さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

自然と人のつながりを地域に根ざして考える奈良発ローカルマガジン「さとびごころ」を編集する「さとびこ編集室」より、日々の活動のことやお知らせ、雑談を綴ります。 雑誌づくりを通して、自然にも人にもやさしいあり方をみなさんとともに考えます。

2022年04月

ゴールデンウークが始まりました。
どこかへお出かけの予定はありますか。
楽しんでくださいね。

さて、プランターハーブガーデンのさらなるその後の様子が届きました。
こちらです。

ハーブガーデンその3

前回がこちら
4月末のハーブ

土が隠れてしまうほどに成長していますね。

編集部の身近な人がトライしたプランターでも、そこそこ成長していますが
ここまでではありません。しかも、アブラムシさんに好評いただいているようです。

アブラムシ。。。わたしも経験があります。
牛乳や石鹸水を薄めてスプレーする、などの情報がありますが、わたしは水洗いしました。
大きなプランターでは難しいですが、鉢ごと水道水の下に持っていき、丁寧に洗う。残さずに。
少しでも残っていると、あっという間に繁殖です。

あとは、竹酢液(木酢液でもいいはず)の薄め液をスプレーし、毎日続けます。

みなさんはどうされていますか。

なお、畑ではてんとう虫がたくさんいますし、昨年もほとんど被害なしでしたので楽観しています。
楽観はいけませんね、注意しておきます。
アブラムシも生態系の底辺で他の生きものを支えていると考え、駆除しながらも
「もっと他の場所で生きてくれ」と頼むのであります。。。。


6/19日は、現物を取材して、夏号でお知らせしますので、興味のある方はお楽しみに!

 
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多くのみなさんは、土木工事といえばコンクリートで固めることが当然と思われることでしょうし、それ以外には方法はなく、過去の伝統的なやりかたでは安全ではないと考えてしまうということはないでしょうか。

けれども、近代的な工事は自然の摂理を考慮に入れませんので、その弊害も生まれています。
そのようなことに気づくのは、土木の人よりも造園の人(矢野智徳さん・高田宏臣さん)のようです。
大地が呼吸をしていること。
水は大地の血液のようなものであること。
それは植物と対話できる人だから気づくのでしょう。

「大地がまだ息をしているから、絶対にあきらめない」と、大地の再生に取り組む人を描くドキュメンタリー「杜人」。地球を大事にしたい、自然を大事にしたい、どうしたらいいの?と思う人にはぜひご覧いただきたい映画です。

杜人

 

映画「杜人」は、大阪や京都で上映が始まっていますが、奈良でも予定されています。
まだ1ヶ月以上先ですが、満員御礼になるまで、このブログでもアナウンスを続けていきますので宜しくお願いします。

日時 2022年6月18日(土)
   15時からと17時からの2回上映。(あなんは17時に参加します)
 
場所 ホテル尾花(https://obana.nara.jp)猿沢の池のすぐ近く。ならまちセンターの目の前。

料金 おとな1500円・中学生以下無料(当日お支払い)

定員 各回30人まで

申し込みフォーム https://docs.google.com/forms/d/1HaH4aRu_Kz7HN_s0dywzUTj2gooEuMbkOIDlMDCsw68/viewform?edit_requested=true#responses

お問い合わせ 09088284089または superkazutaka@gmail.com
 

 
西尾さんは、さとびで「大地の再生」について連載していただいたさとびライターです。
こちらも併せてお読みください。

  

手術だけが治療ではなく、自然療法も併用するといいのと同じように
土木においても、自然の理を生かした手法がもっともっと広まってほしいと願わずにはいられません。
実践者が育つためには、理解者や賛同者が必要です。
そのために、編集部もこの上映会に協力します。

大地の再生だけではなく、『土中環境』 の著者、高田宏臣さんもそうですし、さとびが紹介してきた近自然川づくりにも通じますし、持続可能な森にも底通すると思いますし、畑活にも通じます。
すでにある自然と共存するあり方を、再前線で実践している方たちは、理解のない巨大な何かと向き合わなくてはならないことが多いのです。

多くの方が「もう自然(ひいては自分の体や心)を 痛めつける方向からは降りていこう」と考えるようになるなら、世の中はそのように動くと思います。今はまだ、数が足りません。それは、世の中を見ればわかるとおりです。

一足先に動いている西尾さんが企画したこの上映会に、ぜひ読者の方も来ていただけたら嬉しく思います。

 

2020年冬号(vol.40)から始まった連載が終わったのが2021年の冬号(vol.44)。あれから1年以上が過ぎ、西尾さんは今では現場監督ができるほどになっています。久しぶりに西尾さんともゆっくり会えるかなあと楽しみです。 
 
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新緑が輝くようになってきました。もう初夏ですね。
今日はあなんの雑談です(^^)

畑の様子が日々変化するので、ざわざわ気になってしかたがありません。
今日はさとびライター(さとびで執筆歴のある方を勝手にこのようにお呼びしております)の小幡直子さんが来訪くださいました。そのウエルカムフラワーをとりに出かけました。

この時期の畑といえば、過去にはこんなイメージでした。よく見かけますよね。
畑2022.04
 
定植の準備ですよね、きっと。
土を耕して空気に触れさせると、微生物の分解が進んでもったいなように感じるようになりました。
土は、物理的にほくほくしますけど、乾けば硬くゴロゴロした塊になります。
これもひとつの方法なのでしょうけれど、これ以外の道があると知り、うちでは草マルチをしています。土を裸にしない、ということを守ります。すると、草マルチの下の部分はゆっくりと腐植ができて団粒構造に近づいていく。まだまだですが、その兆しは感じられるようになってきました。


草が伸びる時期ですので、新しいカマを買い求め
キレキレ状態で草刈りをエンジョイしています。
土を良くするために、誰にでもすぐにトライできる方法が、草マルチです。
稲科の草は長持ちしますので、雑草としてはやっかいですが
草マルチの資材としては大歓迎。
 

草マルチを押しのけて、春に植えた大豆が芽を出してきました。
IMG_6619
豆が、双葉に変身してゆくことを、栽培してみて初めて知りましたっけ。2年前。

この枝豆を無事に育てて、ビールを飲むのが当面の目標です。
夏にも晩生の大豆を蒔いて、秋に収穫してみたいと思っています。
エダマメを十分に楽しんだら、いずれば大豆までいってみたいものです。

畑では花もハーブも楽しみます。
IMG_6620
冬の間、葉っぱが赤くなっていたタイムの緑が鮮やかになってきました。

IMG_6618
枯れたように見えたブルーサルビアの根本から、今年の葉っぱが育っています。
たくさん咲いたら、家に連れて帰って飾ろうと思います。

去年と比べて変わったなと感じることのひとつに、てんとう虫の多さがあります。
IMG_6621
春は、「あ!てんとう虫だ!」などと感動していましたが、このごろはどんどん増えて
珍しくもなんともないほどにたくさんいます。
アブラムシをどんどん食べてほしいと期待しているところです。
子供のころから、怖くなかった昆虫=てんとう虫(その他ほとんどの虫からは逃げていました笑)。最近、気のせいかスマホを向けても逃げなくなっているような気がします。てんとう虫も、わたしが怖くなくなってきたのかなあ。

じゃがいもも、玉ねぎも、生育に差はありますが、なんとか元気です。

今年は、野菜まかせに育ててみています。それをスタンダードとして、「あともうちょっと勢いが欲しい」というときに、自然な肥料を与えてみることにもチャレンジしていこうと思います。
野菜の様子を見て、これくらいの肥料がいいかな?と分かるようになったら、かなり嬉しい。

肥料も水も、与えすぎたら野菜が自分で頑張る力を奪う。
そういうところは、勉強になります。
与えることが愛情だと思いがちですが、
相手のことをよく考えた時、その与え方は自己満足に過ぎなかったということはあるものです。
加減する能力が大切ですね。
 

畑活デビュー済みのみなさん、あなたの畑は今どんな具合ですか。
また教えてください(^^)


 
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4月末のハーブ
DSC06029

vol.49特集内でご紹介した「プランターから始めるハーブガーデン」。
取材の後は、監修のクレメンツかおりさんに里親?になっていただいております。
先日、その後の様子が画像になって送られてきました。

取材からまもなく1ヶ月、4月下旬現在のプランターハーブガーデンです。
4月末のハーブ

それぞれが、 立派に成長していますね。
左奥からカモミール、イタリアンパセリ、ローズマリー。
ローズマリーの陰になっているまだ幼い苗はチコリ(これ成長すると2メーターにもなるもの)。その右がレモンバームです。

もともと一番背が高かったローズマリーに迫る勢いですね。
 
手前は、左からサラダバーネット、ワイルドストロベリー、タイム。それぞれプランターからはみだしてきて、いい感じになっています。ワイルドストロベリーには花が咲いたそうですよ。

 

特集を見て、トライした方はありますか。
もうすぐ、あなたのプランターもこんなふうになるはずでから、お楽しみに。

でも、「何故か うまくいかなかった」、「もっと知りたい」という方は6/19のアフターフォロー企画にご参加ください。ご連絡いただいた方に、詳細をお知らせします。

もうすぐ、ゴールデンウイークですね。
どんなご予定ですか。
時間のある人は、プランターと土と苗を購入してハーブガーデンを作ってみませんか?

ハーブだけとは限りませんが、これからの季節は出回る苗も多く、
寒さも酷暑もない今なら比較的簡単に苗が活着しますよ。

なお、購入した土には、あらかじめ化学肥料が混ざっているものがほとんどです。
それが気になる方は、ネットで自然栽培用の土を購入する(近くで販売されていればそちらを)、もしくは本格的に、赤玉土、腐葉土、堆肥、黒土、籾殻くんたんなどを混ぜあわせて自作する手もあります。狭い場所ではなかなか大変ですが、シートを敷いて(土がこぼれて汚れますので)、タライや大きめのトレーなどを使って混ぜます(なんでもいいんですが)。
市販の袋に配合例が書いてありますので、参考にしてください。


さらに余談を申し上げますと、購入した土は1年くらいすると栄養がなくなり、そのままではうまく育たなくなるはずです。では、それを捨てて、また新たに土を購入しなくてはならないのでしょうか。それでは、いつまでもコストがかかってしまいますし、古い土の処分にも困りますし、何より「使い捨て」は嫌ですよね。さとびらしくない(笑)

雑菌消毒のために直射日光にあててしばらく放置しなくてはならないのか?
あらたな栄養分はどうしたらいいのか?


このあたりのことも引き続き、取り上げていこうと思っていますので、これからのさとびの誌面をチェックしてくださいね(いつとは申し上げられず、予告にとどまっておりますが計画中です)。





 
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2022アースデイ1

昨年初めて参加したアースデイ。楽しかったので、今年も参加しました。
フリーペーパーに広告を載せて協賛し、当日は物販ブースへ。

お立ち寄りくださった方への感謝をこめてご報告します。

地球を思う人が出店し、それに興味のある方が来場されるイベントとあって
さとびをご存じない方でも足をとめていただけるのが嬉しい。
また、読者の方や日頃お世話になっている方と会えるのも楽しい。
快晴のもと、ピクニックしているような楽しい1日でした。

さとびこ編集室のブースでは、バックナンバーの閲覧と在庫のある号の販売。
さとびこグッズも少し、並べました。
売上げを!と欲張らず、出会いを楽しむこと、さとびを知っていただくことにフォーカスです。

立ち寄ってくださる方とはついつい話がはずみます。
写真を撮りたかったのに、損ねた方もたくさんありました。
こちらはその一部です。

2022アースデイ2
さとび貼り箱を作ってくださったnomichiさんご一行(右2人)や、奈良でコミュニテイナースとして活動されている方(左から2人目)と。左は部員のケンタくんです。

2022アースデイ3
宇陀市から、職場に置いてあるさとびをいつも読んでくださっているという北森さん。
またゆっくりお話ししたい方です。

2022アースデイ4
さとびライターでもある小原いおりさん。昨年も立ち寄ってくださいました。
貼り箱がかわいいと、お買い求めいただきました。

2022アースデイ5
子育てママとも話し込んでしまいましたが、男の子はじっと静かに待ってくれたんですよ。ありがとう。

2022アースデイ6
vol.49特集でお世話になった羽間農園さんファミリー。
ありがとうございます!!もとをくんがますます慣れてくれて嬉しいです。

2022アースデイ7
懐かしい方と再会。さとびでは、東吉野村で、谷先生といくネイチャーウォッチングでお世話になりました。
かつては、若い頃から奈良公園や天川村などで谷先生のネイチャーウォッチングを企画したり、地域情報誌の仕事をしていた頃に連載をお願いしたりしていました。
今でも元気に活動をされていると知り、嬉しくなりました。
「もう、杖をついて歩くこともあるけどね」
先生が、子どもたちに自然の楽しさ、大切さを教え続けていらっしゃることが尊いと思いますし、教えを受けたわたしたちもその思いを引き継いでいなかくてはと思います。

2022アースデイ8
部員ケンタくんも、ご来店の方にさとびの説明をしてくれています。
入部以来、バックナンバーを全部読んで勉強してくれています。
今はまず、いろんな人と出会ってほしいという段階です。
次号では、参加レポを書いてくれるかも。

2022アースデイ9
ひさしぶりにお会いできた恵古箱のめぐさん。

もとより、お互いの子供が幼かった頃からの知りあいです。恵古箱をオープンされてまもなく再会。当時(まだエルインク発行でなはなかったころ)、編集委員としてめぐさんにコラム連載をお願いしていました。すてられそうなものたちにも、新しい居場所や輝きをみつけて見せてくださる視点をご紹介したかったのでした。
今、こうして恵古箱として経営者になられて、それでいていつまでも変わらないたおやかさをキープされているのが素敵な方。

11月に葛城市でマルシェを企画されているとのことで、さとびこ編集室もお誘いいただきましたので、参加します! vol.43特集でお世話になったシガセイサクショさんも出られるとのことで、今から楽しみ。さとびマインドな方には、きっと楽しいマルシェになるでしょう。


アースデイーには多くのボランティアスタッフの方が運営に協力されています。
いつも感心するのは、荷物の出し入れのナビゲートです。ブース出店(出展)者は、搬入搬出の時間帯を指定されており、そのときだけ許可された場所に車を停めることができます。次々と入れ替わりながら、搬入搬出がスムーズに進んでいきます。スタッフの方の案内にお任せしているだけでうまくいくのです。
奈良公園という人出の多い場所で、スムーズに運営されているのを見ると、さとびこ編集室にはとてもできることではないなあと思います。(しなくていいんですけど 笑)

そして、ゴミの少なさも驚くほどです。
こんな会場に
2022アースデイ11
残されたゴミはこれだけ。
2022アースデイ10

ブースを出す人も、来場する人も、マイ食器を持参したりデポジットの食器を使用します。それが大変効果的。食べ物に関するゴミがいかに多いことか、ということですね。

アースデイだけでなく、いろんなイベントがこんなふうになったらいいですね。
マイ食器は慣れていないと負担感があるものですが、デポジットを経験すると、次からは自分の食器を持って行こうという気持ちになりやすいですよ。

さすがはアースデイです。

今年も楽しい1日をありがとうございました。
きっと、また来年もお世話になります。

ブースの出し方をもっと研究して、分かり易いディスプレーを目指します。
今回は、直前に私事で3日間ほど何もできなかったこともありましたが、若干準備不足な出店になってしまいました。「もっとこうしたかった、こうすればよかった」というところを、3回目となる来年に活かしたいと思います(←すでに来年も出るつもり)。再会できましたら嬉しいです。

 



 

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