パーマカルチャーという言葉、この頃耳にすることはありませんか。
パーマ=いつまでも
カルチャー=文化

*パーマカルチャー:永久の、持続的なと農業及び、文化を合わせた言葉。自然と共生する自立的かつ持続可能な暮らし方、またその仕組みづくりの手法や哲学を表す。農的暮らしを基盤に、農林水産、建築、環境、福祉、健康、地域作りなど、暮らしに関わる多岐の分野を領域とする。


 農山漁村文化協会(農文協)から1993年に こんな本が出版されています。
『パーマカルチャー 農的暮らしの永久デザイン』
パーマカルチャー:ビルモリソン他
今から27年前にすでに提唱されていたこのような考え方は、一般化するというより先進的な人たちの間で広まるにとどまっていたように思います。日本はバブルの残像の中にあって、お金に夢中でしたし、農的な暮らしから都会的な暮らしへ塗り替えていくことの方が重要視されていました。
 
けれども、はやり3.11以降でしょうか、多くの人が目を覚ましたように、中でも未来を担う若い人たちが自然の尊さや社会の歪みに気づき始めました。どうすればいいのか?どうありたいのか?その鍵は農的暮らしに?

そんなことを考えているとき、それを本気で実行しようとする若者たちに出会いました。それが小野夫妻です。

信じた通りに行動してみよう、学びながら、自分の手で理想の暮らしを実現してみようとする姿を見て、連載をお願いしたのです。彼らは地域おこし協力隊として下北山村に住むことを決め、一つ一つ、ビジョンを形にして来ました。

ラッキーなことに村からの勧めもあり、ゲストハウスを運営することに。それは 夫妻の名前(ハルマサ&ハルミ)からとって、ハルバルと名付けられました。野菜を育て、鶏を飼い、ゲストハウスの隣接地には、セルフビルドのカフェも(本当にセルフで!)建設しています。

あたらしいあり方を求める二人を受け入れた村の度量にも注目です。

vol. 39で最終回を迎えた連載「今日も晴々小野暮らし」では、世界の各地を旅した経験や村で暮らす日々を綴っています。全回まとめていますので、ぜひお読みください。 


今日も晴々オノ暮らし

そして地域おこし協力隊の任期を過ぎても村を拠点として活動を続ける二人に会いに、ぜひゲストハウスハルバルを訪ねてみてくださいね。

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小野夫妻
 

オノ暮らしHP