さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン「さとびごころ」を編集している「さとびこ編集室」からみなさんへ。 編集発行に関するお知らせや情報、編集部の思いなどをお伝えしています。

2020年12月

さとびごころ編集部のあなんです。
とうとう2020年が終わろうとしています。
この一年、コロナ禍のことがあった中で、
取材に対応してくださった方、ご協力いただいた方、
そして小さなマガジンを求めてくださった方、本当にありがとうございました。

次号ができるまで、あまりお正月気分にはなれませんけど(汗)、
44号をお届けすべく頑張ります。

100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン。
編集部が100年住みたいのは、自然にも人にもやさしい地域です。
どこか遠くではなく、今ここで暮らす自分たちの場所を幸せなものに。
そんなふうに望む人の心に届く記事作りをいつも目指しています。
これからも宜しくお願いいたします。

みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。

さとびごころ編集&発行人 阿南セイコ



PS 44号の表紙はこんな感じです!
44号表紙絵


 
このエントリーをはてなブックマークに追加

今年が暮れようとしています。
次号の準備も、まもなく最終段階です。
特集は、地酒で楽しむ奈良2。
奈良の地酒ブームの牽引者となった酒店。
与えられた風土に開眼した蔵元杜氏。
そして、廃業寸前から次世代に継承されていく蔵の物語等を
お伝えします。

(写真は取材中の一コマ)
vol.44特集地酒で楽しむならより


稲作があって、日本酒が生まれました。
わたしたちの祈りと文化が染み込んだお酒。
新しい年を迎えたら、おいしい日本酒を楽しむ方も
多いことでしょう。
さとびごころが届けたいものはいつも、そんなお酒が生まれるまでの
山から湧く水や田んぼを含む 自然と人の営みへの思いです。
お口に合いますように。

このエントリーをはてなブックマークに追加

vol.43の企画記事でご紹介した、奈良県での田んぼダムの取り組み。
土木技術職の経験のある方や環境保全に興味のある方などからは、反響をいただきました。

vol.43 田んぼダム記事

(画像は記事の一部です)


治水といえば、山の谷間に流れる川ををコンクリートで固めて
堰き止めるダムを作る方法がほとんどです。
けれど、コストや環境への負荷を考えると、これからは田んぼダムのように、
自然にも人間にもメリットがある、または人間への負荷が少ない、という方法が
もっと広まってほしいと編集部は願います。


同じような取り組みが、7月の九州豪雨で反乱した球磨川の治水対策にも取り入れられるそうです。

12月30日の読売新聞オンラインで配信され、Yahoo!ニュースになったのが下記の記事。
リンク切れになる前に、転載させていただきます。


独自】熊本・球磨川治水対策、県「田んぼダム」整備方針…数百円の調整板で川の増水防ぐ
7月の九州豪雨で氾濫した熊本県・球磨川の治水対策について、熊本県は来年の梅雨時期に向け、球磨川流域で200ヘクタール規模の「田んぼダム」を整備する方針を固めた。田んぼダムは大雨時に一時的に水をためる治水対策で、実現すれば、九州では最大規模。流域全体での取り組みとするため、市町村ごとに20~30ヘクタール程度の水田で導入を目指す。


 田んぼダムは、大雨時に水田の排水口に小さな穴の開いた調整板を取り付ける。川への排水を抑制して増水を防ぐ機能がある。板の費用は数百円でも済む。新潟県で始まった治水対策で、農林水産省によると、東日本を中心に取り組みが広がっている。国土交通省が18日に公表した球磨川の流域治水案でも、田んぼダムがメニューの一つに挙げられていた。

田んぼダム読売新聞記事関連画像


 熊本県が、球磨川上中流域の10市町村に実施を打診し、おおむね了承を得たという。調整板購入や排水口整備の費用は県が補助する方針。200ヘクタールで15センチの雨水をためた場合、単純計算で30万トンの貯留効果が期待できる。また、一部の水田では、遠隔操作で一斉に排水量を調整する「スマート田んぼダム」を採用することも検討する。

 県は2年間のモデル事業として取り組み、さらに面積を広げたい考えだ。県幹部は「すぐに取り組める上、『みんなで地域を守る』という防災意識の向上にもつながる」と期待している。

 田んぼダムに詳しい新潟大農学部の吉川夏樹准教授(農業水利学)は「面積が広いほど効果が見込めるため、流域全体で取り組むことに意義がある。取り組みが持続するための仕組みづくりも重要」と話している。 
本誌で記事を執筆してくださった「農家のこせがれ」さんも、嬉しそうでした。
vol.43は、来年にはウェブにアップする予定ですので、手元に本誌をお持ちでない方は後ほど、そちらでもお読みいただけます。
(共感していただけましたらぜひ定期購読で応援してください)



農家のこせがれさんによると、田んぼダムは上記の記事にあるとおり
新潟県で始まった取り組みだそうです。

新潟県に行かれたことはありますか。奈良県民から見ると、田んぼがとにかく平べったくて広い!!
この信濃川流域は、昔から水害とともにあると言っていいほどの地域でした。
現地の人から、「昔の農家は腰まで浸かって田植えをしていた」と聞いたことがあります。
その悩みから生まれたアイデアのようです。

奈良県は新潟県のように広大な田んぼも、信濃川のような大きな川もないのですが、年々集中豪雨化していく気象変動のことを考えて、田んぼダムの取り組みが行われています。
しかし農家や都市住民の理解が必要なため、一部にとどまっているようです。

さとびごころを通して、田んぼダムへの理解が進むといいなあと編集部は思っています。 
このエントリーをはてなブックマークに追加

編集部のあなんです。
あれは何年前のことだったでしょうか、さとびごころ 編集メンバーとして、「奈良の文化と生物多様性」という連載を提案して担当し、北川忠夫先生に絶滅危惧種のニッポンバラタナゴをめぐる記事を書いていただいたことがあります。25号から28号の4回にわたって連載していただきました。

このページをウェブで読んだ、という淡水魚大好きの方にも後々出会います。
また、この連載を読んだとことがきっかけとなって、ある漫画家の方が、作品のモチーフにしたくて先生にコンタクトを取られたり。知らないところで、反響を生んでいました。


先生と出会ったきっかけは、プロジェクト粟の三浦雅之さんつながりのご縁からでした。

そして、その三浦さんとわたくしがホストとなって、毎回ゲストをお招きして誌上トーク会をするのが「風は奈良から」という連載企画です。

vol.44のゲストが、まさに北川先生。おひさしぶりにゆっくりお話を伺ってみると、先生の生物多様性への熱意は少しも衰えることなく、活動も広く認められつつあるのでした。

 さとびごころvol.44-北川忠夫近畿大学准教授

テーマは「生物多様性をしくみ化する」。
トークの趣旨を記事中の三浦さんからの言葉から引用しますね。

…特に今回は、興福寺さんという奈良の大変シンボリックなところでの放生会にまで携わられていることの真意や、未来への広がりも含めてお聞かせいただきたいと思います。 

絶滅危惧種は保護の対象になりながらも、予算なくしては持続しない課題があります。そこをしくみ化することで持続させようという先生の取り組みは、私から見ると「発明」に値すると思えました。詳しくはvol.44をお読みくださいね。

取材場所は、奈良市内の酒房亜弥さんという魚メニューが豊富なお店。ここでは、オーダー係は北川先生であり、珍しい魚も解説つきで、さすがは北川先生!でした。
いつも時間を忘れて話しこむのがこの企画の特徴で、あとから編集・構成するのが大変です。何が大変かといいますと、「載せたい、、載せられない」の葛藤が、です。

そのひとつ、放生会のお話を、当ブログを訪問してくださったあなたのためだけに!
ここに載せておきますね(笑)。さて、放生会とは何でしょうか。


北川:放生会は、仏教の考え方で、食料になる生き物を捉えて売り買いしたものの一部を、自然に帰すことで功徳を積む行為を儀式化したものです。昔は、保存技術がないので、その地域で狩猟した小魚や鳥などが出回っていました。生きたまま売れば冷蔵する必要もなく、買った人が自分でさばくほうが理にかなっていたんです。地域で捕獲したものをを地域に放つことで儀式として成り立っていたんです。

阿南:来年のために、たらの芽を全部とらずに残すのに通じますよね。
 
三浦:そうなんです。農業にもよく似た行為があるんです。昔の農家さんて、豆を3粒まきましょうって考えでした。一粒は、育てます。一粒は人間が食べます。もう一つは鳥にあげましょうと。うちらの村でも、柿の木がたくさんあるんですけど、上のほうとかあえて取らないんです。取ろうと思えば取れるんですけど、根こそぎ取らないんです。
 
阿南:そう、その「根こそぎ取らない」は本誌がとても伝えたい考え方!それができれば、結局は人間にとっても、いつまでも恵みを得続けることが可能になりますから。
 
三浦:興福寺さんという奈良の大変にシンボリックな所で、放生会が行われているということで、実は、英語でいうとインタービーイング(相互依存)にあたり、全部がつながっていてまわりまわって互いにメリットがある、そんなつながりを大事にしようという儀式ではないかなと思っているんです。


その放生会、実際には金魚や鯉を放つのが普通になっているそうです。そこで、北川先生は、、、、。

川や水棲生物、生物多様性、地域づくりなどに興味のある方には
きっときっと興味をそそられる記事になっているはずですので、ぜひお読みくださいね。



このエントリーをはてなブックマークに追加

だんだん暮れも押し詰まってきますね。
12月の中旬からは寒さも増してきて、朝や夜の外出はちょっと辛いですね。
一年の終わりには、今年の感謝や来年以降のことを考えます。

感謝ということの大切さを、深く感じるようになったのは
ずいぶん年を重ねてからのことでした。
至らぬ人間でございます。
みなさんは、いかがですか。
今や、わたしは寝ても覚めても感謝、感謝です(^^:)
みなさま、今年も一年本当にありがとうございました。




来年からのさとびごころ、、、、とはいえ、すでに冬号は
校了にむかって進行中ですので、春以降ということになりますが、
新年を控えて、あたらしいプランも温めています。

自然にも人にもやさしく、、、、3年間ずっと言い続けてきた言葉。
社会を見渡すとSDGSなどが広まり
一般の雑誌を見ても、環境への配慮をテーマにした記事などが
増えてきているように見受けます。

先に書いたこと なども心に留めながら 
小さな小さな地域マガジンである本誌は、
どんな道を進んでいけばいいのか、ブレないで行きたいなと。


地域で暮らすということは、昨日も今日も
一見変わりなく過ぎていきます。
(もちろんコロナのことがあり、今年は大変な思いをされた方も
あったと思います。。。)

その変わりない日々が、俯瞰してみたときに、一歩、一歩、
どちらへ進んでいっているのかを感じていたい。
その方向が、自然にも人にもやさしいものであってほしい。

「やさしさ」こそ陳腐化しやすい言葉かもしれませんが
あえて掲げています。
例えば災害にあったり、失業したり、怪我や病気をしたり
あるいは、ひどく落ち込んだりと
「しんどさ」に苛まれることがあっても
顔の見える関係の中で何か助け合えるような
地域であれば、どんなに暮らしやすいかと思うのです。 

(その意味で、コロナが原因で人が分断されるのは心が痛みます) 

物質的に豊かになったのだから、これからは心の豊かさが大切だと
さとびを創刊された大浦さんはおっしゃっていました。
「人のことなどかまっていられない!」といった
追い詰められた状況 ではなかなか、そうは行きません。
根底のところに大きな安心感があってこそ、
やさしさも発露できるのではないかしら。

やさしさの源は、その人の「考え方」次第ということはありますが、
現実的に考えて、「食べていける状態」であることが
とても重要な前提条件になるのではないでしょうか。

自然から与えられる十分な食べ物があったとき
容易に誰かにあげることができます。
逆にもし乏しければ、「それは自分のものだ!奪うな!」となるでしょう。

そういう根源的な安心感というのは
やはり「農」を大切に考えることから繋がってくるものではないかと
思いまして、さとびごころに載せたいものとして
来年はもう少し「農」関係の記事を
増やしていきたいなあと思っています。




このエントリーをはてなブックマークに追加

今日はクリスマスイブ。
というわけで、先日、別枠でご報告しますとお伝えしたクリスマスコンサートのお話です。

編集長の個人的な活動範囲のことで、さとびとは直接関係のない企画でしたが、 
上北山村という所は、またいつか必ず取り上げたい 村ですので
直接の担当ではなかったのでしたが、バックナンバーで獣害を取り上げたとき、この村を紹介したことのありますよ
広い意味ではさとびの「日頃の行い」という意識で臨みました。

上北山村をご存知 ですか。
奈良県の中では南東部、紀伊半島の中で見てみると三重県に接しています。
奈良県上北山村

紀伊半島上北山村

面積は広く(奈良県で2番目)、人口は少なく(約500人)。
編集部のある奈良市からは、吉野町を超え、林業で有名な川上村を超えると上北山村です。
奈良県民といえども、何か縁がないとめったに行かない場所かもしれません。初めての人は、山また山が続く道を運転するのが大変だったと言います(笑)。

昔は林業で栄え(江戸時代は幕府に御用材を供給)ましたが、地理的に見ても想像できるとおり、木材は熊野川を通じて新宮へ運ばれましたので、これも奈良市周辺で暮らしているとなかなか知られる機会が少ないことかも。日本100名山にも選ばれている大台ケ原(標高1695.1m)があり、登山をされる方には有名です。今年は中止になりましたが、「ヒルクライム大台ケ原since2001」という、自転車レースには800名が集まるとか。でも、普段は静かな静かな山里です。

わたしたちはこの近辺を通るときは、この村にある「道の駅吉野上北山」には必ずといっていいほど休憩に立ち寄ります。最近、この村にも、さとびを定期購入してくださるようになった方があります。また、この秋にはおばあちゃんの家に里帰りしたような気持ちになれる民宿100年にもお邪魔しました(こちらも、定期購読していただきました!ありがとうございます)。そうそう、ここを見学させていただいたことも。。。→「下北山村の隣、上北山村。宿泊施設ができてます。」
しかし、まだまだ村の方との接点は少ないですので、もっと上北山にも行きたいなあと思います。。。。


この道の駅のすぐ近くに、今年新たにリニューアルオープンしたホテル フォレストかみきた があります。ヒルクライムでこの村を訪れる人を想定されてか、各部屋にマイ自転車を収納するホルダーが設置されております(実際に宿泊してみたところ、各部屋がビップルームのように広くてびっくり)。

IMG_2234

IMG_2236

IMG_2233

晩御飯は食べきれないくらいの量でした。
IMG_2237


ここの温泉がとても気持ちよく(おニューなので美しいのに加えてお湯の質も薬湯と呼ばれるだけあって癒されます。さらに、ゆったりと空いているのが格別の魅力!)、通りすがりのわたしたちでも入浴できるので、しばしば利用させてもらっています。村の方たちもよく利用されているようです。



このホテルで「コンサートをさせていただけないか」と企画をご提案したところ、一般社団法人ツーリズムかみきたの遠藤さんがOKしてくださり、今月13日に実現しました。コロナのご時世ですので、感染防止対策をしっかりと。何でもかんでも中止、中止ではなく、実現できたことが有り難かったです。


この村出身の、とても歌声のきれいな女性=しのちゃんのふるさとで、クリスマスコンサートを。という趣旨でした。いっしょに出演するバンドメンバーも、ライブできる機会を得られて喜んでくれました。

さてしかし、村の人は聞きに来てくださるのだろうか、、、と思っていましたが、
意外にも(笑)満席御礼。90歳の男性は、「しのちゃんが小学生だったときの学校の先生だったんだよ」という方。80歳代の女性は、「この部屋(コンサートが行われた地下1階の部屋)は、昔カラオケができたんよ。ここに来て、みんなで集まるのが本当に楽しかった」と懐かしんでくださいました。
ホテルのスタッフの方も、どうぞお聞きくださいとお招きしましたので、いっしょに聞いてくださったようです。

「しのちゃんの歌がききたい」とお思いの方が、村の人口から考えてかなり高い比率でいらっしゃったのですね。村には、当然ながらライブハウスはありません。地元出身の歌姫の声をライブでご提供できたことが、ささやかな貢献になったとしたら嬉しいことです。 お礼に、地元の柿の葉寿司メーカー「いざさ」の柿の葉寿司を差し入れてくださった方も。。。美味しくいただきました。ありがとうございました。


 

コンサート企画を通じて、村と少しだけ接点をいただけたことが嬉しい1日となりました。
しのちゃんは、「村の人は恥ずかしがり。目立つことを好まない」と言います。そんな、恥ずかしがりの村の人たちと、もしも心の通じ合うようなご縁が生まれたら。今は、そんなことを夢みています。

いつか上北山村の記事がさとびに載る日をイメージしつつ。


最後に当日の思い出フォトから。
IMG_2266

IMG_2265



お世話になりました。ありがとうございました。(中央は遠藤さん)
IMG_2310


 

 



 
このエントリーをはてなブックマークに追加

更新していないというとは、せっせと机に向かっているか
どこか遠くへ出かけているとお思いください(外出先でブログを書く、という習慣を持っていないのがまるわかり)。

この時期は遠くへなどふらふらしておりませんよ。せっせと机に向かって、さとびづくりをしています。
(と、いいつつ、先日上北山でイベントを企画してきました。さとびとは直接関係しませんが、雑誌を展示させていただきましたので、 ぎりぎり関連事項としまして、別記事でご報告しますね)


今日は、ただ、それだけ。

以下、雑談ですー。

寒くなってきましたね。女性は冷えてはなりません。
幼いころ、ミニスカートに憧れて冬でも素足でミニスカートをはいていましたら
祖母が「冷やしたらだめ」と注意してくれました。寒くないもん!と、聞きませんでしたけど。
(足はしっかりと冷えていたのですが、子供って平気なんですよね)
祖母が言っていたことは、今でも正しいと思うことがしばしばです。

ここで、これをお読みの皆様に特別に、今編集中の記事からフライングして
季節の養生についてご紹介しましょう。休日ダイヤの三瓶歌奈子さんより。

_C156931
 

冬、特に養生したいのは「腎臓」です!

 
冬は腎臓が1年分のエネルギーを蓄える季節です。
 腎臓はとても「冷え」に弱い臓器で、腎を冷やすと婦人科系疾患や糖尿病などのリスクが高くなります。
 また、腎臓は生命エネルギーをつかさどる臓器ですので、腎の衰えは老化につながります。
 記憶力の低下、白髪、脱毛、足腰の弱り、骨や耳のトラブル等の多くが腎の手当で改善します。
 
では、何を食べたらいいのでしょう。(それは44号で)

冷え性の方(わたしもです!)へ朗報も。


 冷え症の方は全身をあたためるよりも、足元を温めることをこころがけてください。
 人間の体は上半身が36℃あっても、足元は31℃程度しかないそうです。
 暖かい空気が上に上るように、体を循環する気や血液も上へ上る性質があります。
 血液は身体全体の細胞に養分や酸素を供給し、老廃物を運び出す働きをしているので、うまく循環しないと毒素がたまり、内臓機能や自然治癒力、免疫力も低下してしまいます。
 足元を温め、上半身を薄着にすることで、血液が循環し、冷えにくい体質に変わります。
 

 冷えにくい体質、、、、。目指したいところです。足元、、といば、コタツです。
コタツはよくできていますよね。。。仕事するには不向きですけど。だって気持ちよくて寝ちゃうから。

どうしたらいいの?というアドバイスも、44号でどうぞ。

この他にも、特集、コラムなど、集まってきています。(遅れているページもあります)
ここから年末年始をフルに使って、冬号を完成させていきますので、
来年のお届けをどうか、お楽しみに。。。

では、仕事に戻ります!  

  

  
このエントリーをはてなブックマークに追加

12月初旬、ある方から連絡が入りました。
「5日、空いてます?」

なんのお誘いかと思いましたら、「多地区」でのお餅つきイベントでした。
35号「農がつなげる人と土」の特集でお世話になりましたのが
この地区の「多集落営農組合」さまです。 
美しい多地区の自然を楽しむ会さまの取り組みを紹介しました。

こんな記事でした。リンク先でお読みいただけます。
特集の意図は、「援農」だったのですけど、、、
この地区の取り組みは農村のこれからを考えるにあたっても
注目すべきモデルだと思っております。

satobi35-10-11

記事の最初のほうでふれていますが、この地区がなぜ「多」なのかというと、
さすがは奈良!と思うような奥深い理由があるのです。
古事記を編纂した人物、太安万侶を知らない人はいないでしょう。けれど、出身地は?
と聞かれて答えられます?それがこの多地区なのです。
有名なのは、彼の実在を証明したお墓のほうですよね。



なんでも、地域の方によると、神武天皇の長男さんが皇位を弟にゆずり、この多地区に住んだとされ、この地区の人たちはその子孫なのだそうです。多神社(多坐弥志理都比古神社(おおにますみしりつひこじんじゃ))が地域を見守っています。




おひさしぶりにお会いできるのを楽しみに
飛び入り参加しました。わたしたちが参加することをご存知ない方もあり
取材目的かと思われたふしもありましたが、たしかに広い意味で取材活動です。
日頃の行いが明日のさとびを作ります。

編集部Mも餅作りに参加。
多地区4-201205


多地区5-201205

M「最近、畑を始めたんですよ」と話したら、みなさんからたくさんアドバイスをもらっていました。

また、婦人部の中井さんからは、最近できたジャムを紹介していただきました。

多地区3-201205

ごく少量しか作られていないのに、ひとつサンプルとしていただいてしまい
後から代金をお支払いすべきだったと悔いました。すみませんでした。

田原本町道の駅 レスティ唐子・鍵 で販売されるはずですので
ぜひ、ご賞味ください。極少生産ですので、早いもの勝ちと思われます。

さて、なぜお餅つきなのか?です。

多地区では年間を通じて様々なイベント活動をされており(記事でも紹介してます)、
回を重ねるほどに100名以上が参加されるとても賑わいのあるものになっています。
それが、コロナで今年は一度も開催できなかったそうです。
イベントを楽しみにして来訪する大勢の人を迎えるのは、おそらく大変なこともあるかもしれませんが
それが地域の元気にもなっていたと思います。そのイベントが、ゼロ。
そんなとき、代表の大倉さんから「お餅つきをして、地域に元気を配ろう!」という提案が。
すると、この地区の人たちは、なんだかんだ言っても協力しちゃうんですよね。
こうして集まって、手分けして、お餅づくりです。

できあがったお餅。
多地区2-201205

大倉さんの田んぼでできたもち米らしいです。。。

「活」は、活き活きと!という思いを込めて。

メッセージと南天の葉をそえて配られました。
多地区1-201205

多地区-20201209

この暗鬱な雰囲気を払拭するため、日本古来から伝わる「餅」に託し
「もちこたえる」の意味を込めて、また、「難を転じる」南天を添えて
多大字の皆様方にお届けさせていただきます。
コロナ禍のなか、なにかと制約が多く窮屈な毎日ですが、皆で協力しあい
元気を出して頑張りましょう。

こんなメッセージがお餅とともに、配られてきたら、どう思います?
素晴らしい地域ですよね。まず善意を配ろう、ということなんですよね。
こんな地域だから、イベントも賑わうのかもしれません。 

と、感じるということが逆説的に
地域のあたたかいつながりが薄れているのだなあと感じさせられます。
新興住宅地内では、なかなかこういう取り組みは、かなり意図的に、意識高く取り組まないとできないことではないでしょうか。。。
奈良のむかしながらの地域には、こんな文化が健在です。いえ、守ろうとする人たちがいらっしゃるということです。

おみやげに、地域外のわたしたちまでお餅をいただきました。
「元気を出して頑張りましょう」
その気持ちとともに、美味しくいただきました。
ありがとうございました。

わたしたちも、今いる場所と、今いっしょにいる気の合う仲間を大切に。
それも地域だと思います。
時代の流れで地域が壊れたなら、自分たちで作りましょう。


多地区の記事が掲載されている35号はこちらからお求めいただけます。
在庫、残り少なくなってまいりました。



 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加

岡本みちやすさん。
今や、奈良ではすっかり有名なのではないでしょうか。
森のねんど、という吉野杉箸の廃材から生まれる木屑を粉にして粘土にした素材で、人形を作ることで森(=自然)を生かした社会の価値をメッセージして いらっしゃいます。
作品を見るだけでも、それは伝わってきますが
実際にお話をさせていただき、森思い・自然思いと知ってからは「これはさとび的!」と、ずっと連載させていただいます。
初掲載は、当オフィス阿南セイコがさとびごころのメジャーチェンジにとりかかった思い出の号、21号

21contents-main

なつかしいです。
ロゴも変更し、フルカラーにするなど、少しでも読んでいただけますようにと頑張っていました。
その目次をかざる写真として、21号からみちやすさんの作品を紹介するようになりました。

この時の特集「100年前の奈良」は、今読み返しても面白く、また再編集してとりあげてみたい気持ちが湧いてきます。)

2018年、当オフィス発行になった32号からは、「森のねんどの物語」という連載になり、いっしょに記事作りを始めました。それからお互いの性格?もよくわかり、本音トークがしやすくなっていきました。
話していて盛り上がるのは、いつも「もっと自然に沿った世界をどうつくるか?」みたいなテーマになってしまいます。。。
satobi32-2-3
32号みちやすさんの連載ページ

今年の春、「森のねんど研究所」(大和郡山市井戸野町)がオープンしてからは
この場所のいろんなシーンをご紹介する「森のねんど研究所から」という連載を始めました。
それも、次号でまたひとつの区切りを迎えます。
春からは、どう変化するか楽しみにしていただければ(^^)


記事づくりのためもあって、定期的に研究所(という名のみちやすさんの工房であり、常設展示場であり、接客空間でもあります)を訪ねます。ここでの、わたしたちの会話も編集して公開したら、なかなか面白いコンテンツになるかもしれません(^^)(読みたい人がいるかは謎ですが)

 

今回は、みちやすさんはまるで大正ロマン風にイメチェンされてまして。
いつもはカジュアルなスタイルですが、このごろは着物がお気に入りだそうです。

焚き火テーブルの火は火打ち石でつけてくれました。


過日の訪問者さん(この方もさとび関係の方でした)から差入れのあった里芋をゆでて、あぶって、ちょっと飲みました。

みちやすさん


そばにあるもの、置かれたもの、飾られたものが、いつもながらいい景色です。

EC074529-73AF-4382-8BDE-0573935E8714

みちやすさんが手にしているびんに入っているのは(写真上)
ねんどで造形するときに欠かせないヘラ。
必要なものが、美しく置かれている、、、、このセンスはどうしたら吸収できるのか、
いつもそればかりを思います。

次回の記事は、(変更があるかもしれませんが)森のねんどバー。
研究所内にバーを開くのがみちやすさんの小さな夢です。(大きな夢もたくさんありますが)

候補地(空間)はこちら。
2B00838B-1820-4F5D-8C02-BD0C53D6B252
  
  すでに、カウンターがそれらしき雰囲気を作り出しています。

みちやすさんのつくる造形を通して
言葉や理屈を超えて、「大切にしたいもの」「かけがえのないもの」が伝わっていきます。

本誌との志も似ていますので、これからもなにかいっしょにやれたらなあと思います。

次号のさとびごころは44号、来年1月10日発行の予定です。 





このエントリーをはてなブックマークに追加

100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン、
というキャッチフレーズを10年間、タイトルのそばに置き続けてきました。

しかし、実は、

ほんの限られた読者に読んでいただいている雑誌に
地域が作れるわけがないと思っていましたので
違和感も自覚していたのです。
2018年、当オフィスの自由と責任においてリスタートさせてもらったとき
このフレーズを残すかどうか、迷いました。

100年住み続けたい奈良のための、地域マガジン。

で、いいんじゃないか?
雑誌が地域づくりだなんて、おこがましいんじゃないか?

という思いが、ちらちら、、、あったのですね。



答えがはっきりしないときは、保留にすることにしています。
時が流れました。

 

この間に、自分にとって地域という言葉の意味が少し変わってきました。
通常、地域というと自治会であるとか、一定の行政区の範囲内という意味になると思います。
さとびごころは、その意味では「奈良県」もしくは「だいたい奈良県」という定義をしています。

でも、もうひとつ、地域には共同体としてのコミュニティーという意味もあるなあと。

「自然にも人にもやさしくありたい」人たちがゆるく結ばれた  コミュニティーを
作っていくためのマガジンになれるのであれば、ぜひそうでありたいと思います。



ゆるいのが重要です。囲い込むのはよくないと直感的に思います。
境界線はあいまいでいいんです。結びつきもゆるくていい。
ただ、だいたいそっちのほうがいいと感じる。
もっとそっちにいきたい。
そんな共通項で十分かと思います。
 

さとびごころは、自由に閲覧していただけるスポットもあり、
バックナンバーの公開もしていますので
売り上げ数と読まれているのべ件数は一致しないと思われます。
不思議なことに、近ごろは名刺交換をするときに「あ、知ってます」と言われるケースも
発生するようになりました。(売れてないのに 笑)

編集部は、商売が下手であることは自認していますので、収益のことは2の次に考えています。
そのほうがストレスなく、活動できると感じます(改善の余地はありですけど)。
「売れる」以外の形でもいいから、誰かの心に届くことを
いつも願っていますし、
「100年住みたいほどに、住み心地のいい場所で 暮らしています」
と、誰もが言える時代になったらいいなあと思います。


 
そこには、食べ物がわいてくる土地と、汚染されていない美しい水と、それらを育む森や緑があるはずです。そして、人々は争いを好まず助け合っているでしょう。
それが、さとびこ編集室が目指す100年住み続けたい地域です。 


 

というわけで、地域づくりマガジンというフレーズは
恐れ多くも、これからも使っていくことになりそうです。 



 

  


  
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ