岡本みちやすさん。
今や、奈良ではすっかり有名なのではないでしょうか。
森のねんど、という吉野杉箸の廃材から生まれる木屑を粉にして粘土にした素材で、人形を作ることで森(=自然)を生かした社会の価値をメッセージして いらっしゃいます。
作品を見るだけでも、それは伝わってきますが
実際にお話をさせていただき、森思い・自然思いと知ってからは「これはさとび的!」と、ずっと連載させていただいます。
初掲載は、当オフィス阿南セイコがさとびごころのメジャーチェンジにとりかかった思い出の号、21号

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なつかしいです。
ロゴも変更し、フルカラーにするなど、少しでも読んでいただけますようにと頑張っていました。
その目次をかざる写真として、21号からみちやすさんの作品を紹介するようになりました。

この時の特集「100年前の奈良」は、今読み返しても面白く、また再編集してとりあげてみたい気持ちが湧いてきます。)

2018年、当オフィス発行になった32号からは、「森のねんどの物語」という連載になり、いっしょに記事作りを始めました。それからお互いの性格?もよくわかり、本音トークがしやすくなっていきました。
話していて盛り上がるのは、いつも「もっと自然に沿った世界をどうつくるか?」みたいなテーマになってしまいます。。。
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32号みちやすさんの連載ページ

今年の春、「森のねんど研究所」(大和郡山市井戸野町)がオープンしてからは
この場所のいろんなシーンをご紹介する「森のねんど研究所から」という連載を始めました。
それも、次号でまたひとつの区切りを迎えます。
春からは、どう変化するか楽しみにしていただければ(^^)


記事づくりのためもあって、定期的に研究所(という名のみちやすさんの工房であり、常設展示場であり、接客空間でもあります)を訪ねます。ここでの、わたしたちの会話も編集して公開したら、なかなか面白いコンテンツになるかもしれません(^^)(読みたい人がいるかは謎ですが)

 

今回は、みちやすさんはまるで大正ロマン風にイメチェンされてまして。
いつもはカジュアルなスタイルですが、このごろは着物がお気に入りだそうです。

焚き火テーブルの火は火打ち石でつけてくれました。


過日の訪問者さん(この方もさとび関係の方でした)から差入れのあった里芋をゆでて、あぶって、ちょっと飲みました。

みちやすさん


そばにあるもの、置かれたもの、飾られたものが、いつもながらいい景色です。

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みちやすさんが手にしているびんに入っているのは(写真上)
ねんどで造形するときに欠かせないヘラ。
必要なものが、美しく置かれている、、、、このセンスはどうしたら吸収できるのか、
いつもそればかりを思います。

次回の記事は、(変更があるかもしれませんが)森のねんどバー。
研究所内にバーを開くのがみちやすさんの小さな夢です。(大きな夢もたくさんありますが)

候補地(空間)はこちら。
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  すでに、カウンターがそれらしき雰囲気を作り出しています。

みちやすさんのつくる造形を通して
言葉や理屈を超えて、「大切にしたいもの」「かけがえのないもの」が伝わっていきます。

本誌との志も似ていますので、これからもなにかいっしょにやれたらなあと思います。

次号のさとびごころは44号、来年1月10日発行の予定です。