであってもなくても、できることから実行していけば、お財布にもやさしく、体にもやさしい未来が???見えますよね(笑
秋号では炭について取り上げます(秋号の宣伝がしたかったわけではなかったのですけどー)。このほかにも、まだまだ炭に関する注目ポイントをストックしています。果たしてわかりやすく編集できるか、秋号でチャレンジしていきますね。