さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

自然と人のつながりを地域に根ざして考える奈良発ローカルマガジン「さとびごころ」を編集する「さとびこ編集室」より、日々の活動のことやお知らせ、雑談を綴ります。 雑誌づくりを通して、自然にも人にもやさしいあり方をみなさんとともに考えます。

2020年10月

本誌コラムページで連載している「身の丈しごと研究室」の記事に連動して
今年からリアルでも研究会を立ち上げまして、創設メンバーで学びを進めています。

先日、一区切りを迎え、メンバーでまとめのシェア会のようなことをしました。
自分のしたいことや現状から行動までの 隙間を丁寧に埋めていくような時間でした。
その中で、「今気になる現状」を考える機会がありました。

わたくしが書いたのは
「言葉だけ、知識だけのサスティナブル」


(もうひとつ書いたのですが、それは話がそれますので、また別の機会に。)

言葉だけ、知識だけで広まり、陳腐化していった例を
たくさん見送ってきたように思うのです。
「地球にやさしい」とか
「ロハス」とか
「CO2を出さない」
などなど、概念としては何度も浮かびあがるのですが、
流行してしまい、マーケティングに取り入れられ、流行が終わり、忘れられます。

一番潤ってほしい農や林の現場で汗する人たちよりも
書類を書いて予算を取る人や、流通販売に関係するところが
盛り上がってしまいがちです。


今、、、、、SDGs  サスティナビリティー の認知度が上がってきていることを
わたくしは歓迎しています。
それと同時に、陳腐化しないためには、どうすればいいのだろうという思いもあります。
キャッチコピーをいったん横に置いて、今、この場所で、自分の暮らしにおいて
心地よく、幸せな状態ってどんなんかな???ということを「選んで」いく、
その「行為が生まれる」ことじゃないかな。
体も心も健康であること、心に余裕があり、人の痛みも考えられること。

そのために、そんな心持ちや情報や知識をわかちあうためにも
本誌の編集に努めたいなあと思った次第でございました。
(ちょっと実用的な記事もあっていいかもしれません。)


身の丈しごと研究室のメンバーとも、価値観を共有できる部分があり、
心強く感じています。
例えば、、、「小さいって、大事だ」など。

 

本当に伝えたいからこそ、簡単に言ってしまいたくない気持ちってありますよね。
一番大事な人に、一番大事な気持ちを伝えるとしたら?
それは、「口だけなら簡単に言える言葉」よりも、
違う方法で、すでに現れているはずですよね。

編集もそうでありたいと思っています。
せっかくのローカルマガジン。
この地に根ざして。
 



 
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さとびごころは、そんなにおしゃれ!な雑誌ではありません。
見苦しくないように、読みやすいように、…ということには
心をくだいているつもりですが、おしゃれ、、、というわけではないですよね。

おしゃれとは?

不思議です。なぜか、そう感じてしまう人やモノがありますよね。 

わたくしから見て、おしゃれ!な方は
ミナ ペルホネンがお好きであったりします。

そんな ミナ ペルホネンというカタカナが紙面に載ったことがあるのです。

https://satobigokoro.org/archives/1806

satobi39-12-13


それ以来、ミナペルホネンというカタカナは、ずっと脳内に残っていました。

「買わなくちゃ!」「欲しい!」という衝動にかられるというよりは
このブランドの人気に秘密とは何か、、、、のようなことがずっと気にかかっていたのだと思います。

そんなわたくしに、展覧会のお誘いがやってきましたので、兵庫県立美術館へ行ってきました。

つづく1
 

撮影OKの部分もありました。ルールを守ってスマホ撮影しました。その一部をシェアしますね。

エンタランスでは、わたくしの場合、タペストリーのデザインや取り付け方に目が行ったりします。
つづく2

最初のコーナーでは、タンバリンという有名な刺繍のデザインの誕生から発展までの物語が立体的に展示されておりまして、わたくし、あまりミナに詳しくなかったのですが、この物語を知ることで、大変上品で美しい模様だと思うに至りました。

こんな模様です。
つづく13
 
この刺繍。白い玉が円になって並んでいますが、ひとつひとつは微妙に違う形をしており、ゆらぎがあります。展示の説明を見て、知りました。
これを機械で刺繍(動画がありました)するには、きっと職人さんの努力がすさまじいのではないかと、素人ながらに想像しました。

海外に押されてしまっているはずの、日本の服飾の工場。ミナ ペルホネンが、そんな産業をささえたり、元気づけたりしてるのかもしれません。




つづく3

 圧巻の服の森。

コンセプトごとにコーナーが分かれていて、各コーナーを体験するような展示なので飽きません。

中でも、デザイン画のコーナーが気に入りました。

こんな絵画が部屋に並んでいたら、不思議に心が落ち着きます。幾何学的でない線のあたたかみ。心地よく目に響く色。これらは原画であって、さらにこれがテキスタイルになっていくのです。
非常に手間がかかっており、心に浮かんだことを、どうにかして具現化するための情熱を感じました。

つづく5

つづく12


つづく8
つづく9

つづく10

 

ところどころで、出会う言葉の前でじっと立ち止まってみたり。

つづく6

つづく11


さとびも、自分たちらしい を磨いていくしかありません。たしかに。


あまり何でも書いてしまうといけないような気がしますので、
このへんにしますけれども、気になる方は兵庫県立美術館へお出かけになってみてはいかがでしょう。

11月8日までです。

詳細は、こちら





 
  
  
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前回の記事「マーケットに出かけてみる」を体験してきました。

まず、誘われるがままに参加したところ、不明だったことが整理されました。
主催は、「ひのでマーケット」さん。そしてこの日のイベントタイトルは
「ハンパモノ市」ということです。

さとびも、立派なハンパモノ?と認めていただいたようです(^^:)
お誘いいただいたのが、マーケットの運営者でもあり、出店者でもあり、
さとびごころのお取り扱いスポットでもある「まめのんき」さんということで
ご機嫌よろしく行ってまいりました。




あいにくの雨模様からのオープンでしたが、
主催者さんの日ごろの信頼関係のたまものか、一人また一人と
途絶えることなく訪れる人があり、
小さなマーケットは、あたたかい会話が溢れて、賑わいました。
いつしか雨もやみました。

さとびは、陶芸作家の木村あかねさんのとなりに
スペースをいただきました。
ひので2



ひので3

 イベント後は、お店でそのまま販売されるようですので、ぜひのぞいてみてください。

その他のスペースにも、服、コーヒー、雑貨など気になるお店が並んでいましたが、
そっと遠くから見てるだけだったりして、、、次回からはきっと、お話しに行こうと思います。

なんと、さとびを知ってるとおっしゃる方や、お買い求めいただく方もありました。
また、知り合いに偶然出会うこともしばしばで。
きっと、まめのんきさんとさとびはもともと、近しいゾーンに存在しているのかもしれません(^^)

イベントの最後のほうで 羽間農園(vol.40 特集で取り上げさせていただきました)さんもいらしてました。


マルシェといいましてもいろいろな種類があり、大規模なものや長い行列ができるものなどもあります。
今回は、ひのでマーケットさんという小さめの店舗内で行われた小さめのマーケットでした。
そのぶん、口コミで集まった人たちが知り合いが多く、なごやかな空気。
この、人が交流することのほうに意味のあるマーケットなのだと思います。(もちろん、売り上げもあげてほしいんですけども ^^)

高齢化の進む農村地帯に、なごやかな賑わいスポットが生まれようとしています。 

このマーケットは、当面のところ、金土の二日間の開店だそうです。
針インター方面にお出かけの際には、よってみてくださいね。

地図の乗っているイベントチラシを
もう一度、アップしておきましょう。

はんぱもん ひので


PS   さとびごころ編集長 阿南セイコの 阿南家からのお知らせですが、
    11/29 にこちらで、「阿南家食堂」という企画をやります。
    口コミであつまって、食べたり飲んだり、ライブを聞いたりというものです。
    定員に限りがございますが、そんなに人が殺到することはないと思われますので、、(たぶん)
    お近くの方、お時間のある方はどうぞ。
    お問い合わせはまめのんき様まで(HPに問い合わせフォームがあります)。
   
  
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はんぱもん ひので

さとびのお取り扱いスポットになってくださった 豆のんきさんからのお誘いで、
奈良市針町の豆のんきさんの付近で行われる マーケットに
さとびを持って出かけることにしました。

地域マガジンて、マスコミでもなんでもなくて
流通にも乗らなくて、口コミでしか知ってもらえない宿命がありますけれど
知ってもらう努力も不足していたなあと思います。

企画して編集して印刷して、ネットで「できました」と言うだけでなく
こうした機会があれば、本を並べてみてはどうかしら?という試みです。

売り上げに期待するというより
そこで出会う人に、さとびの「さ」でも見かけてもらえたら
嬉しいな、というスタンスで、行ってきます(^^)
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さとびごころ vol.41 (特集は 自然にも人にもやさしい家)
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さとびごころ vol.42 (特集は 美しい森) 
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おかげさまで、どちらも、残り少なくなってきました。
(少部数発行のためですが、、)

もしも冊子でお手元に置かれたい方がありましたら
お急ぎください。それぞれ、あと20部  前後。。。。です。

少し読みづらいかもしれませんが(すみません)、HPでも公開しています。

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