さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

自然と人のつながりを地域に根ざして考える奈良発ローカルマガジン「さとびごころ」を編集する「さとびこ編集室」より、日々の活動のことやお知らせ、雑談を綴ります。 雑誌づくりを通して、自然にも人にもやさしいあり方をみなさんとともに考えます。

タグ:カフェ

先日のこと、橿原市で、身の丈しごと研究室のコラムを執筆していただいている
戸上さんと、久しぶりにゆっくり対話してきました。
戸上さんは、大阪府や愛知県でもお仕事をされているので
橿原市はなかなか便利なのだそうです。

それでいて、(奈良市民のわたしからするとうらやましいことに)
駅を降りたときの空気が、違います。
緑のオーラを感じます。
奈良にも春原始林や若草山があるのですが
(隣の芝生はよく見えるのか)橿原市の空気はいっそう澄んでいるように感じます。
 
国道沿いには、日本中のあちこちがそうであるように
全国チェーン店の看板が頭上に並んでいて。
でもその風景の隙間から見える山が美しくて、
この山の佇まいは、この街だからこそ見える姿なんだろうと思いました。

さて、戸上さんとはカフェを梯子しながら
互いに今の構想を聞いたり聞いてもらったりして
日が暮れるまで話しました。

最初に行ったお店が素敵でしたよ!!!
橿原神宮駅で待ち合わせの方、おすすめ!!
https://narairo.com
narairo-1
narairo-2
写真はHPからお借りました


身の丈しごと研究家でもあり、その道の講師もされています。

その経験を活かして、さとび的な身の丈しごとスクールのようなものを
やってくれる日がくるかもしれません。

自然を痛めつけず、自然とつながり
お金にも困らず、人と争わず、貢献し、助けられ、楽しく。
そんな人生を創造していける 身の丈しごとづくりを
みなさんと考えたり、実践したり、もしかしたら仲間同士が手伝い合ったり
できる日が来ると面白いなあと思いました。


戸上さん、次号の締切、よろしく!!!



 
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こんにちは、今日は雑談ですので、スルーする方はしてくださいね。

ゴールデンウイークを使って熊野方面へ行ってきました。
写真中心に、ざっくりとご報告します。

あなんが20年以上おつきあいしている共育学舎。ここは、デモクラティックスクールくまのびの場でもあります。意外なことに、さとびで出会った方が本宮へ移住され、お会いしにいってみると、待ち合わせ場所となった縁ga環さんのお子様も、くまのびの生徒さんだったりしました。
M部員さんが目下取り組んでいる若者支援のNPO法人ヨリドコのみなさんにもお会いして、たくさん話ができました。ベラベラ話し過ぎたような記憶があります。忘れてください!

その他に訪ねた、みなさんにもぜひご紹介したいところをピックアップしますね。

訪ねてみたかった場所

前から一度は訪ねてみたかった丸山千枚田を見ました。
天空の棚田が、今も地域で大切に守られています。
溢れる湧水が、無数の田んぼを潤していました。
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この棚田がいつ頃造成されたかは不明ですが、西暦1601年(慶長6年)にはすでに2,240枚の田があったという記録があります。しかしながら、昭和40年代半ばから始まった稲作転換対策による杉の植林や昭和50年代以降の過疎・高齢化による耕作放棄地の増加によって、平成初期には530枚までに減少してしまいました。
 地元住民は、「自分達の代でこの貴重な文化遺産を無くすわけにはいかない。素晴らしい景観と農耕文化を後世に残し伝えていかなければならない。」と立ち上がり、平成5年に丸山地区住民全員による丸山千枚田保存会を結成し、丸山千枚田の復元と保全活動が始まりました。
 保存会結成後4年間で810枚の田の復元に成功し、1,340枚という日本でも最大規模の枚数を誇る棚田となりました。(HPより)

 わたしのスマホ画像などより、100万倍すばらしい写真がサイトにありますので、ぜひご覧くださいね。
丸山千枚田

みなさん、お米を食べましょうね。小麦粉(=流通しているほぼ100%輸入品)から米粉にシフトしましょう。(どうしても小麦粉を使いたい料理もあると思いますが、できるだけ国産小麦で!奈良にも奈良の小麦があります)
お米を守ることは、食を守り、国を守ります。

この丸山千枚田の近くにある巨岩群を見に行き、神聖な気持ちになりました。隣接地には林業地として施業されている形跡があります。その木立の中にぬっくりと、巨岩が連なって横たわっています。
熊野特有の地形が作ったのでしょうか、不思議な景色です。

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一足伸ばせば、熊野市紀和鉱山資料館
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鉱物好きの人だけでなく、歴史や民俗に興味のある人にとっても面白い資料館です。
310円という入館料も魅力ですよ。
鉱山や林業があることで、山深い山村も今よりずっと栄えていたことがわかります。
また、鉱山で働く人たちの過酷さや、たくましさも伝えています。 


勝浦には、温泉がたくさんあります。中でもおすすめなのが300円で入れるこちら。
ゆりの山温泉。ぬるめのお湯なので、長らく浸かっていられます。その間に、ミネラルが皮膚から吸収されるのでしょうか、入る前より元気になってきます。飾ってある絵がプリミティブで癒されました。写真のような作品が、あちこちの壁に飾ってあります。
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奈良県民にとっては、海も魅力。熊野川をはさんで、ユニークな岩が連なる海岸が続きます。
七里ケ浜で、寄せては返す波をいつまでも眺めました。
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おいしいお店

滞在した新宮市には、おすすめのカフェやレストランがあります。
熊野速玉大社のすぐ近くにある、ニカイノマドさん。アンティークなビルの、文字通り階段をあがった2階にあり、インテリアも素敵、オーガニックなケーキが美味しかった!服や雑貨もあります。この日はカレーはお休みでしたのでケーキとコーヒーを食べました。
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こういう雰囲気の店が、ことごとく好きです。

このお店の方とは、さとびでもおなじみの下北山のオノ暮らしさんが運営されているマキビトカフェで偶然に出会ったのです。その日から、行ってみたいと思っていましたので、念願が叶いました。
予想どおりの、おしゃれなお店でした。

この店のすぐ近くにあるはやまた欧食堂ポルトさんも、ていねいに料理されていて、満足の味わい。
 
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こちら(下の画像)は、和美場くいしんぼうさん。店主さんが、日本酒の販売店もされており、さながら新宮の登さんのように詳しい方でした。
お客様の好みの味を聞き、それにあわせたお酒を選んでくださる。

「お米の味がしっかりしているお酒が好きです」と言うと、おすすめがさっと出てきます。
お料理とのマリアージュにも詳しい。これは面白いお店です!

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焼き鳥屋の三味さんにも行きました。旨味のある焼き鳥がたくさん。
リーズナブルで、おいしくて。この炊き込みご飯とお味噌汁、お漬物のセットが、たしか350円
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洋食屋さんトラウトさんも行きました。いわゆる洋食屋メニュー。とっても美味しかったですが、量がたっぷりめ。食用旺盛な方にはぴったりですが、少食の方はあらかじめごはん少なめとお伝えになるとよいでしょう。
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わたしは初めてでしたので、量のことがわからず、ご飯を残してしまいました。本当にすみませんでした。ランチ1100円。質と量からいって、リーズナブル。

おいしいお店は、新宮市に単身赴任中のM部員さんが調べて連れて行ってくれました。
ありがとうございました。


さとびに関する見学

いつかさとびでもミツバチのことを取り上げてみたいと思っておりまして、
新宮市のふるさと納税品として蜂蜜や蜜蝋をお作りになっている熊野山密さんの巣箱を見学しました。
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日本ミツバチが巣に戻ってくるところを初めてゆっくりみました。
足に白いものをつけていますね。これが花粉です。
花粉を巣に集め、密になったところを人間がいただくのです。

生物多様性に大きく貢献している日本ミツバチ。農薬や病気で数が減っている日本ミツバチ。

「嫌い、怖い」と思われることなかれ。観察していると可愛いのです。

ミツバチ

働き者のミツバチさんをみて、すっかりのんびりしている自分も、また奈良にもどって頑張らないと、と思った次第です。


この他にも足を伸ばしたいところがありましたが、またの機会もあるでしょうから、少しずつチェックしていくとします。 

留守の間、ベランダの緑たちが一部萎れてしまいました。ごめんなさい。おそまきながら、たっぷり水やりをして、今日からは仕事の遅れを取り戻すべく、がんばろう。



わたしも雅昭部員も、元気なうちに行きたいところ、行くべきところはできるだけ訪ねてまわろうと言っています。みなさんの旅の参考になるようでしたら、このブログでもご紹介しますね。





 
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インスタグラムでも投稿した件ですが、
京都にあるヴィーガンカフェへ連れていってもらいました。


インスタグラムでは、まだまだ読者さんも少ないですので、おとなしくしてようと思ってるのに。
ついつい。。。長くなりました。いやほんと、13歳の若返りわんちゃんには感動しました(インスタに書いた件)。

このブログで、「いつかヴィーガンのレストランへ行ったら報告します」と書きましたので、
有限実行しましたよ。


 

わたくし、あまりすぐには飛びつかないんですね。
(部員Mさんは、すぐ飛びつきます。早いです。忘れるのも早いけど)
 
知ってから数年後に試す、なんてことはざらです。
ヴィーガンは、かつては「そんなに極端な食べ方をする人がいるんだなあ」という印象でした。
けれど、考え方に共感する(邪道と言われそうですが)ところがありますし、
連れて行ってくださったEarth sweetsさんがおっしゃるには
「最近のヴィーガンは、ものすっごく美味しくなっています!」とのことでしたので
試してみようと思ったのです。あっさり好みのわたくしには、とても美味しかったですよ。
肉食したくないけれど、慣れ親しんだ味で楽しみたい人にオススメ。 

ヴィーガンのことは、まだまだかつてのわたしのように、少し遠くから見ている人もいるかと思いますが、今かなり流行しているんですね。 

流行に終わらず、無理のない、命を大切にする食べ方が広まり、定着するといいなと思います。
健康のためにも、家畜のためにも、環境のためにも。。

では、ブログは短く終わろ。 
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さとびごころのサポーターをしていただいております
竹西農園 遊茶庵さんを訪ねました。
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竹西農園さんは、20年近く前からお茶の有機栽培に取り組んでいらっしゃいます。
18年前からは、日本茶が楽しめるカフェを開かれました。
薪ストーブのある、素敵な空間です。
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予約制でランチ(季節のメニュー・2500円)も楽しめます。

わたしたちが頂いたのは、レンコンづくしのメニュー。
竹西さんはお料理上手。家庭的でありつつ、プロの味。

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レンコン団子
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炒り大豆とともに焙じ茶で炊いたごはん(真似したい!)
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大根と干し柿の酢の物
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レンコンの春巻きと白和え
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お味噌汁、お漬物
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焙じ茶ゼリー生クリーム添えのデザート。

味わいも、空間も、時間の流れも、満足できますので
たっぷりと時間をとって、お出かけになられることをお勧めします(^^)



煎茶、ほうじ茶など、お茶のお話やこれまでの歩みなども伺い、
(また担い手の不安を抱える現状のことや、畑サポーターに助けられていることなども)
つい長居をさせていただいたうえに、
煎茶のレッスンまで受けさせてもらいました。
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煎茶のお話は、長くなること間違いないので、またの機会にご紹介しますね。
驚いたのは、数回淹れても味が変化して美味しくいただけたこと。
竹西農園さんならではの「煎のたつ」お茶の実力を感じました。

竹西農園さんのお茶は、まほろばキッチンなどの店舗でも購入できますので
見かけられたらぜひ一度お求めいただき、お手元のお茶と飲み比べてみてください。


竹西農園さん&竹西さんご夫妻には、
33号の企画記事「援農という選択」でもお世話になりました。
この記事にある畑サポーターの取り組みは、その後発展し、
テレビ等でも紹介されて、登録者は100人を超えているそうです。
(毎回参加される方と、そうでない方を含めて)

取材した後で、活動が萎んでしまったら残念ですが
元気に続いていること、竹西さんたちも新しい繋がりができて
意義を感じていらっしゃることを知って、嬉しく思いました。


竹西多香子さんとともに(かなり嬉しそうですね、わたし)。
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ありがとうございました!!また訪ねます!

竹西農園
奈良県奈良市中之庄町458  TEL 0742-81-0383
 




 


  
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カフェ

(本文とは直接関係ありませんが、素敵なお店の写真)

最近思いついたことですが、
2018年から本格的に阿南セイコ責任編集のもと
「自然にも人にもやさしいとは何か」を問いながら発行してきたさとびごころ、
それ以前のベースがあってのことですが、この間にいろんな出会いがあり、経験もありました。
それら全てを掲載することは紙面の都合からも無理があり
選びに選んで記事にしているわけですが、
「載せきれなかったけれど、あんなこともある、こんなこともある」
という思いはいつもあります。

また、読者の方は全ページはお読みでない場合が多い、ということもあります。
雑誌の宿命といいますか、好きなところだけ読んでいただければいいので
それでいいのですが、読まれないページというのは
「関心が薄い」テーマなんでしょうと思われます。
ところが、ちょっと話を聞くと「やっぱり読んでみようかな」と
なりますよね。なりませんか?

わたしでわかる範囲であれば、なんでもお話します。
奈良県内と「だいたい奈良県」であれば、どこでも参ります。無料です。

あなたにお会いしたい。わたしを呼んでくださいませんか?

一応、簡単なルールを設定します。


・お申し込みは定期購読者様・サポーター様でいらっしゃること(理由は下記)
・最少人数は1人(本気です)から最大5〜6人程度まで。(誰もアウェイにならない規模)
・場所は、カフェなど、応募者様でご指定ください。またはご相談。
・話題は、リクエストにお答えします。
例 「何号のあの話、余談を聞きたい」など。
特になければ、こちらで用意いたします。
・開催日は、ご予約の上で決めましょう。1ヶ月後くらいを目安にお願いします。
・時間は、2時間程度(雑談込みの目安として)
・ズームなどの配信はしません。その日、その時だけの時間を大切にします。 


<応募していただく人を限定する理由>
いつも購読していただいている方に感謝を表明する機会とさせていただきたいこと。
読者でなければ通じない言葉や話題が出てくるため。
ご参加くださる方は、どなたでもどうぞ。(わかりにくいことはその場でおききくださいね)
会のお申し込みは読者様で。
慣れてきましたら、このルールは変えていくかもしれませんが、当面のところ、宜しくお願いします。

<ゲストをお招きしてのお話会の場に発展していっても面白いかもしれませんね>
記事に登場するその人とお会いする場を設定、なんてどうでしょう。わたしからお願いしてみますよ。その場合は、人数枠を増やします。せっかくゲストに来ていただくのに、もったいないですから。。。それでも、10人か20人以内の規模感で考えています。ゲストの方へのお礼として、いくらかの料金制になるかもしれません。これは、その時がきたら決めようと思います。

<参考までに、思いつくテーマとしては>
・縄文時代とわたしたち
・森と人はつながっているのか
・川は生きている
・有機栽培農家を応援するには
・奈良の地酒あれこれ物語
・素晴らしい土の話
・畑活ことはじめ体験談
・阿南セイコが人を褒める話
・身の丈しごとを考える
・その他、当然ながら2018年以降のバックナンバーに出てきたことすべて


本誌はワンストップで制作しているため、「そのページはわたし、よくわからないんです」ということが、ございません。一つの記事を作るには、それなりに調べますので知識も増えます。けれど、学者ではございませんので、よもやま話として楽しんでください。

「さとびこお話会」のお問い合わせ・お申し込みは



 

みなさまとつながれますように。
お待ちしています!


さとびこ編集室 阿南セイコより




 

 


 
 
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