さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン「さとびごころ」を編集している「さとびこ編集室」からみなさんへ。 編集発行に関するお知らせや情報、編集部の思いなどをお伝えしています。

2021年03月

IMG_2707

3月もとうとう最後を迎えました。
2021年になってから早くも3ヶ月が終了したのです。
新生編集部になってから3年と3ヶ月。
企画編集だけでなく、「読んでいただく努力」もしていかなくてはなりません。
ライターさんが筆を振るってくださっているのですから、もったいないです。

まだまだ努力が足りない、と自覚していることのひとつが、このブログ。
実は、どこにもシェアしていませんでした。

え?このご時世に???はい。

それでも、一定の人たちが訪れてくださっていますから不思議です。
何かのはずみで見つけてくださったのでしょう。
ありがとうございます。まさかのそれに備えて書いているようなものです。

さとびは、大変な少部数発行マガジンなのですが、
こんな読みもので繋がることができる人たちが、実はもう少し
いらっしゃるのではないか。伝える努力が足りないのではないか。
それには、シェアくらいしなくてはならないのではないか。

……ということは、他のスタッフからも、注意されています。

シェアしてこなかったその理由は、実は恥ずかしいからです。
(と、書くこと自体が恥ずかしい)

この「恥ずかしい壁」をよじ登り、4月からシェアします。

え、なんだ、今日からじゃないの?

ええ、そうなんです。自分にいささかの猶予を与えました。
そして4月と決めたら、逃げないで済むような気がしまして。。。
ですから、これがシェアしない最後の投稿になります。

とりとめのないことも多々書いて(それは苦にならないんですけど)しまっておりますが
お茶するような感覚で読んでいただけたらと願います。
「自然にも人にもやさしい化」をいっしょにイメージしてください。お願いします。 
そして、さとびの存在を知っていただく何かのきっかけになりますことを願います。
自分が恥ずかしいことなんて、どうでもいいはずです!
さとびのためです!(ためになるのか?) 

「します」と書いてしまいましたので、おそらくシェアできると思います。し、します。
(汗が出てきました) 

  
このエントリーをはてなブックマークに追加

IMG_2831

桜が満開です。誰かが、「桜といえば入学式だと思っていたけれど、むしろ卒業式だね」と言っていました。どちらにしても、別れや門出のある、節目の季節ですね。
人事異動の知らせも明らかになる時期。。。
みなさん、いかがおすごしですか。



わたしは、春号の準備を進めています。
今回は、「地球の歴史と奈良の地質」という、聞くからに無茶な特集を企画してしまいました。
興味のある人とない人に、きっぱり別れそうな予感もします。
けれど、(わたしを含めて)地質のことにあまり接点がなかった人でも
46億年の物語と、今を生きる日々とのつながりを
感じていただけますようにと尽くしましたので、
ぜひお読みください。

執筆してくださったのは、さとびメンバーたちです。
いつもは「身の丈しごと研究室」を連載してくれてます、戸上昭司さん。
実は大学院卒の地球史研究家なんです。
意外なプロフィール。



戸上さんには、地球46億年の歴史と日本列島ができるまで、そして奈良県の地質を
連載と同じように親しみやすい語り口で書いていただきました。
前から気になっていた「中央構造線」のことも、触れていただいてます。
中央構造線は、奈良の南北を2分割する大きな断層です。これを境に、奈良の地質は大きく違っています。なんとなく耳にされたこと、ありませんでしたでしょうか。
とにかく地球初、奈良着の長編をお願いしてしまいました。
おそらく、苦労をかけたことと思います。

 
そしてもう一人は、こちらも大学院で地質の研究をしていた藤井健太さん(藤井くんと呼んでいます)。
読者のみなさん、覚えてくださっているでしょうか、vol.39の特集「街路樹考察」で筆をふるってくれた若者であります。



かつて通学した学校に近い場所、矢田丘陵のなりたちを探る記事です。
地質は専門分野だけに、熱心に取り組んでくださいました。 
こうして、地球>日本>奈良県>地域 というふうに、だんだんズームアップして
お伝えする内容になっております。
もし通読してもらえれば、ざくーーーーっと、この長い歴史を地殻変動目線で
ご理解いただける、はずです。


なぜまた地球の歴史なんでしょう。それがですね、縄文の特集をして以来、「では縄文以前の日本はどうなってるのだろう」と思ったことがきっかけです。そうすると、地球の始まりまで意識が及んでしまった次第です。
戸上さん曰く「宇宙の始まりから書けと言われなくてよかった」、だそうです。
すいません、ほんとに。

目下、春号づくりのラストスパート状態。
あと少し、というところまで来てからが長いんですよ、これ、結構長い道のりなんですよ。
ですから、心を折らずに取り組みますね。

読んでくださいね。ではでは。  

  

このエントリーをはてなブックマークに追加

さとびごころのサポーターをしていただいております
竹西農園 遊茶庵さんを訪ねました。
IMG_2784


竹西農園さんは、20年近く前からお茶の有機栽培に取り組んでいらっしゃいます。
18年前からは、日本茶が楽しめるカフェを開かれました。
薪ストーブのある、素敵な空間です。
IMG_2797
IMG_2796

予約制でランチ(季節のメニュー・2500円)も楽しめます。

わたしたちが頂いたのは、レンコンづくしのメニュー。
竹西さんはお料理上手。家庭的でありつつ、プロの味。

IMG_2788
レンコン団子
IMG_2789
炒り大豆とともに焙じ茶で炊いたごはん(真似したい!)
IMG_2791
大根と干し柿の酢の物
IMG_2793
レンコンの春巻きと白和え
IMG_2795
お味噌汁、お漬物
IMG_2798
焙じ茶ゼリー生クリーム添えのデザート。

味わいも、空間も、時間の流れも、満足できますので
たっぷりと時間をとって、お出かけになられることをお勧めします(^^)



煎茶、ほうじ茶など、お茶のお話やこれまでの歩みなども伺い、
(また担い手の不安を抱える現状のことや、畑サポーターに助けられていることなども)
つい長居をさせていただいたうえに、
煎茶のレッスンまで受けさせてもらいました。
IMG_2800

煎茶のお話は、長くなること間違いないので、またの機会にご紹介しますね。
驚いたのは、数回淹れても味が変化して美味しくいただけたこと。
竹西農園さんならではの「煎のたつ」お茶の実力を感じました。

竹西農園さんのお茶は、まほろばキッチンなどの店舗でも購入できますので
見かけられたらぜひ一度お求めいただき、お手元のお茶と飲み比べてみてください。


竹西農園さん&竹西さんご夫妻には、
33号の企画記事「援農という選択」でもお世話になりました。
この記事にある畑サポーターの取り組みは、その後発展し、
テレビ等でも紹介されて、登録者は100人を超えているそうです。
(毎回参加される方と、そうでない方を含めて)

取材した後で、活動が萎んでしまったら残念ですが
元気に続いていること、竹西さんたちも新しい繋がりができて
意義を感じていらっしゃることを知って、嬉しく思いました。


竹西多香子さんとともに(かなり嬉しそうですね、わたし)。
IMG_2804
ありがとうございました!!また訪ねます!

竹西農園
奈良県奈良市中之庄町458  TEL 0742-81-0383
 




 


  
このエントリーをはてなブックマークに追加


カフェ

(本文とは直接関係ありませんが、素敵なお店の写真)

最近思いついたことですが、
2018年から本格的に阿南セイコ責任編集のもと
「自然にも人にもやさしいとは何か」を問いながら発行してきたさとびごころ、
それ以前のベースがあってのことですが、この間にいろんな出会いがあり、経験もありました。
それら全てを掲載することは紙面の都合からも無理があり
選びに選んで記事にしているわけですが、
「載せきれなかったけれど、あんなこともある、こんなこともある」
という思いはいつもあります。

また、読者の方は全ページはお読みでない場合が多い、ということもあります。
雑誌の宿命といいますか、好きなところだけ読んでいただければいいので
それでいいのですが、読まれないページというのは
「関心が薄い」テーマなんでしょうと思われます。
ところが、ちょっと話を聞くと「やっぱり読んでみようかな」と
なりますよね。なりませんか?

わたしでわかる範囲であれば、なんでもお話します。
奈良県内と「だいたい奈良県」であれば、どこでも参ります。無料です。

あなたにお会いしたい。わたしを呼んでくださいませんか?

一応、簡単なルールを設定します。


・お申し込みは定期購読者様・サポーター様でいらっしゃること(理由は下記)
・最少人数は1人(本気です)から最大5〜6人程度まで。(誰もアウェイにならない規模)
・場所は、カフェなど、応募者様でご指定ください。またはご相談。
・話題は、リクエストにお答えします。
例 「何号のあの話、余談を聞きたい」など。
特になければ、こちらで用意いたします。
・開催日は、ご予約の上で決めましょう。1ヶ月後くらいを目安にお願いします。
・時間は、2時間程度(雑談込みの目安として)
・ズームなどの配信はしません。その日、その時だけの時間を大切にします。 


<応募していただく人を限定する理由>
いつも購読していただいている方に感謝を表明する機会とさせていただきたいこと。
読者でなければ通じない言葉や話題が出てくるため。
ご参加くださる方は、どなたでもどうぞ。(わかりにくいことはその場でおききくださいね)
会のお申し込みは読者様で。
慣れてきましたら、このルールは変えていくかもしれませんが、当面のところ、宜しくお願いします。

<ゲストをお招きしてのお話会の場に発展していっても面白いかもしれませんね>
記事に登場するその人とお会いする場を設定、なんてどうでしょう。わたしからお願いしてみますよ。その場合は、人数枠を増やします。せっかくゲストに来ていただくのに、もったいないですから。。。それでも、10人か20人以内の規模感で考えています。ゲストの方へのお礼として、いくらかの料金制になるかもしれません。これは、その時がきたら決めようと思います。

<参考までに、思いつくテーマとしては>
・縄文時代とわたしたち
・森と人はつながっているのか
・川は生きている
・有機栽培農家を応援するには
・奈良の地酒あれこれ物語
・素晴らしい土の話
・畑活ことはじめ体験談
・阿南セイコが人を褒める話
・身の丈しごとを考える
・その他、当然ながら2018年以降のバックナンバーに出てきたことすべて


本誌はワンストップで制作しているため、「そのページはわたし、よくわからないんです」ということが、ございません。一つの記事を作るには、それなりに調べますので知識も増えます。けれど、学者ではございませんので、よもやま話として楽しんでください。

「さとびこお話会」のお問い合わせ・お申し込みは



 

みなさまとつながれますように。
お待ちしています!


さとびこ編集室 阿南セイコより




 

 


 
 
このエントリーをはてなブックマークに追加

嬉しいことがありましたので、投稿させてください。

親子ともども読者になってくださっている方がいます。
息子さんのほうから、「実家に帰ったら、、、これ見てください」とメッセージが届きました。
読者の方より0316


お母様が壁にさとびごころを。。。。飾ってくださっているではありませんか。

しみじみ、嬉しいです。
これに力をいただいて、春号の準備、頑張ります。
ありがとうございました! 
このエントリーをはてなブックマークに追加


自然の色と手作りの服
シガセイサクショ展示会のお知らせvol.43特集扉

さとびごころvol.43 特集でご紹介したシガセイサクショさんの服を実際にご覧いただける展示会を企画しました。当日は試着やオーダーもできます。服だけでなく雑貨なども並びます。雑貨はその場でお買い求めいただけます。

自然素材の布から縫製し、お山で育てた植物で草木染めして、店舗を持たずに販売まで手がけるシガさんの自然にも人にもやさしい作品をぜひお手にとってみてください。

シガさんも編集部も在廊していますので、読者の皆様とお会いできますことを楽しみにしています。


日時:4月18日(日曜日) 11時から15時まで
〒631-0036  奈良市学園北1-11-2
入場料:無料
予約:不要

ラインナップ…
・ラック 1台分のブラウス パンツ スカート ワンピース
・ハンカチ 靴下 レギンス  腹巻き 肌着 布ナプキン など
4:18服

4:18雑貨



※アンジュールさんの通常の営業はございませんが、喫茶のみオーダーいただけますので、おくつろぎください。


************************************************************


編集部によるイベント活動です。シガさんの草木染めワークショップにつづき、展示会。
さとび女子の皆様には特におすすめ!
さとびごころvol.43とバックナンバーも少し持っていこう。








このエントリーをはてなブックマークに追加

地方をテーマにした雑誌で全国の読者から愛されている「カガリ火」。

197号が届き、読んでいくうちに、休刊という言葉が飛び込んできて、目を疑いました。
けれどよく読んでみると、あと数回の発刊でやはり休刊とのことでした(P43)。

カガリ火197号目次
カガリ火 http://www.kagaribi.co.jp/index.html

本誌の紹介を載せていただいたこともありますし、
本誌に登場している方が取材されたり執筆されたりもありました。





もしかしたら、(過去にそうだったように)「やっぱり続けることになった」
というふうになるのではという思いもあります。
(やめてはいけない、という多くの声に支えられ復活されました)
けれど、カガリ火さんがお決めになったことを尊重したい気持ちも。

これからも到着を楽しみにしつつ、
購読期限がきたらちゃんと支払いをして(笑)
待ちたいと思います。





自分ごとに置き換えてみると。



わたしもやめる時は自分でやめるのがわたしらしいかなあ。
いつかはそんな日も来るのかなあと。
そのときは、カガリ火さんのように、惜しまれたい。。。 
このエントリーをはてなブックマークに追加

自称「何でも炭にするおっさん」の炭プラントを見てきました。
(わたしが呼んでるんじゃないんですよ、ご自身でそうおっしゃったんですよ)

詳しくお伝えするには、所長の島田勇巳(はやみ)さんの許可などが必要ですが、ここでは簡単に、見てきたこと、感じたことなどをメモしておこうと思います(実は専門的な用語を使って正確に書けないだけです!)。ブログに書く程度はよいとのことでした。

前書き

炭の可能性については、熊本県の竹組を見学したことがあり、印象深いものがありました。
竹害という言葉があるように邪魔者扱いされがちな竹の、まとまった需要を掴み、生産体制を整えて事業化にされているところ。

もっと以前にも、竹害の解決と竹商品の販売を組み合わせて取り組んでおられる方(近畿圏で数人)に出会ったことがありまして(その中の人から竹酢を購入させてもらってます)、竹の可能性については当時から注目していました。けれど、なかなか難しい点もあり「みんなが竹炭を買うような時代になるのかなあ」「竹害が解決するほどになるのかなあ」という思いがよぎり、まだ少しピンとこなかったんですね。

ただ、私事ですがこの時、竹炭をたっぷりわけていただき、ベットの下に敷き詰めましたところ、湿気が解決して大喜びしたことを記しておきます。(北向きの部屋の湿気に困り果てていました)

家庭用のニーズだけでなく、産業用の需要があるんだとわかったのが竹組。

そして、今回プラント見学をしてみて、「ああ、こんなふうに炭が循環したら素晴らしいなあ」と思った次第です。そのところだけ、書けたら今日は満足です。が、書けるのかな?やってみます。

炭になるのは、竹だけじゃない

燃やせば灰、その手前で燻すと炭。日本人の伝統的な暮らしの中で必須アイテムでしたが、今は遠ざかっています。それが、新しい視点でもって、復活しようとしています。
山の中の隙間のような平坦地に研究所があります。プールのような約20㎥の窪みがあり、籾殻が投入されているところでした。
IMG_2697


深さは2メートルくらい。籾殻の下に、竹があります。籾殻は新潟県から、竹は近隣の竹林整備をしているところから引き取ったものです。その日はこれを交互に敷き詰めて、最下部の床面から熱を加え燻します。

IMG_2698
最上部の籾殻が炭化するまで3日、温度を下げて1週間、約10日でプールいっぱいの炭ができます。
これを籾殻と竹炭に分別し、さらに竹炭も形やサイズで分別し、あるものはそのまま、あるものは粉炭になっていきます。

IMG_8835 

トリビアだったのは、炭になるのは籾殻や竹だけでなく、果樹園や公園から出てくる剪定枝、薪屋さんから出てくる薪にならなかった枝、災害で落ちてしまい出荷できなかった果物、水害で山から流れてきた木、酒粕、ビール粕、果てはプラスチックまで。「これ、炭にならないかなあ」という相談があると何でも炭にしてしまうらしい。どれも、そのままでは処分にお金がかかったり、捨ててしまうのが惜しく、何とかならないかと思われるような、「課題」となるものたち。

プラスチックは海洋プラスチック汚染の問題から、集まったプラスチックゴミを炭化できないか?という発想から生まれたとか。
IMG_2702

畜産の盛んなところからは、糞もやってくるそうです。(たしか、そう聞いた)
「何でも炭にするおっさん」なのです。炉のしくみは特許取得済み。

炭の用途は創造的

なんでも炭になるのはいいとしても、それをいったいどう使うの?と思いませんか。これが無限大です。
まず土壌改良。炭には微細な穴が空いていますから、そこに微生物が住みつき、土をよくしてくれます。栄養を与えるというより、その土の実力をアップさせる助けになる。だったらもっともっと、農地に炭を!と思いませんか。新潟県からやってきた籾殻は再び地元の田んぼに帰るそうです。
 
消臭効果も、想像以上のものがあるのかもしれません。島田さんに「災害地の土砂がどんだけ臭うか知ってる?」と、言われました。知ってるだけなら知ってました。球磨川を訪ねたとき、「ダムができる前の水害は土砂が臭くなかったけど、ダムができてからは嫌な臭いがして片付けがつらい」と聞いていたから。
そうした臭いを消すために災害地でニーズがあるそうです。

建築の現場では基礎に敷きます。奈良でも床下に炭を敷いてくれる工務店があります。わたしはベッドでしたが、それが家なら最強です。炭素埋没法と呼ばれるもので、これまでも個人的に興味を持ってきました。『発酵道』で有名な酒蔵 寺田本家でも、床下に炭を敷いていましたよね。炭はその地を還元電圧化します。イヤシロチ化します。(大地の再生でも炭を埋めてたなあ)
炭素埋没法の説明をしているサイト(今検索したもの)

鉄工所でも、鉄を冷やすためや、コークスを燃やす促進?のために炭が使われるそうです。初耳だったため、消化不良な書き方ですが。。

家庭での使い方として、冷蔵庫の野菜室に入れておくと、野菜が発散するエチレンガス(鮮度が落ちる原因)を吸うので長持ちするそうですよ。

また、腸内環境を良くるのにも一役。耳かき1杯分の炭を食べる。そんな少しでいいの?と聞き返しましたが、それでいいとのこと。炭って小さな力持ちなんですね。(そういえば、麻の粉炭を持っていました、わたし。今日から食べます。耳掻き1杯なら簡単です)


輸入ばかりの炭を国産化しよう

このように、炭にする素材は多種多様でも出来た炭の長所は共通するようで、活用法は多く、今後もいくらでも見つけていけるんだそうです。今でも炭は求められ、流通している。ただし、ほぼ全てが中国産とのこと。
島田さん「キャンプ場やホームセンターで炭を売ってるでしょ。全部中国産よ。安いから。炭の需要があっても、手間暇かけた高級な炭だったら使えないじゃない。だから、安価に提供できるような体制を作るために、やってるんだ。この炉では、石油などのエネルギーは使わないし、炭化は勝手に進むから人は火の番をするだけ、一度に大量に5トン作れる。これだったら1キロ数百円になる。」

また、炭化の過程で生まれる熱も利用するため、発電のシステムも開発されていました。発電のために何かを燃やすのはもったいないことです。そうではなく、必然的に発熱する場で捨てられてしまう熱を、活用して発電するのは価値があると思います。「炭の蓄電」も可能なので、それが実用化されるとさらに炭スミな社会になっていくかも。

食料でも言えることですが、国産可能なものを、輸入に依存してしまうのはもったいないと思います。危険でさえあると感じます。原因はいつも「(輸入のほうが)安いから」ですよね。いつまでも安いのでしょうか。今の時代、たまたまそうなっているだけかもしれません。食やエネルギーなど、命に直結するものは国産で自給できた上で必要に応じて輸入、というのがいいと思えてなりません。炭も、このような取り組みの延長線上に、国産化を取り戻せたらなあと思いました。


竹は無限循環可能

多様な素材の中でも、研究所の近くには竹が多く、竹の話が出ましたので記しておきます。
竹が困りものになるのは、成長の早さにあります。それが幸いして、4年で炭化できる状態に成長するそうで、計画的に4年でループしていくと無限に竹が取れることに。木材は、皆伐すると森に戻るのに50年、100年とかかりますが、竹は4年。成長の早いものは、それだけエネルギーを蓄えているので、いい炭になるとか。木炭の4倍の吸着効果があるそうです。
また、木材の伐採は特殊な技術であり、危険を伴いますが、竹は木材ほどではなく、ボランティア活動でもよく行われています。運ぶのも、木材よりずっとずっと軽い。現地で小切りするもの容易です。
竹林はどこの地域にもありますし、今年はこの場所、来年はこの場所、4年後は元の場所と炭化して活用していくと山もきれいになり、炭の効果が 土地や人間にも役立ち、いいことたくさんではないでしょうか。木材は森林の持続可能性を考えて。竹は4年で無限に回す!それぞれに、活躍してほしい。


運送の課題を解決

何でも炭になる。炭は何でも使える。だけど、例えば全国のあちこちからこの研究所へ炭の素材を運び、再び帰していくのは運送のコストやエネルギーがもったいないと思いますよね。
そのために、トラックに積むことができる移動式のプラントもできてました。炭を必要とする場所で、このプラントを設置できます。

IMG_2685
 
画面中央左寄りのシルバーの箱のようなものと、その足元にあるバルブのようなもの(ファンです)、その奥にあるメッシュでできたカゴのようなもの、そして画面右側にあるタンクのようなものを見てください。

カゴの中に、籾殻や枝や竹などの材料を入れます(材用によってカゴの目の大きさが変わります)。
そのカゴに、シルバーの箱を被せます(今から被せようとしているところ)。 ファンから熱を送り炭化。ファンを回すためには少々電気を使うそうですが、熱で発電して自給できればベストですね。炭化中の排熱は管を通ってタンク型の物の中へ。ここで2次燃焼をしますので、排出される煙はわずか。
 
箱ひとつを炭化するのに、6時間。「就業時間内に終わるよ(島田さん)」炭化中は手間いらず。出来上がる炭は1トン。大量に炭化したい場合は、連結も可能。

とのことでした。災害地や果樹園に、トラックで納入できることになります。島田さんは、炭の製造や販売が目的ではなく、このようなプラントを普及させていきたいとのことでした。すでに、日本に100機はあるそうです。

炉の周辺には、これから炭になる木、竹、貝殻などが積んでありました。出来上がった炭も、一時的に保管します。広い敷地のある場所が必要ですね。プラントを生かして事業化するには、採算などまた別の課題も解決しなければなりません。成功事例が生まれれば、それに学ぶ人たちも増えていくかもしれません。
それには、炭の魅力や可能性がもっと多くの人に知られる必要があると思います。わたし自身も、もっときちんとお伝えできるようになれたらと思いました。いや、わたしが無理でも、そのような場を、さとびごころの中に作れたらと思います。

何故炭?

今少しつず炭の可能性が理解されはじめていると感じます。局所的に認められている状態から、広範に認知される状態へ、ぐらっと来てるか、来てないか、みたいな。
わたしは何故、炭に惹かれるのでしょう。炭になるものは植物由来、動物由来のもので、もともとは土から生まれてきたものたちです。それを人間が使って、不要になったり邪魔になったりします。捨てるのにもお金がかかる。捨てたら燃やす?埋める?それよりも炭になったらどうかしらと。
 
炭をどう使ったとしても、最後は土に還せる。土壌を「改良」するくらいですから、害にはならないはずです。どこに還しても、何かしらの仕事をしてくれるはずです。土から土へのサーキュレーションは、道の途中で途切れてしまうと成立しませんが、「炭」という結び目を作ることで輪になるんじゃなかいかなあという思いがあるんですよね。。。
 
そして、これからITC化が進み、わたしたちの暮らしはもっともっとデジタル化していくでしょう。そのときの電磁波は人間にどういう影響があるのか、ないのか、あまり情報が出回りませんが、1995年に出版された『ナチュラルハウスブック』(デヴィッド・ピアソン著 /産調出版)の中ですでに問題視されていました。コンピューターもスマホもなかった時代です。けれど、ICT化はもう避けられないだろうと思います。であれば、地域や自宅で何か浄化できないか。そのとき、炭もひとつのヒントになると思うんです。土地、床、壁に、炭が取り入れられることで、森の中にいるときのような安らかな場所に近づいていけないかしらと。これはわたしの妄想ですけど、炭が気になる動機になっているのはたしかです。 

このエントリーをはてなブックマークに追加

二人の師匠

3月1日のこと。あまごの解禁日でした。
渓流釣りの好きな人な編集部員がいまして、
下北山村へ前の晩から泊まり込み、早朝から川へでかけていきました。

事前に村で手分けして、あまごを放流してあるんですね。

好き者たちは、そこへ出向いて釣りますが、
簡単にはいかない。
目の前に、たくさん泳いでいるのに、全然釣れない。
この日の釣果は寂しい結果となりました。
(わたしは釣りませんが)

村には釣りのK師匠がいます。
そこに、カメラのT師匠(週末フォレスターです)も合流。
さとびこつながりで記念撮影(Kくん、目を閉じてるところをアップしてごめん!)。

ちなみに、手にしているのは運良く当日手に入った鹿肉です。おみやげにいただきました。

さて、この日、釣れなかった言い訳とは別に
川の水が少ないという話が出ました。

川の水が少ないと警戒心の強いあまごは釣り人の気配を感じ取り、かかってくれないそうです。言い訳でしょ。
 
川で出会った村の知人(Wさん)の話では、
年間降雨量は減っていないそうです。
ただ、豪雨が増えたため、降るときと降らないときの差は開いていると。
雨水が一気に流れてしまい、川に残らないのでは。。
という話が出ていたそうです。

山に水が残りにくい?

しとしと降る雨が減り、降る時は豪雨。これは肌感覚でも感じます。

自然現象はコントロールできませんが、それに対応する方法は変えていけるはずなのですが
どうしたらいいのでしょう。手に負えないような感覚を覚えました。

あまごの釣果とは直接関係ないんですけど、、、 
田んぼダムのことや、大地の再生のことが浮かんできました。
田んぼに冠水させることで、洪水を緩和する。
大地に呼吸をとりもどすことで、コンクリートでせき止められた地下水のストレスを緩和する。


水を一箇所に捨てる考え方でなく、大地という土に還すという考え方を
山、村、町、都市、いろんな場面で取り入れられないかなあ。。。

  


このエントリーをはてなブックマークに追加

あまりにも悲惨なことは わざわざ口に出せなくなるほど。
でも、あの日のことは忘れることはできません。

多くの魂に追悼の祈りを捧げます。

今日はただそれだけです。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ