本誌コラムページで連載している「身の丈しごと研究室」の記事に連動して
今年からリアルでも研究会を立ち上げまして、創設メンバーで学びを進めています。

先日、一区切りを迎え、メンバーでまとめのシェア会のようなことをしました。
自分のしたいことや現状から行動までの 隙間を丁寧に埋めていくような時間でした。
その中で、「今気になる現状」を考える機会がありました。

わたくしが書いたのは
「言葉だけ、知識だけのサスティナブル」


(もうひとつ書いたのですが、それは話がそれますので、また別の機会に。)

言葉だけ、知識だけで広まり、陳腐化していった例を
たくさん見送ってきたように思うのです。
「地球にやさしい」とか
「ロハス」とか
「CO2を出さない」
などなど、概念としては何度も浮かびあがるのですが、
流行してしまい、マーケティングに取り入れられ、流行が終わり、忘れられます。

一番潤ってほしい農や林の現場で汗する人たちよりも
書類を書いて予算を取る人や、流通販売に関係するところが
盛り上がってしまいがちです。


今、、、、、SDGs  サスティナビリティー の認知度が上がってきていることを
わたくしは歓迎しています。
それと同時に、陳腐化しないためには、どうすればいいのだろうという思いもあります。
キャッチコピーをいったん横に置いて、今、この場所で、自分の暮らしにおいて
心地よく、幸せな状態ってどんなんかな???ということを「選んで」いく、
その「行為が生まれる」ことじゃないかな。
体も心も健康であること、心に余裕があり、人の痛みも考えられること。

そのために、そんな心持ちや情報や知識をわかちあうためにも
本誌の編集に努めたいなあと思った次第でございました。
(ちょっと実用的な記事もあっていいかもしれません。)


身の丈しごと研究室のメンバーとも、価値観を共有できる部分があり、
心強く感じています。
例えば、、、「小さいって、大事だ」など。

 

本当に伝えたいからこそ、簡単に言ってしまいたくない気持ちってありますよね。
一番大事な人に、一番大事な気持ちを伝えるとしたら?
それは、「口だけなら簡単に言える言葉」よりも、
違う方法で、すでに現れているはずですよね。

編集もそうでありたいと思っています。
せっかくのローカルマガジン。
この地に根ざして。