さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン「さとびごころ」を編集している「さとびこ編集室」からみなさんへ。 編集発行に関するお知らせや情報、編集部の思いなどをお伝えしています。

カテゴリ: vol.45

さとびでは、以前片上醤油さんに菌のことを熱く語っていただくコラムを連載していただいていました。
その後を継いで、このうえなく愛菌家であるみなみちゃんにお願いしてきたのが、こちらのコラム「日々是好菌」にあたります。

「もっと菌の大切さを伝えたい」という思いは、お酒特集にもつながっていきました(vol.32・vol.44)。

また、今回の特集で取り上げた地球の歴史では、シアノバクテリアが光合成を始めたことから地球に酸素が生まれたことが触れられていました。
かくも長い地球と菌のおつきあい。今、無数の菌のおかげで我々は生かされているとも言えます。


今は新型のウイルスという菌よりもはるかに微細な不安材料と向き合う時代になりましたが、
それが何であれ、わたしたちの免疫力を作ってくれるのも腸内細菌であり、コロナだけでなく風邪などの病気に負けないでいられるのは、はやり菌のおかげなのです。

温暖で湿潤な日本の風土は、よくも悪くも菌を育みます。
人間にとって都合が悪ければ腐敗となり、逆にいいものであれば発酵となり。

人が病気に負ける理由、勝つ理由は、何を食べないか?に深く関わっているように思うのです。
通常の食品が加工されすぎ、自然本来の食料という形で摂らなくなっている現実があり、そのぶん、意識的に自然の力が働くものを食べることが大切になってきています。
 
発酵食品であるお酒に含まれる菌がコロナウイルスを阻害するというニュースも話題になりました。

 


味噌、醤油、酢、酒、漬物、などなど、日本には素晴らしい発酵食品がたくさん。

愛菌みなみちゃんのコラムを読みながら、菌と仲良く、菌を生かすライフスタイルを楽しんでいただきたいと思いながら編集しています。

連載スタート時には独身だったみなみちゃんも、今ではママに。そして赤ちゃんは1歳に。
子育て記録バージョンに変化した日々是好菌 を、これからもお楽しみくださいね。
 
毎号、ぐんぐん成長していくお嬢さんの写真とともに。

45号愛菌
vol.45に掲載されている写真。ちょっと見えにくいのですが、これ「1歳パンケーキ」です。

 
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45号で2箇所目の登場となる杉浦農園Gamba farmさんのコラムです。
里山再生活動までのストーリーは 18ページの「風は奈良から」のコーナーでたっぷりとお読みいただくとして(下記は記事の紹介です)、


コラムではかなり近年に近いところまでの考察記録 になってきました。

テーマは酒米イベント。

本誌バックナンバーでもご紹介したとおり(vol.35)、もうやめようかというところまで困窮した状態から復活するきっかけの一つとなるボランティアによる酒米有機栽培への参加。そのときの杉浦さんサイドからの様子が描かれています。酒米は秋津穂。人気酒風の森の原料米となります。vol.45でチェックしてください!

そして、最後にお知らせが。わたしたちが杉浦農園を訪ねるときに、かならず挨拶をしていたワンちゃん、ポン太くんが永眠されました。
一人で頑張ってきた杉浦さんのソウルメイトでした。
ポンちゃん。今でもまた会えそうな気がします。杉浦さんのこと、応援してあげてくださいね。

ポン太




 

 
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編集していて、毎号癒されるページです。
食養アドバイザーとしても活動されています「菜食ごはん休日ダイヤ」の三瓶歌奈子さんによる暮らしと食養のエッセイ。いつも、「作ってみたくなる」食養レシピつき。
美しい写真もすべて三瓶さんご自身の撮影によるものです。

(やっぱり写真が美しい!)
 

今回は、ウイルスがもたらしたもとして、家に長くいるようになったことから「ずっとやりたかったこと」を始められたそうです。

三瓶さんは、東吉野村に移住されるまでは関東にお住まいでした。
多忙なお仕事をされているとき、体を壊されたご経験がおありです。そこから食の研究が始まりました。その経験が今、食養生の知識として生かされ、もちまえのセンスがあふれる目にも美しい料理をおつくりになります。

みなさん、お昼や夜に、どんなものを食べますか。
わたし自身のかつての経験でいうと、コンビニ弁当やスーパーのお惣菜に頼ることが多かったものです。
頭ではわかっているのです。自然に近い食べ物を摂ったほうがいいことを。
なぜできなかったのでしょう。今思うと、精神的に急いでいたからではないかと思います。
仕事のプレッシャーや、頑張ろうとする気持ちから、「ちゃんと食べる」ということが、とても時間のかかることに思えました。
食べること(買い物する、作る、片付ける)の時間を節約したくて、すぐに食べられるものを買ってしまうのです。
もしくは、外食に依存してしまったり。

そんな時代には(書きながら思い出してきました笑)、体調がよくありませんでした。おかげさまで大きな病気にはあまり縁がなかったですが(でも入院2回)、慢性的な立ちくらみ、頭痛、顔をしかめるほどの肩こりや腰痛、時々刺すような腹痛、咳、花粉症のような症状、寝たはずなのに夢の中で仕事をしていたような浅い眠り、、、などなど、今思うと結構しんどかったかな。そうそう、年中行事のように、原因不明の事件が起こりました。突然の貧血や吐き気、全身びっしょりの冷や汗がどっと襲ってきて意識が薄れこのまま死ぬのかな?と思うほど苦しくなるのです(自律神経失調症というんですね、きっと)。
それでも、そんな時代があっての今なので、それはそれでよかったという気持ちもあります。けれど、ある時、直感的に「これ、やめ!」とラインを引いたことがありまして。

その頃、ものの考え方、解釈の仕方が変わりました。例えば、失敗すると自分を責めまくって生きた心地がしなかったものを、「失敗のおかげでひとつ学べる。これを繰り返さないために何ができるだろうか」というふうに考える、といったこと。とにかく否定的な発想をデトックスしていきました。
 
精神的な自由のためにも、一人でゆっくり過ごす時間を意識的に確保しました。

そしてゆとりが生まれるにつれて、今日経済的に食べられることの有り難さ、すべては自然から与えられている食べものに対する有り難さがやっと、本心から感じられるようになっていったように思います。心の中で夜明けが始まったような感覚でした。わたしのような遠回りをしなくても、気づいている人は実行されてますね。
 

精神的な自由があれば、大切にしたいことに本気になることができます。
よくないストレスから解放され(いいストレスもありますよ)、 すでにある幸せにまず気づく。
人間は、特に世界的に断トツに歴史の長い日本人は、「これを食べたら死ぬ」とか「これを食べると治る」とか、先人による数え切れない経験が今に伝えられていますので、本来、人を病気にする食べ物ものはありません。こんな体調のときはこれを食べよう、この季節にはこれを食べるといい、、、そんな知恵の積み重ねが食養生になっています。

ただ、食べ物を変えるだけでは、おそらく不十分ではないでしょうか。精神が体に及ぼす影響は、見えないけれど大変大きいものです。精神的な豊かさがあってこそ、食べ物は体の中でいい仕事をしてくれるのだと思います。
精神的な豊かさとは、めずらしくない言葉ですが、やはり「感謝」ではないかと思います。

自然は今日も黙って生命を養ってくれています。
そのしくみに心から感謝して、季節の移り変わりを楽しみ、心と体の調和を保ちましょうね。
この連載が、そのお役にたつと、編集部はとても嬉しいです。

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森のねんど造形作家、岡本みちやすさんの連載です。
春らしい作品の写真を できるだけ大きめに扱いました。ファンの皆様、お楽しみください。
このジオラマの中に、自分の分身をもぐりこませて散歩してみましょう。
(実物は意外とミニチュアですので、紙面で想像するのも案外楽しいですよ)

みちやすさんから届いたメッセージが掲載されています。
昔のエピソードや最新の取り組みなど。
みちやすさんも「土に還れることは無駄のない美しい世界だと信じて」ものづくりをされています。
編集部が大切にしたいことと、このあたりが重なります。
連載をお願いする理由です(^^) 

森のねんど研究所は、大和郡山市井戸野地区の地域活性の取り組みの場でもあり、
作家みちやすさんのアトリエでもあり、ギャラリーにもなっており、
いつ行っても、ディスプレーが素敵です。
機会がありましたら、お運びください。

45号のお届けに、わたしも近いうちに訪ねる予定です。
研究所となっている古民家は、みちやすさんがわくわくしながら手入れして、少しずつ今の状態に近づいてきました。
(バックナンバーではそのあたりをお伝えしていました)
そこにいるだけで心が落ち着いてくるような、静かなんだけどエネルギーを感じる場所なんです。
紙面からも、研究所のそんな空気をお伝えできればと思います。

みちやすさんのブック あります
森のねんど研究所で購入できます。
編集部でもお問い合わせいただけます。
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vol.45ができてきました。


前回から紙を変えて、すこしシッカリしたさとびになりました。

今回は、ページ数が増え、32Pになっています。さらにシッカリしたかも?

立てかけても、ペランとお辞儀しなくなるはずです(^^;)


それから、サポーター様のお名前をクレジットさせていただいています。

本来の購読料以上の金額で支援してくださっています。

ありがとうございます、の表明です。

(数名の方には事後報告となりましたことをご了承くださいませ)



皆さまからの温かいお声かけに励まされつつ、発行し続けることができております。

ご一緒に、自然にもやさしく、人にもやさしい、生き心地ハッピーな人の一員になりましょう。


vol.45のコンテンツです。
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お話会しませんか?



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山と今日
この連載も2年以上続いてきたとは、月日のたつのは早いものです。
先日紹介した14代目林業家ドタバタイノベーション奮闘記(ドタバタ)からいうと未来にあたるのが、大和森林管理協会(大和協)の始まりになります。

ここ最近のドタバタで登場されているのが、愛媛大学名誉教授の泉英二先生です。
この先生との出会いが、のちに大和森林管理協会の創設につながってきます。
 

わたしは時々、谷さんから理由もよくわからず呼び出されます(そういう人、彼の周りには多いと思いますよ)。その日もなんだったかよく覚えていない声かけで出かけていきましたところ、「大和森林管理協会」の集まりでした。理事長として泉先生が、中央に立って協会設立の趣旨を演説されていました。

ちなみに、泉先生は、今連載お休み中になっている「明日の奈良の森を考える学習会」(主催=奈良県総合監理士会)のゲストとしてもお招きしており、バックナンバーに掲載しております。
satobi35-20-21

vol.35(2018 autumn)あすなら森だより 03 「森林経営管理法」とどう向き合うか?
講師:泉英二氏(愛媛大学名誉教授)
https://satobigokoro.org/archives/1291の下のほうにあります。


森林管理経営が市町村に移管される動きを強権的として批判しつつも現実として受け入れた時、これからは市町村が鍵を握るのだと主張されました。もし、市町村が「森林のことはよくわからないし、、、」と、外部に委託したとします。その外部の先の先に、山を大切に考えない企業などが入り込みやすい時代になりつつあることをわたし自身も恐ろしく感じています。
 

そんな中で、地域で持続可能な森林管理ができるように、困っている山林所有者さんや市町村の相談にのったり、人材を育成したりと広範囲な取り組みを始めようとしていましたのが大和協でした。谷林業という大規模山林所有者も、「困っている山主」のひとつであり、自身の切実な事情から生まれている取り組みでもあると言えます。その始まり(第1回の記事によると平成29年7月)から今日までを伝えているのが、この連載となります。

https://satobigokoro.org/archives/1631

大和協の活動も、新しいメンバーの加入により活気を帯びてきました。今回は、そんなお話になっています。


こんな取り組みは、全国的にもレアなケースだと聞いていますが、レアでなくなる日がくるといいなと思います。この記事の連載については、次号でお知らせすることがありそうですが、今はまだ未確定なことが多くお伝えできません(^^:)。夏号の発行の頃には、きちんとお伝えできるかもです。


vol.45  出来上がりました。証拠写真を明日、アップします!
vol.45-コンテンツ



 

 




 
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レジ袋が有料化になり、エコバッグを持つ人が増えてきましたね。

我が家でも、レジ袋をごみ袋として再利用していましたが、日々の買い物で発生するレジ袋の方が多く、どうしても溜まってしまうので時々捨てていました。近年は、エコバッグ暮らしが定着し、収納スペースもすっきりしています。

レジ袋製造会社の社長さんが悲鳴をあげていらっしゃいましたことや、エコバッグも化学繊維でできていれば、どうなんんだろう?という意見もありますが、、、。みなさんはどうお考えでしょうか。

今回は、いちはやくレジ袋提供禁止条例を施行した京都府亀岡市のケースを、フリージャーナリストで、ご自身もごみ減量ネットワークという団体を主宰し、ごみ減量の現状に詳しい北井弘さんが紹介してくださいました。
亀岡市写真⑥市内スーパー(マイバスケット)
写真亀岡市提供 

なお、この連載では毎回、ごみを減らすひと工夫も同時に紹介していただいています。今回は、「ヘチマの種お送りします!」。

へちま


プラスチックごみへの意識が高まり、エコ的と思われていたアクリル毛糸で編んだたわしが実はマイクロプラスチックの原因になっているということが知られるにつれ、昔ながらのヘチマたわしを使う人が出てきています。北井さんは、ヘチマを「自分で育ててみませんか」と、種を無料で送ってくれるんだそうです。vol.45の発行に先駆けて、こちらでもご案内いたしましょう。

kitai@utopia.ocn.ne.jp  

まで、ぜひご応募くださいませ!


北井さんのお知り合いに、「サステイナブルに暮らしたい」という人気ブログのオーサーで、翻訳家の服部雄一郎さんという方がいらっしゃいます。

 

こちらのブログ、写真も美しく、文章もポジティブで、具体的なアイデアもたくさんあり「ああ、わたしもサステイナブルに暮らしたいですー!!」と思わせてくれる素敵なブログです。
ヘチマの記事は、こちら でございます。
(わたしは、石鹸置きにとてもいいなあと思います。実は、実際に使ってみたけど、合わなかった、という人もわたしの近くにはいます。へちまも一つの方法ですので、使ってみて、気に入ったら続けてみたらいいんじゃないでしょうか。通常のスポンジであっても、何も考えないで使うのと、少しでも洗剤を減らす食べ方、暮らし方を考えながら使うのとでは、きっと違うでしょうし。)

 



服部雄一郎さんの本も、この連載で紹介していただきました。書店はもちろんですが自然食品を扱うお店などでも取り扱いがあるようです。
奈良市ではかんとりーさんに並んでいるとの情報が(下記の写真)。服部雄一郎さん訳

どちらも、装填がおしゃれですよね。

(何事も、「おしゃれでないと届かないよなあ」と、反省させられます。編集長のセンスに限界があるらしく、さとびはあまり、それほど、「おしゃれ!」な雑誌ではございませず、すみません。いつも読んでくださるみなさん、本当にありがとうございます。)





もしも、この世界の生産物が、自然の状態からあまり化学的に変化させないで生産されていたなら、ごみはないはずです。すべては土に還ることができ、それが無害だからからです。石油も自然のたまものですが、それを化学的に合成してしまうことによって、自然に還るのにとてもとても長い時間がかかり、その間に不自然な物質を発生させてしまいます。生物たち(人間も含め)は、それに順応できません。

 
発明された時点では、「素晴らしい!」と思われたものでも、歴史の中で検討してみて、「やっぱりよくないね」とわかったときは、変えていきましょう。

わたしは、ごみを減らすのと同時に、そもそも土に還るのか?を考えて、せめて暮らしに必要な道具などは、自然に近いものを、しかも、ちゃんと気に入ったものを選び、長く使うことが原則になってくると考えています。それは同時に、体にもいいものであることが多い、たぶん、100%そう言えるのではないでしょうか。
プラスチックが出現する前の暮らしはどうだったでしょう。木、竹、草、石、土、自然にあるものを使って、上手に暮らしていました。難しい知識なしに今の暮らしにもすぐに取り入れられるものもありますが、次々と失われています。
本当は、科学技術こそが、自然にも人にもやさしいか?を哲学として発展してくれたら、世界がしあわせになるように思うのですが。


土に還すため、コンポストもやっています。生ゴミが無くなりました!
世界はともかく、自分の暮らしは自分で変えられます。今できること、楽しいことから、実行です。
みなさんは、ごみ減量、意識されてます?
 


 
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さとびごころは、特集と連載、ときどき企画記事という構成になっています。
vol.45は、特集に少し多めにページをさきましたので、企画記事はお休み。

このブログも先日の「これからの、これから」に続き、連載のご紹介となります。
今日は、すでに19回を数える長期連載、「十四代目林業家ドタバタイノベーション奮闘記」の話をします。
vol.45第19回ドタバタ



筆者は、奈良県王寺町で十四代続く大規模山林所有者(いわゆる山主)である谷茂則さん。
奈良の山主にしては「めずらしく」(と言っていいと思います)、あちこちから講演や講師に招かれたり、自らも株式会社谷林業という会社を経営、また一般社団法人大和森林管理協会の創立メンバーであり理事も務めます。一般社団のほうの取り組みは、別連載「山と今日から始まる物語」のほうで伝えていただいています(さとびの中では、一番執筆量の多い人になりますね)。
奈良の森をとりまく事情を垣間見るために、継続して連載をお願いしています。読者の方は、林業や森林管理については接点のない人が多いと思いますが、こうした記事を通じて少しでも知っていただき、自然にも人にもやさしい地域のあり方のなかに森を位置付けてみてほしいと願います…。

 

思えばもう長いおつきあいになりました。

連載のきっかけは、2014年に「チャイムの鳴る森」というイベントで出会って間もない頃、わたし自身にとっても謎の多かった山主の立場にある人が、山守がいなくなってしまった自社所有林をどうしていけばよいのか?という課題に向きあうことが始まりとなって、なにやらイノベーションにチャレンジしておられるという匂いを嗅ぎ取ったためでした。

谷さん自身にとっても、自らを振り返り今後のビジョンを描いていくために、連載の執筆はありがたいと言っていただいています(そりゃあよかった) 。原稿の下書きが届くと、仕上げるまでには累計何時間も電話で談義をします(普通はあまりそういういことはないのですが)ので、結果的にお互いの考えが相手に染み込んできた部分もあろうかと思います。

前回に引き続き、今回も平成27(2015)年に吉野で行われた「自伐型林業フォーラム」のことがテーマになっています。このフォーラムに呼ばれ、登壇したことがドタバタイノベーションにとっては特筆すべきことだったそうです。それだけに強い思い入れがあったためか、仕上がるのに時間がかかった19回目となりました。この時を境に、ドタバタイノベーションは新しい段階に進んでいくのです。

参考 「自伐型林業フォーラムIN吉野」 

自伐型林業というスタイルが今少しつづ広がりを見せており、vol.42の特集「美しい森」でロングインタビューを試みた岡橋清隆さんも、自伐型林業に取り組む人たちを対象に全国各地で「道作り」(この林業スタイルとは切ってもきれないノウハウです)の指導をされています。
この連載の段階は、こうした状況が広まりつつある時にあたります。

ぜひ、45号をお楽しみに。


以下は余談のオンパレードです。


この投稿を書いている間に、大変参考になるブログを発見しました。
どうやら、谷さんのお知り合いの方のようです。谷林業、大和森林管理協会、そして昨日このブログで紹介した炭プラントのことが全部いっしょに登場しています(炭に関心のあるわたしに、このプラントを教えてくれたのは谷さんでした)。
興味のある方は こちらをどうぞ




 

最近、谷さんから嬉しいお知らせがありました。本連載をお読みになった大学院生の方からのメッセージが届き、「森とともに生きるの連載を読んで共感」したことが綴られ「この春から就職しますが、これからの何らかの形で協力させてほしい」という内容だったとのことです。
誰かの心をノックするメディアになりたい本誌としては、心があたたまる思いでした。





さらなる余談となりますが、この連載の前に一年間「森とともに生きる」を担当してくださったのは、当時谷林業の社員であった久住一友さんでした。近自然の森づくりに強い関心を持つ久住さんは、連載が終了するタイミングで谷林業を卒業され「久住林業」として独立、 さらに「森ある暮らしラボ」を主宰して人と森をつなぐというライフワークを追求されています。ラボは明日香村の古民家をセルフリフォームして開かれました。そして、このラボが出来上がる様を本誌vol.33の特集「住み継ぐ暮らしとまち」でご紹介しています(さとびのお取り扱いスポットにもなっていただいています)。
森ある暮らしラボ


地域マガジンのご縁が今も続き、志ある人が活躍されていくのを見させていただき、話しこんだら何時間でも…という友好を温め続けることができていることに、いつも心から感謝しています。

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vol.45これからのこれから-部分
春号がお手元に届くまで、しばらく記事の紹介をしてまいります。
表紙をめくると、毎号美しく、ほっこりする写真がみなさまをお迎えします。
このブログでは、全画面をお見せするのがもったいないですので、スカートめくりじゃないですけど、チラッとだけ、(作者に無断で)トリミングしてアップしておきましょう。

「これからのこれから」は、フォトグラファーとして活躍中の都甲ユウタさんのエッセイ。
毎号「4歳で発達障害の診断をもらい、小学○年生になった息子へ」で始まります。


うちの部員は、長らく障害福祉の世界で働いていました。
すると、障害のあるお子さんをお持ちの方からうちあけられることがよくありました。
行政の窓口へ行くのと違い、プライベートな人間関係の中で相談でき、
「この人ならわかってもらえる」という安心感があるのではないでしょうか。
「実は娘が家から出られない…」
「息子が就職できない…」
人には言いづらい悩みや相談がありました。今では安心して暮らしておられる方もあります。

障害の中でも近年増えているのが「発達障害」と言われています。
そして、多くの方にとって謎の多いものでもあるのです。
いろいろなケースがありますので、ここで「こういうものです」と定義づけるわけにはいきません。
ただ、外見からは見えない障害ならではの生きづらさを抱えやすい、、、ということは言えると思います。
そこには、周囲の人の理解があるかないかで、ご本人の生きやすさには大きな違いが生まれます。

「周囲の人」の筆頭であり、とてつもなく重要なのが親御さんです。
都甲さんが、誌面でこのテーマを選んでいらっしゃることで、読者の方から「実はうちの子もです。ですから毎号、とても楽しみにして読んでいます」というお声をいただいたことがありました。


発達障害を悲観することなく、将来の息子への手紙のように綴られたエッセイです。
いつも、ちょっぴりクスっと笑いをとってくれるところが都甲さん。
ぜひお読みになってみてください。
 
わたしは、「この人ならわかってくれる」と気を使わなくても、誰でもが子育ての相談をするようにうちあけることができ、個性的な子どもさんの可能性を伸ばせるような社会のムードが生まれることを願いながら、この連載を見守っています。

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vol.45特集扉

vol.45の特集は、チャレンジ企画でした。
地球の歴史だなんて。地質だなんて。果たして、読んでいただけるのでしょうか??
まだ桜が満開の頃に、編集は佳境を迎えておりました。
執筆してくださったお二人のことなど、こちらの過去記事で書いています。



ぜひ二人の奮闘ぶりをvol.45で、お確かめください。

ちなみに、この企画が生まれたのには、vol.36で縄文特集をしたことが関係しております。
企画中に書いた記事がこちら(縄文好きの人はどうぞ)

 





わたしは、この特集をしてみて、
今までぼんやりと聞いたことがあった断層のことや、「かつて海だった」 痕跡のことや、
奈良県南北の地質の違いなどが理解しやすくなりました。

今日も動いているはずのプレートのうえで
地球史を一年に例えれば「紅白歌合戦が終わりかけ」の時代に生きています。
戸上さんは、うちあわせのとき「地球は今まで5回、生物の大量絶滅を経験してるんですけど、今は第6回目の絶滅の時代と言われているんですよ」と言ってました。
ホモ・サピエンスが原因のようです。
参考記事  
毎日のように通う畑の土も、また一層いみじく感じるようになりました。
絶滅させるのが人間なら、持続させるのもきっと、人間です。 

みなさんにとっても何か視野が広がるような読み物になりましたら幸いです。

 


編集後記より
岩石は治療の道具にも祈りの対象にもなってきました。
昔の人は岩や石に何を感じとったのでしょう。
微かな膜のような土の上に暮らしながら、
時には地球レベルの営みにも意識を向けてみてみたいと思います



追伸
 

今のところ順調に毎日更新できている自分をほめてあげたい。


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