さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

自然と人のつながりを地域に根ざして考える奈良発ローカルマガジン「さとびごころ」を編集する「さとびこ編集室」より、日々の活動のことやお知らせ、雑談を綴ります。 雑誌づくりを通して、自然にも人にもやさしいあり方をみなさんとともに考えます。

2021年03月

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3月もとうとう最後を迎えました。
2021年になってから早くも3ヶ月が終了したのです。
新生編集部になってから3年と3ヶ月。
企画編集だけでなく、「読んでいただく努力」もしていかなくてはなりません。
ライターさんが筆を振るってくださっているのですから、もったいないです。

まだまだ努力が足りない、と自覚していることのひとつが、このブログ。
実は、どこにもシェアしていませんでした。

え?このご時世に???はい。

それでも、一定の人たちが訪れてくださっていますから不思議です。
何かのはずみで見つけてくださったのでしょう。
ありがとうございます。まさかのそれに備えて書いているようなものです。

さとびは、大変な少部数発行マガジンなのですが、
こんな読みもので繋がることができる人たちが、実はもう少し
いらっしゃるのではないか。伝える努力が足りないのではないか。
それには、シェアくらいしなくてはならないのではないか。

……ということは、他のスタッフからも、注意されています。

シェアしてこなかったその理由は、実は恥ずかしいからです。
(と、書くこと自体が恥ずかしい)

この「恥ずかしい壁」をよじ登り、4月からシェアします。

え、なんだ、今日からじゃないの?

ええ、そうなんです。自分にいささかの猶予を与えました。
そして4月と決めたら、逃げないで済むような気がしまして。。。
ですから、これがシェアしない最後の投稿になります。

とりとめのないことも多々書いて(それは苦にならないんですけど)しまっておりますが
お茶するような感覚で読んでいただけたらと願います。
「自然にも人にもやさしい化」をいっしょにイメージしてください。お願いします。 
そして、さとびの存在を知っていただく何かのきっかけになりますことを願います。
自分が恥ずかしいことなんて、どうでもいいはずです!
さとびのためです!(ためになるのか?) 

「します」と書いてしまいましたので、おそらくシェアできると思います。し、します。
(汗が出てきました) 

  
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桜が満開です。誰かが、「桜といえば入学式だと思っていたけれど、むしろ卒業式だね」と言っていました。どちらにしても、別れや門出のある、節目の季節ですね。
人事異動の知らせも明らかになる時期。。。
みなさん、いかがおすごしですか。



わたしは、春号の準備を進めています。
今回は、「地球の歴史と奈良の地質」という、聞くからに無茶な特集を企画してしまいました。
興味のある人とない人に、きっぱり別れそうな予感もします。
けれど、(わたしを含めて)地質のことにあまり接点がなかった人でも
46億年の物語と、今を生きる日々とのつながりを
感じていただけますようにと尽くしましたので、
ぜひお読みください。

執筆してくださったのは、さとびメンバーたちです。
いつもは「身の丈しごと研究室」を連載してくれてます、戸上昭司さん。
実は大学院卒の地球史研究家なんです。
意外なプロフィール。



戸上さんには、地球46億年の歴史と日本列島ができるまで、そして奈良県の地質を
連載と同じように親しみやすい語り口で書いていただきました。
前から気になっていた「中央構造線」のことも、触れていただいてます。
中央構造線は、奈良の南北を2分割する大きな断層です。これを境に、奈良の地質は大きく違っています。なんとなく耳にされたこと、ありませんでしたでしょうか。
とにかく地球初、奈良着の長編をお願いしてしまいました。
おそらく、苦労をかけたことと思います。

 
そしてもう一人は、こちらも大学院で地質の研究をしていた藤井健太さん(藤井くんと呼んでいます)。
読者のみなさん、覚えてくださっているでしょうか、vol.39の特集「街路樹考察」で筆をふるってくれた若者であります。



かつて通学した学校に近い場所、矢田丘陵のなりたちを探る記事です。
地質は専門分野だけに、熱心に取り組んでくださいました。 
こうして、地球>日本>奈良県>地域 というふうに、だんだんズームアップして
お伝えする内容になっております。
もし通読してもらえれば、ざくーーーーっと、この長い歴史を地殻変動目線で
ご理解いただける、はずです。


なぜまた地球の歴史なんでしょう。それがですね、縄文の特集をして以来、「では縄文以前の日本はどうなってるのだろう」と思ったことがきっかけです。そうすると、地球の始まりまで意識が及んでしまった次第です。
戸上さん曰く「宇宙の始まりから書けと言われなくてよかった」、だそうです。
すいません、ほんとに。

目下、春号づくりのラストスパート状態。
あと少し、というところまで来てからが長いんですよ、これ、結構長い道のりなんですよ。
ですから、心を折らずに取り組みますね。

読んでくださいね。ではでは。  

  

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さとびごころのサポーターをしていただいております
竹西農園 遊茶庵さんを訪ねました。
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竹西農園さんは、20年近く前からお茶の有機栽培に取り組んでいらっしゃいます。
18年前からは、日本茶が楽しめるカフェを開かれました。
薪ストーブのある、素敵な空間です。
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予約制でランチ(季節のメニュー・2500円)も楽しめます。

わたしたちが頂いたのは、レンコンづくしのメニュー。
竹西さんはお料理上手。家庭的でありつつ、プロの味。

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レンコン団子
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炒り大豆とともに焙じ茶で炊いたごはん(真似したい!)
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大根と干し柿の酢の物
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レンコンの春巻きと白和え
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お味噌汁、お漬物
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焙じ茶ゼリー生クリーム添えのデザート。

味わいも、空間も、時間の流れも、満足できますので
たっぷりと時間をとって、お出かけになられることをお勧めします(^^)



煎茶、ほうじ茶など、お茶のお話やこれまでの歩みなども伺い、
(また担い手の不安を抱える現状のことや、畑サポーターに助けられていることなども)
つい長居をさせていただいたうえに、
煎茶のレッスンまで受けさせてもらいました。
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煎茶のお話は、長くなること間違いないので、またの機会にご紹介しますね。
驚いたのは、数回淹れても味が変化して美味しくいただけたこと。
竹西農園さんならではの「煎のたつ」お茶の実力を感じました。

竹西農園さんのお茶は、まほろばキッチンなどの店舗でも購入できますので
見かけられたらぜひ一度お求めいただき、お手元のお茶と飲み比べてみてください。


竹西農園さん&竹西さんご夫妻には、
33号の企画記事「援農という選択」でもお世話になりました。
この記事にある畑サポーターの取り組みは、その後発展し、
テレビ等でも紹介されて、登録者は100人を超えているそうです。
(毎回参加される方と、そうでない方を含めて)

取材した後で、活動が萎んでしまったら残念ですが
元気に続いていること、竹西さんたちも新しい繋がりができて
意義を感じていらっしゃることを知って、嬉しく思いました。


竹西多香子さんとともに(かなり嬉しそうですね、わたし)。
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ありがとうございました!!また訪ねます!

竹西農園
奈良県奈良市中之庄町458  TEL 0742-81-0383
 




 


  
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カフェ

(本文とは直接関係ありませんが、素敵なお店の写真)

最近思いついたことですが、
2018年から本格的に阿南セイコ責任編集のもと
「自然にも人にもやさしいとは何か」を問いながら発行してきたさとびごころ、
それ以前のベースがあってのことですが、この間にいろんな出会いがあり、経験もありました。
それら全てを掲載することは紙面の都合からも無理があり
選びに選んで記事にしているわけですが、
「載せきれなかったけれど、あんなこともある、こんなこともある」
という思いはいつもあります。

また、読者の方は全ページはお読みでない場合が多い、ということもあります。
雑誌の宿命といいますか、好きなところだけ読んでいただければいいので
それでいいのですが、読まれないページというのは
「関心が薄い」テーマなんでしょうと思われます。
ところが、ちょっと話を聞くと「やっぱり読んでみようかな」と
なりますよね。なりませんか?

わたしでわかる範囲であれば、なんでもお話します。
奈良県内と「だいたい奈良県」であれば、どこでも参ります。無料です。

あなたにお会いしたい。わたしを呼んでくださいませんか?

一応、簡単なルールを設定します。


・お申し込みは定期購読者様・サポーター様でいらっしゃること(理由は下記)
・最少人数は1人(本気です)から最大5〜6人程度まで。(誰もアウェイにならない規模)
・場所は、カフェなど、応募者様でご指定ください。またはご相談。
・話題は、リクエストにお答えします。
例 「何号のあの話、余談を聞きたい」など。
特になければ、こちらで用意いたします。
・開催日は、ご予約の上で決めましょう。1ヶ月後くらいを目安にお願いします。
・時間は、2時間程度(雑談込みの目安として)
・ズームなどの配信はしません。その日、その時だけの時間を大切にします。 


<応募していただく人を限定する理由>
いつも購読していただいている方に感謝を表明する機会とさせていただきたいこと。
読者でなければ通じない言葉や話題が出てくるため。
ご参加くださる方は、どなたでもどうぞ。(わかりにくいことはその場でおききくださいね)
会のお申し込みは読者様で。
慣れてきましたら、このルールは変えていくかもしれませんが、当面のところ、宜しくお願いします。

<ゲストをお招きしてのお話会の場に発展していっても面白いかもしれませんね>
記事に登場するその人とお会いする場を設定、なんてどうでしょう。わたしからお願いしてみますよ。その場合は、人数枠を増やします。せっかくゲストに来ていただくのに、もったいないですから。。。それでも、10人か20人以内の規模感で考えています。ゲストの方へのお礼として、いくらかの料金制になるかもしれません。これは、その時がきたら決めようと思います。

<参考までに、思いつくテーマとしては>
・縄文時代とわたしたち
・森と人はつながっているのか
・川は生きている
・有機栽培農家を応援するには
・奈良の地酒あれこれ物語
・素晴らしい土の話
・畑活ことはじめ体験談
・阿南セイコが人を褒める話
・身の丈しごとを考える
・その他、当然ながら2018年以降のバックナンバーに出てきたことすべて


本誌はワンストップで制作しているため、「そのページはわたし、よくわからないんです」ということが、ございません。一つの記事を作るには、それなりに調べますので知識も増えます。けれど、学者ではございませんので、よもやま話として楽しんでください。

「さとびこお話会」のお問い合わせ・お申し込みは



 

みなさまとつながれますように。
お待ちしています!


さとびこ編集室 阿南セイコより




 

 


 
 
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嬉しいことがありましたので、投稿させてください。

親子ともども読者になってくださっている方がいます。
息子さんのほうから、「実家に帰ったら、、、これ見てください」とメッセージが届きました。
読者の方より0316


お母様が壁にさとびごころを。。。。飾ってくださっているではありませんか。

しみじみ、嬉しいです。
これに力をいただいて、春号の準備、頑張ります。
ありがとうございました! 
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