2022年、5月18日から19日にわたり、奈良県フォレスターアカデミーにて
「広報の理論と実践」なるテーマのもと、講師役を仰せつかりまして、あなんが行ってまいりました!

フォレスターたる人は、森林の重要性と価値について広く知ってもらう必要がある。そのために広報の手法について学ぶ。

というものです。

最初は、講師として適任な方が他にもいらっしゃるのではという恐れ多さでいっぱいでした。
けれど、選んでいただいたことを受け止め、少しでも貢献できるようにというただそれだけに集中して、取り組みました。

校長の藤平さんが「さとびの取材や編集において、心がけていることや体験談などをざっくばらんに」話してくれたらとおっしゃってくださっていましたので、とにかく等身大で、体当たりでした。
 

さとびをご存知の方がたくさん、ほかの講師のみなさんの中にもさとびで執筆くださる方がたくさんあり、慣れないお役目でしたが始まってしまうとお陰さまで楽しく?精一杯取り組みました。(ヘロヘロになりつつも)

講義の中では「取材して書くという」実習にもチャレンジしました。プロライター出身の方も2名含まれていますので、この実習をするのは、わたしにとってもチャレンジ。

「書くのは苦手です」と言っていた方も含めて、みなさんがいかに「書ける人」か、よくわかりました。
この体験を、将来情報発信をする必要があるときに、思い出して欲しいと思います。

お一人お一人にドラマやエピソードがあるのが感じられ、できることなら全員にインタビューしてみたい気持ちになりながら、「講義中にそれはあかんやろ」と自制していました(笑)

もっと、さとびの体験談を話せばよかっただろうか?などなど反省点も湧いてきていますが、有能なみなさんの力を信じて、今後は応援する側にまわります。 

2日間のミッションを終えたら、学生さんの中にお友達ができて、嬉しくなって思い出に撮影したのがこれです。

奈良県フォレスターアカデミーにて



フォレスターの卵のみなさんは、想像通りといいますが想像以上にといいますか、賢くて、熱意があって、素直で、素晴らしい若者たちでした。

17人の学生さんのうち、来年の春、7人が公務員として巣立って行きます。どこかの町や村で、アカデミー卒のフォレスターたちが、誰も歩いたことのない道を歩み始める。

奈良県フォレスターアカデミー。持続可能な森づくりをテーマに専門家を育成する機関としては全国初と聞いています。
特集「いつまでも豊かな森」(vol.47)の中でさとびライターでもある佐藤浩行さんは、近自然森づくりの考え方を伝え続ける活動をしてきた中で、広域行政で教育を担う動きにつながらないかと期待されていました。学校の設立にも陰ながら尽力された方でもあります。
このアカデミーの設立を検討が始まったときは、胸が高鳴ったといいます。

けれど、あたらしい試みにはいつも何か課題や問題がつきまとうものですから、一期生が赴任したり就職してからが本当に問われることでしょう。実務においては経験豊富な方がたくさんいらっしゃる中、ニューカマーのフォレスターとしてどんな役割を全うしていけるか。誰も歩いたことのない道をつける人たちを思い、わたしも、いつまでも繋がりを大切にして、心のエールを送り続けたいと思います。

で、とりあえず飲みましょうという話になりました(笑)



アカデミー様には貴重な機会をいただきまして、感謝しています。ありがとうございました。