さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン「さとびごころ」を編集している「さとびこ編集室」からみなさんへ。 編集発行に関するお知らせや情報、編集部の思いなどをお伝えしています。

カテゴリ: 農と農地

だんだん暮れも押し詰まってきますね。
12月の中旬からは寒さも増してきて、朝や夜の外出はちょっと辛いですね。
一年の終わりには、今年の感謝や来年以降のことを考えます。

感謝ということの大切さを、深く感じるようになったのは
ずいぶん年を重ねてからのことでした。
至らぬ人間でございます。
みなさんは、いかがですか。
今や、わたしは寝ても覚めても感謝、感謝です(^^:)
みなさま、今年も一年本当にありがとうございました。




来年からのさとびごころ、、、、とはいえ、すでに冬号は
校了にむかって進行中ですので、春以降ということになりますが、
新年を控えて、あたらしいプランも温めています。

自然にも人にもやさしく、、、、3年間ずっと言い続けてきた言葉。
社会を見渡すとSDGSなどが広まり
一般の雑誌を見ても、環境への配慮をテーマにした記事などが
増えてきているように見受けます。

先に書いたこと なども心に留めながら 
小さな小さな地域マガジンである本誌は、
どんな道を進んでいけばいいのか、ブレないで行きたいなと。


地域で暮らすということは、昨日も今日も
一見変わりなく過ぎていきます。
(もちろんコロナのことがあり、今年は大変な思いをされた方も
あったと思います。。。)

その変わりない日々が、俯瞰してみたときに、一歩、一歩、
どちらへ進んでいっているのかを感じていたい。
その方向が、自然にも人にもやさしいものであってほしい。

「やさしさ」こそ陳腐化しやすい言葉かもしれませんが
あえて掲げています。
例えば災害にあったり、失業したり、怪我や病気をしたり
あるいは、ひどく落ち込んだりと
「しんどさ」に苛まれることがあっても
顔の見える関係の中で何か助け合えるような
地域であれば、どんなに暮らしやすいかと思うのです。 

(その意味で、コロナが原因で人が分断されるのは心が痛みます) 

物質的に豊かになったのだから、これからは心の豊かさが大切だと
さとびを創刊された大浦さんはおっしゃっていました。
「人のことなどかまっていられない!」といった
追い詰められた状況 ではなかなか、そうは行きません。
根底のところに大きな安心感があってこそ、
やさしさも発露できるのではないかしら。

やさしさの源は、その人の「考え方」次第ということはありますが、
現実的に考えて、「食べていける状態」であることが
とても重要な前提条件になるのではないでしょうか。

自然から与えられる十分な食べ物があったとき
容易に誰かにあげることができます。
逆にもし乏しければ、「それは自分のものだ!奪うな!」となるでしょう。

そういう根源的な安心感というのは
やはり「農」を大切に考えることから繋がってくるものではないかと
思いまして、さとびごころに載せたいものとして
来年はもう少し「農」関係の記事を
増やしていきたいなあと思っています。




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12月初旬、ある方から連絡が入りました。
「5日、空いてます?」

なんのお誘いかと思いましたら、「多地区」でのお餅つきイベントでした。
35号「農がつなげる人と土」の特集でお世話になりましたのが
この地区の「多集落営農組合」さまです。 
美しい多地区の自然を楽しむ会さまの取り組みを紹介しました。

こんな記事でした。リンク先でお読みいただけます。
特集の意図は、「援農」だったのですけど、、、
この地区の取り組みは農村のこれからを考えるにあたっても
注目すべきモデルだと思っております。

satobi35-10-11

記事の最初のほうでふれていますが、この地区がなぜ「多」なのかというと、
さすがは奈良!と思うような奥深い理由があるのです。
古事記を編纂した人物、太安万侶を知らない人はいないでしょう。けれど、出身地は?
と聞かれて答えられます?それがこの多地区なのです。
有名なのは、彼の実在を証明したお墓のほうですよね。



なんでも、地域の方によると、神武天皇の長男さんが皇位を弟にゆずり、この多地区に住んだとされ、この地区の人たちはその子孫なのだそうです。多神社(多坐弥志理都比古神社(おおにますみしりつひこじんじゃ))が地域を見守っています。




おひさしぶりにお会いできるのを楽しみに
飛び入り参加しました。わたしたちが参加することをご存知ない方もあり
取材目的かと思われたふしもありましたが、たしかに広い意味で取材活動です。
日頃の行いが明日のさとびを作ります。

編集部Mも餅作りに参加。
多地区4-201205


多地区5-201205

M「最近、畑を始めたんですよ」と話したら、みなさんからたくさんアドバイスをもらっていました。

また、婦人部の中井さんからは、最近できたジャムを紹介していただきました。

多地区3-201205

ごく少量しか作られていないのに、ひとつサンプルとしていただいてしまい
後から代金をお支払いすべきだったと悔いました。すみませんでした。

田原本町道の駅 レスティ唐子・鍵 で販売されるはずですので
ぜひ、ご賞味ください。極少生産ですので、早いもの勝ちと思われます。

さて、なぜお餅つきなのか?です。

多地区では年間を通じて様々なイベント活動をされており(記事でも紹介してます)、
回を重ねるほどに100名以上が参加されるとても賑わいのあるものになっています。
それが、コロナで今年は一度も開催できなかったそうです。
イベントを楽しみにして来訪する大勢の人を迎えるのは、おそらく大変なこともあるかもしれませんが
それが地域の元気にもなっていたと思います。そのイベントが、ゼロ。
そんなとき、代表の大倉さんから「お餅つきをして、地域に元気を配ろう!」という提案が。
すると、この地区の人たちは、なんだかんだ言っても協力しちゃうんですよね。
こうして集まって、手分けして、お餅づくりです。

できあがったお餅。
多地区2-201205

大倉さんの田んぼでできたもち米らしいです。。。

「活」は、活き活きと!という思いを込めて。

メッセージと南天の葉をそえて配られました。
多地区1-201205

多地区-20201209

この暗鬱な雰囲気を払拭するため、日本古来から伝わる「餅」に託し
「もちこたえる」の意味を込めて、また、「難を転じる」南天を添えて
多大字の皆様方にお届けさせていただきます。
コロナ禍のなか、なにかと制約が多く窮屈な毎日ですが、皆で協力しあい
元気を出して頑張りましょう。

こんなメッセージがお餅とともに、配られてきたら、どう思います?
素晴らしい地域ですよね。まず善意を配ろう、ということなんですよね。
こんな地域だから、イベントも賑わうのかもしれません。 

と、感じるということが逆説的に
地域のあたたかいつながりが薄れているのだなあと感じさせられます。
新興住宅地内では、なかなかこういう取り組みは、かなり意図的に、意識高く取り組まないとできないことではないでしょうか。。。
奈良のむかしながらの地域には、こんな文化が健在です。いえ、守ろうとする人たちがいらっしゃるということです。

おみやげに、地域外のわたしたちまでお餅をいただきました。
「元気を出して頑張りましょう」
その気持ちとともに、美味しくいただきました。
ありがとうございました。

わたしたちも、今いる場所と、今いっしょにいる気の合う仲間を大切に。
それも地域だと思います。
時代の流れで地域が壊れたなら、自分たちで作りましょう。


多地区の記事が掲載されている35号はこちらからお求めいただけます。
在庫、残り少なくなってまいりました。



 


 
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ポニーの里ファームさんへ

vol.37のコンテンツ「人工林の皆伐跡地に、広葉樹の森を育てよう『木の恵みと生きる陀羅尼助の郷、天川村の豊かな未来』プロジェクト事業」の記事で、紙面に登場されたポニーの里ファームさん。

この記事がご縁となって、本誌を快くお取り扱いくださるようになり、編集部は大変喜びました。

そして遅まきながら訪ねたのが今年1月。キハダの苗づくりが始まっていました。(詳しくはvol.37 12ページをチェックしてみてください^^)

ポニー2020.01
こちらでご覧いただけます

あれから半年。再び訪ねてみると、ハウスの中で生き生きと、所狭しとキハダが育っていました。

IMG_0946

もう少し根がしっかりと張ってきたら、天川村のプロジェクト予定地に植林されるとのことです。

このプロジェクトのことは、vol.37・38と連続で、奈良県森林総合監理士会代表の杉本さんにご紹介いただいていますが、今も、しゅくしゅくと進行中ですので、またおりを見て、お伝えしたいと思っています。

ポニーの里ファームさんは、薬草の里高取町で薬草の6次産業化、農村健康観光ツーリズム、農福連携をキーワードに、トウキの栽培やキハダプロジェクトに取り組んでいらっしゃいます。薬草はさとびにとっても大切にしたいテーマ。いっしょに企画する記事が、来年にはお伝えできる予定です(さとびの記事は、半年から1年くらいかけて熟成してお届けしております^^;)。どうぞ、お楽しみに。保科さん、お時間をいただき、ありがとうございました。

IMG_0945

追伸:キハダをインテリアプランツとして連れて帰りたくなったのですが、我慢しました!

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熊本県の水害で被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。
1日も早く日常が取り戻せますよう。。。
こちらの記事もお読みください。 http://satobi.blog.jp/archives/1077634391.html

さて、もうすぐ発刊する夏号(vol.42)のお知らせを続けさせてくださいね。
 

連載 風は奈良から(次号のさとび)

GUEST:伊藤立平さん(建築家)

風は奈良からゲストに伊藤立平さん

 

この連載は、40号からスタートしました。「奈良にはものごとが始まっていく場の力があると思う」という三浦雅之さんと、編集長阿南セイコが毎回ゲストをお招きして行う誌上トーク会です。

 

今回は、41号の特集で「自然に近い家」を寄稿してくださった伊藤立平さんの記事に大いに興味を示してくださった三浦さんに、ご本人と会っていただくことになりました。

土着的な建築の話、自給率の話、、、たっぷり読み応えのある内容になっています。夏号vol.42を、どうぞお楽しみに。。。


--------あなんのメモ--------


本誌のご縁でコーディネートさせていただきました。三浦さんと伊藤さんは、ほぼ初対面に近かったのですが、そうとは思えないほどに時間を忘れて話がはずみました。

あとで構成するのが大変でしたが(笑)、貴重な時間を読者のみなさまとわかちあえればと思います。
 

自然に近い家に対するひとつの妄想的提案が、読む人にひらめきや刺激をお届けすることができたとしたら嬉しく思います。 


特集では「風土と共にある家」として、FRONT designの岩城さんの記事も掲載しています。


41号特集はこちら



自然にも人にもやさしい家は、人の数だけアイデアがあることでしょう。

いい事例がありましたら、編集部にも教えてくださいね。奈良に自然に近い家が増えていったら、、、と思うと、ときめきます。






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今年もよろしくお願いしますとご挨拶しているうちに、もうすぐ2月ですね。
今年は暖冬のためか、春の訪れが早いような気がしませんか。


今年から農を考える人たちと交流会を行うことになりました。
すでに満席となっておりまして、皆様にお誘いすることが叶いませんでしたが、 
その第1回目が2月1日に行われます。

編集部はいつも森に関する記事を必ず載せるようにしていますが、
それは「水と緑と土の豊かさを未来へ」という思いがあるからです。
これにはもう一つ農の分野も非常に大切だと考えていますが
まだまだ勉強不足なところ、手薄なところがあると感じていました。


そんな時に、奈良県下の農関係の皆様と集える機会をいただけることは
これからの編集活動にプラスになることと思います。
後日、2月1日に参加してみての報告ができたらと思います。

今考えていることは、「おいしそうなページ」を作りたいということ。
農の活性化のためには、農産物の販売促進を画策する前に、まず、「おいしいもの」を食べる幸せを創り出していくに尽きる!と思いまして。。。

「おいしいもの」は、体も心も喜ぶものでなければ。
どんな記事を作っていけばいいのか、ときめきながら企画していきたい。 

そのためにも、もっともっと地域に密着した情報や知識を蓄えなくてはと思うところです。

関心のある方には、今後の勉強会(&交流会)の情報をご案内しますので
ご連絡ください。席に限りがあり、広く募集することは難しいのですが
さとび読者の方であれば、ぜひ席をご都合したいと思います。

 


 
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