
あじさいの花が美しい季節です。梅雨の晴れ間には緑も、輝いていますね。
取材の時間を過ごさせていただきました。
楽しみにしていただければ幸いです。
自然と人のつながりを地域に根ざして考える奈良発ローカルマガジン「さとびごころ」を編集する「さとびこ編集室」より、日々の活動のことやお知らせ、雑談を綴ります。 雑誌づくりを通して、自然にも人にもやさしいあり方をみなさんとともに考えます。
杉浦農園さんへ。
編集部の日々は、FBページでもお知らせしていますが、ブログのほうは、なぜかFBよりも落ち着いて書くことができています。ブログに来てくださったあなたのために、ここだけのお話なども加えつつ、お伝えしています。
秋津穂の里で田植え、草かり、稲刈りを体験するボランティアイベント「秋津穂の里プロジェクト(田植え編)」が、今年は中止になりましたが、現地では酒米づくりが進んでいました。
秋津穂の里プロジェクト
http://satobigokoro.org/archives/1777
プロジェクトの場合は、敢えて手植えをしますが、今年はこんなふう。
「手植えより綺麗だ。。。。」
と、昨年プロジェクトに参加した 同行スタッフがしみじみと。
けれど、田植え機は、不定形な棚田の隅々まで植えられるわけではありません。また、土の状態や凹凸によっては均一に植えられない箇所も出てきます。そこを手植えでカバーする必要があり、ボランティアの方はそういうことをお手伝いされていました。
プロジェクトで必ずお目にかかる、あの方も。。
ここは、人気酒「風の森」の酒米になる田んぼ。油長酒造の社員さんも、参加されていました。
ワーキングビザで日本に滞在中のカナダの青年もいました(まもなく仙台へ移動するそうです)。
イベントとして大勢が集まることは中止となりましたが、個人的にボランティアする方が、日々訪れておられるようです。やはり杉浦農園さんを応援したいという方がたくさんいらっしゃるということでしょう(おそらく酒飲み!)。杉浦さんのひたむきな姿は、誰の心にもささります。また、素晴らしく眺望のいいこのエリアは、訪れるだけでも心が洗われるようなのです。
編集部あなんチームはこの日、晩ごはんづくりのボランティアをしました。
ごはんができるころには、ボランティアハウスの一帯が暮れて行きました。
晩ごはんの間も、杉浦さんはゆっくりできません。水の番があるとかで、食べたらすぐに中座。帰宅後も再び出て行くとのことでした。田植えの時期、青空や夕焼けを写し出す、水をたたえた田んぼは美しいですね。その水を農家の方が管理をされているといういことなんですね。地域によって、水の管理の大変さには差があるそうですが、杉浦さんの田んぼがある地域では、きめ細かい当番制になっていました。昔から水で争いが起こるほど、田んぼの水は死活問題です。
杉浦さんには、40号からコラム「杉さんの里山再生考察録」を書いていただいています。杉浦さんが有機農業を始めるきっかけから現在まで、悪戦苦闘も軽妙なタッチで包みながら。
過去の連載はこちらです。(現在のところ、40号までのバックナンバーが公開中です。42号が発行されると、41号がアップされます)
http://satobigokoro.org/archives/1964
次号の第3回も、お楽しみに。風の森ファンのみなさん、お飲みになるときはコラムも思い出してみてください(^^)
なお、この日からすでに数日が経過している現在、すでに田んぼでは雑草が伸びてきているとか。本当に人手が必要なのは、この雑草刈り。除草剤を使わないこの田んぼでは、苗と苗の間から、あとからあとから出てきます。苗が雑草の高さに負けない程に育つまでは、雑草を取り除く必要があるそうです。
さとび読者のみなさまであれば、杉浦さんも受け入れてくださるのでは。。。もし里山再生農業にご関心があれば、お問いあわせになってみてはいかがでしょうか。
杉浦農園のブログ
奈良県の北東部、三重県との県境に位置する高原の村である。 夏は冷涼、冬は厳寒。自然情緒豊かな県指定の名勝神野山は 四季折々に美しい姿を見せる。北東部を名張川が流れる。