さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

自然と人のつながりを地域に根ざして考える奈良発ローカルマガジン「さとびごころ」を編集する「さとびこ編集室」より、日々の活動のことやお知らせ、雑談を綴ります。 雑誌づくりを通して、自然にも人にもやさしいあり方をみなさんとともに考えます。

2022年06月

今日で6月も終わります。
急に暑くなりましたね。梅雨あけが異常に早くて。

みなさまはお元気でしょうか。熱中症対策は大丈夫でしょうか。

このところ、ご無沙汰しておりましたね。


上映会が終わってから、夏号の仕上げに突入しました。
今回は、自分で書かないといけなかったので(いつもは締切の催促をしていることが多いんですが、書く苦労もしたほうがいいですよね)トンネルの中で、手探りと匍匐前進をしていたんです。

今回の特集は奈良の水マップ。
いつもながら、「なんでこんな特集を予告しちゃったんだろう」と思うステップを超えないと作れないという。。。

そのトンネルをぬけて、どうにかできました。
新たに知ったことや、改めて心に刻んだことが詰まっています。

明日からvol.50夏号の紹介を始めます。
しばらくは更新祭りかな?


今回のさとびもどうぞ、宜しくお願いいたします!!

下記の写真は、2019年の夏号で使った写真です。
水源地!って感じでしょう。
見てるだけで森林浴ができそう。 
とても好きな一枚。ありがとうやまちゃん。
P6120196


 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このブログでも度々、ご紹介してきましたが

 映画「杜人」上映会は本日です!
あれから、さらにレイトショーの枠が増えたそうです。
このようなテーマに対して、奈良で、満員御礼になるようなことになるとは
本当に嬉しい。

さらに嬉しいことに、会場のホテル尾花さんは、さとびのお取り扱いスポットになってくださっております。そんな会場でできるなんて。じーん。

バックナンバーも並べてくださっているようです。
IMG_7066


すでにさとびの読者の方も、ご来場されるようなのですが
あたらしい方に存在を知っていただいて、自然調和型地域づくりの心のお仲間になっていただけたらなあ(^^)

その前に!

王寺町のKUBERUさん2階では、講座があります。

編集室も陰ながらご協力しています。

あなんは本日、これをはしごいたします。
どこかでお会いしましたら、よろしくお願いします!

 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加

さとびvol.46




さとびごころvol.46  特集薬食同源奈良 !!

在庫がなくなってからも、度々お問合せいただき、
ついにまとまったご注文をいただくことになりまして、増刷いたしました。

 
編集室にもたくさん再入荷しましたので、
この機会に、ぜひお買い求めください。

この号だけ、取り扱いたいという方は、ご相談ください。


PS  vol.47(特集は「いつまでも豊かな森」)も再入荷しています。こちらはあとわずかです!

**************************************************************************
100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン
さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
https://satobigokoro.org/

ご購入、お問い合わせはHPのフォームからどうぞ。

オンラインショップはこちら。

**************************************************************************




 


このエントリーをはてなブックマークに追加

6月になり、梅雨が始まるまでにやっておきたいことが気になりますね。
畑活をしている人は、雨が続くと困るじゃがいもの収穫などを済ませる時でしょうか。

夏号(vol.50)の準備を進めるかたわら、日頃の行いとして
さとび関係のお仲間と焚き火会をしてきました。

山村で放棄された茶畑を、人が遊びに来てくれるような場に変えていきたいという方があり、
編集部は「それはやっぱり断然なんと言っても エディブルフォレスト じゃないですか!!」と強く進言したことが関係あるのかないのか、訪ねてみると果樹が植樹されていました。
将来のエディブルフォレスト

いちじく、柑橘、柿もあるそうです。ゆっくりとかわいがって育ててくださいね。



エディブルフォレスト=食べられる森
ガーデニングや菜園の分野から生まれた言葉です。編集部では、森林に食べられるものをどんどん植えて(逆に畑に果樹や広葉樹を植えてもいいし)、畑のような森、森のような庭、庭のような畑になった状態の場をエディブルフォレストと呼びたいと思います。
 

近所に、お仲間宅の家業として近年まで営農されていた茶畑があり、まずはそこでお茶摘みをしました。梅雨前のお茶摘み。普通は「夏も近づく八十八夜」を連想されると思いますが、お茶はそれ以外の時期でも茶摘みOK。ただ、その時によって味わいが変わるということなのです。先端の3枚を摘み取ります。

お茶を摘みました

これから簡単にお茶が作れるというので、教えられるがままにやってみました。

茶摘みイベントなどでは、これから釜炒りしたり、熱々を揉んだりします。
しかし、今日はこの生葉をそのまま揉んでしまいます。

モミモミ
なぜ揉むのか?
茶葉は、摘んだその時から発酵が始まります。揉んで、お茶に傷をつけることで発酵が進むのです。いえいえ、傷をつけるどころではありません。散り散りになって、じわっと水分がでるまでしっかり揉みます。
とはいえ、ほんの数分ほどの所要時間ですが。。。。

「じわっときたよー。ほら、水分が出てきたねー」 

そうなったら、天日干しです。
お茶ビフォー
あとで、どうなったか写真でご覧にいれますので、
このまま読み進めてくださいね!

お茶の発酵が進む間に、われわれはお茶林に囲まれた秘密基地のような場所で、焚き火会をしました。
「そのへんにあるもの」で仲間の1人が焚き火台を組み立てくれて、それが結構おしゃれです。

使用したもの
・放棄された屋根瓦
・ブロック

以上。屋根瓦の切れ込みのおかげで通気性が生まれ、うまく火が付きました。

屋根瓦焚き火台


薪木は、茶畑の整理をした際に溜まった枝。お茶の木は油分を含むためよく燃えます。
この焚き火で、お仲間の1人が用意してくれた食材でランチしました。

本日のメニュー。

・家庭菜園オールスターズ野菜焼きそば(キャベツ、じゃがいも、たまねぎ)
・じゃがいものアルミホイル焼き
・ハムやウインナー

焼きそば


アウトドアで、「ほんものの火」 で作って食べるランチ、気分は縄文人。愉快です。


ここで夏になったら他にも仲間を誘って飲み会をしよう。
そして、この場所をどうしていくか、楽しい計画をつくろう。

そんな話で盛り上がりました。

そうこうしている間に、先ほどのお茶がいい感じになってきました。こちらです。
お茶アフター
ほら、焼きそばを食べている間に、色が変わりましたね。
これでお茶になってるんですって。

簡単すぎませんか。

実際に淹れてみました。
やかんでお茶出し

そしたらなんと綺麗な色!!ちゃんとお茶らしいお茶になっていますよね。

きれいな色お茶

飲んでみると、青臭さもなく、まったく美味しいお茶でした。
これは楽しい。庭があったらお茶の木が一本欲しいところです。

庭のある方、お茶はいかがですか。


お茶を飲みながら、さらにお話会。
お酒もないのに、つらつらと話は進むのでした。
わたくし(編集部あなん)は、こんなこじんまりとした集まりを好みます。
あまり人が多くなると、結局何も話せなくなったりします(笑)

本日のお仲間。深い意味はありませんが、ご本人の許可を確認していないためチラリです。
(わかる人にはわかってしまいますが)

お仲間たち

もし何かイベントに発展したときには、さとび誌上でもお知らせすると思います。
そのときは、少し果樹が育っているはずのエディブルフォレスト(笑)でお会いしましょう。

vol.48  特集「焚き火がうれしい」は好評発売中です。500円

**************************************************************************
100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン
さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
https://satobigokoro.org/

ご購入、お問い合わせはHPのフォームからどうぞ。

オンラインショップはこちら。

**************************************************************************












 
 
このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。あなんの雑談です。このカテゴリーでは、編集部としていうより
個人的なスタンスで雑談をしています。
気の合う人が見つかったらいいなあと思いながら。


脱炭素が叫ばれて以来、化石燃料などCO2を出すエネルギーがひたすら悪ものにされていますね。
京都でCOP3が開催(平成9年)された頃には、いい傾向だと思って見ていたのですが、近年、あまりにも一方的な気もしてきています。
(大きな声で言うといけないのかな)
 

日本にはエネルギー(石油)がない!と言われています。
子どもの頃からそう聞いてきました。

昔、オイルショックというのがありました(若い方は知らないかもしれませんが)。石油がなくなる!と心配されていました。それでも「何としても日本でエネルギーを」という思いで原子力の研究がされ、
そして安全と信じて原発ができて、それこそ「CO2を出さない電気」というキャッチフレーズとともに日本中に広がり、、、311を迎えました。。。
原子力はもう国民の理解を得られないと思います(島根県で再稼働が始まったというニュースを見て、茫然としています)。

日本にある資源でエネルギーが作れたら? 
あなたもそう思いませんか。

自然にやさしいエネルギー。まだまだ実用化は遠いかもしれませんが、可能性のあることに関心を持ち続けたいと思っています。

そんなとき、微生物で発電という記事を見つけました。
今ならサイトで表示されていると思いますので、詳しくは下記のリンクへ飛んでみてください。


再生可能エネルギーの可能性を信じ、「微生物発電」を県と共同で研究している企業を取材した。

田んぼの微生物×燃料電池で“24時間発電”

記者が訪れたのは、鳥取市鹿野町(しかのちょう)にある広さ約100平方メートルの田んぼ。燃料電池が等間隔で置かれ、横には「微生物発電」と書かれた看板が設置されている。

燃料電池と微生物。これをどのように組み合わせて発電するのだろうか。

鳥取再資源化研究所・山﨑裕明さん:

こちらが微生物燃料電池です。この土の中に微生物がたくさんいます。(上記見出しの写真参照)

電池の中には電極が2つ入っています。

着目したのは、田んぼなどの土や泥に住む微生物だ。有機物を分解する時に、電子を発生させる種類のものがあり、その電子を利用して発電する。

微生物発電のしくみ

画像はサイトより

田んぼに燃料電池を64個置いて、さまざまな条件のもと、どのくらい発電できるのか実証実験が進められている。

この実験に2021年3月から取り組むのは、県内でリサイクル業を営む鳥取再資源化研究所だ。鳥取県と独自に共同開発した「ある素材」を、この発電システムに活用している。


カギは鳥取県と共同開発「ポーラスα」 発電量が10倍に

「ある素材」とは?向かったのは、北栄町の工場だ。

鳥取再資源化研究所・山﨑裕明さん:

よく見ていただくと、素材にたくさん穴が空いている。この中にたくさん微生物が入ることで、発電量が増える仕組みです。

こちらの装置が、田んぼでみていただいたもののボトルサイズのものです。今、線をつなぐと電気が流れ、LEDランプが点灯しました。

こちらがその素材の「ポーラスα」。回収したガラス瓶をリサイクルして製造している。

素材の表面に空いた無数の穴が微生物のすみかとなり、増殖することで、発電効率が向上する。従来に比べ、発電量が10倍になったという。SDGsを進める鳥取市は、2022年度に300万円を助成した。2030年までの実用化を目指している。

理論上は、100平方メートルの田んぼで一般家庭1世帯の消費電力(400kwh/1ヶ月)が賄えるとしていて、新たな再生可能エネルギーの可能性を示している。

実用化されれば、耕作放棄地や休耕田を活用しつつ、地域で使う電気を地域で発電する「電気のサイクル」が生まれる仕組みに期待がかかっている。

(TSKさんいん中央テレビ) 

 
畑活情報を集めているとき、微生物が有機物を分解する際に、電子を発するというのは聞いたことがあるような。。。(チラリと聞き流したものです、出典明記できずすみません)

上記の記事に出てくるポーラスα は、回収したガラス瓶をリサイクルして製造されているそうですが、多孔質というのがポイントであれば、炭はどうなんだろう??

微生物も、他所から持ち込むのでなく、その場所で住んでいるものを使うのでしたら環境への負荷も少ないのではないかなあーなどと素人ながらに思います。微生物が増えて、土が元気になったらいいですね。

この取り組みが発展したら、田んぼの価値がまた高まるのではないでしょうか。
食糧を作りながら、エネルギーも作れるなんて。頑張れ微生物!頑張れ鳥取再資源化研究所!

微生物発電をご紹介しました。


さとびごころvol.49  特集 畑活デビューガイド 発売中(500円)

**************************************************************************
100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン
さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
https://satobigokoro.org/

ご購入、お問い合わせはHPのフォームからどうぞ。

オンラインショップはこちら。

**************************************************************************









 
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ