急に暑くなりましたね。梅雨あけが異常に早くて。
みなさまはお元気でしょうか。熱中症対策は大丈夫でしょうか。
このところ、ご無沙汰しておりましたね。
水源地!って感じでしょう。
自然と人のつながりを地域に根ざして考える奈良発ローカルマガジン「さとびごころ」を編集する「さとびこ編集室」より、日々の活動のことやお知らせ、雑談を綴ります。 雑誌づくりを通して、自然にも人にもやさしいあり方をみなさんとともに考えます。
エディブルフォレスト=食べられる森ガーデニングや菜園の分野から生まれた言葉です。編集部では、森林に食べられるものをどんどん植えて(逆に畑に果樹や広葉樹を植えてもいいし)、畑のような森、森のような庭、庭のような畑になった状態の場をエディブルフォレストと呼びたいと思います。
ここで夏になったら他にも仲間を誘って飲み会をしよう。そして、この場所をどうしていくか、楽しい計画をつくろう。
再生可能エネルギーの可能性を信じ、「微生物発電」を県と共同で研究している企業を取材した。
田んぼの微生物×燃料電池で“24時間発電”
記者が訪れたのは、鳥取市鹿野町(しかのちょう)にある広さ約100平方メートルの田んぼ。燃料電池が等間隔で置かれ、横には「微生物発電」と書かれた看板が設置されている。
燃料電池と微生物。これをどのように組み合わせて発電するのだろうか。
鳥取再資源化研究所・山﨑裕明さん:
こちらが微生物燃料電池です。この土の中に微生物がたくさんいます。(上記見出しの写真参照)
電池の中には電極が2つ入っています。
着目したのは、田んぼなどの土や泥に住む微生物だ。有機物を分解する時に、電子を発生させる種類のものがあり、その電子を利用して発電する。
画像はサイトより
田んぼに燃料電池を64個置いて、さまざまな条件のもと、どのくらい発電できるのか実証実験が進められている。
この実験に2021年3月から取り組むのは、県内でリサイクル業を営む鳥取再資源化研究所だ。鳥取県と独自に共同開発した「ある素材」を、この発電システムに活用している。
カギは鳥取県と共同開発「ポーラスα」 発電量が10倍に
「ある素材」とは?向かったのは、北栄町の工場だ。
鳥取再資源化研究所・山﨑裕明さん:
よく見ていただくと、素材にたくさん穴が空いている。この中にたくさん微生物が入ることで、発電量が増える仕組みです。
こちらの装置が、田んぼでみていただいたもののボトルサイズのものです。今、線をつなぐと電気が流れ、LEDランプが点灯しました。
こちらがその素材の「ポーラスα」。回収したガラス瓶をリサイクルして製造している。
素材の表面に空いた無数の穴が微生物のすみかとなり、増殖することで、発電効率が向上する。従来に比べ、発電量が10倍になったという。SDGsを進める鳥取市は、2022年度に300万円を助成した。2030年までの実用化を目指している。
理論上は、100平方メートルの田んぼで一般家庭1世帯の消費電力(400kwh/1ヶ月)が賄えるとしていて、新たな再生可能エネルギーの可能性を示している。
実用化されれば、耕作放棄地や休耕田を活用しつつ、地域で使う電気を地域で発電する「電気のサイクル」が生まれる仕組みに期待がかかっている。
(TSKさんいん中央テレビ)