こんにちは。編集部のあなんです。
お盆やすみがあけ、立秋を過ぎても厳しい残暑が続いていますが、お元気ですか。
編集部は、日頃から平日と休日の境界があいまいな日々を送っていますが、この夏は、カメラスクールの第2弾と、夏休みを兼ねて下北山村へ行ってきました(また下北?って言われそうですが笑)
第1弾はこちらです。
雑誌づくりをしていると、実は、自前の写真の力不足にめげそうになることがあります。
(外部のライターさんにお願いするときは写真も提供していただくことが多いのですが、自主取材の場合は撮影もしなくてはなりません)
取材の現場では、わたしは取材中は傾聴に集中してしまい、撮影を並行してできず(タイミングを失う)、そもそも腕にも自信のないままにカメラのスペックに依存して奮闘しています。一緒に取材に同行して遠慮なく撮影してもらえる人が欲しいと常々感じてきました。
最近、新しいスタッフ(隊長と呼んでいます)が増えたので、「彼に写真をもっと、上手くなってもらいたい。それには、プロから教えを請うのが一番だ」と考えて都甲さんにスクールをお願いしました。
お礼は、「隊長から釣りを教えてくれればいい」という、素晴らしいアンサーでありました。
その約束を果たすべく、今月は下北山村へ場所を移して1泊2日し、カメラの座学と実習、都甲先生のための釣り講習会と実習を行ってまいりました。有志の飛び入り参加もあり、ちょっとしたイベント状態になり、これが、ほんとに、申し訳ないほどに楽しませていただきました。
さとびづくりを続けてきたご縁で、こんなことが可能になったのかとしみじみする思いです。わたしたちだけで楽しい思いをするのも、もったいないですので、もしも興味のある方がおられましたらご連絡くださいませ。お誘いいたします。(カメラスクールをご希望の場合は、都甲先生に相談して企画させていただきますよ!ごはんを食べたい方は、ぜひぜひ、いっしょに食べましょう。隊長が料理を作ってくれますよ!)
カメラスクールの座学の場所は、BIYORIさん(さとびごころが読める場所です)をお借りしました。居心地最高です。
今はカメラのスペックが向上し、綺麗にとることは誰でもできる時代ですが、どう撮るのか?については、機械まかせにできない部分。スクールを受講して、痛感したのはこの部分です。努力目標を持てたことが何よりだったかもしれません。(ほかの生徒さんはどうだったのでしょう?)
ランチは、編集部(阿南家)が弁当を作ってきましたので、みんなで食べました。文字通りの手弁当ですが、喜んでいただけたでしょうか。
座学のあとは、実習。場所は、贅沢なことに、すぐ近くの清流にて。写すより浸かる人がいましたけど。。。
夜は、さとびで連載もしていただいた「オノ暮らし」のオノ夫妻が運営しているゲストハウスharu-baruに移動。こちらも、さとびごころが読める場所です!!パーマカルッチャーを実践するオノ夫妻に会いに、ぜひハルバルへお越しくださいね。
https://onogurashi.localinfo.jp
晩御飯までに、都甲先生への御礼企画である釣り講習会が始まりました。
川や魚が大好きな都甲先生ですが、釣竿を使っての釣りは初めて。しかけの作り方を教わっているところ(撮影は生徒のTくんです。彼もさとびの定期購読者!ありがとう!)。
夕方になったら、阿南家謹製の手料理を食べながら交歓会。
叉焼滷肉(煮豚)
麻婆豆腐
バーベキューチキン
ポテトサラダ
サラダ オリジナルドレッシング
炊き込みご飯お酒=ビールと日本酒アイスブレーカー&光栄菊 ウィスキー=あかし
ごはん時には、村内在住の友人、自伐林業女子のゆうこさんも参入。(ゆうこさんは、熊本水害のとき、軽トラックで乗り込んでくれた人であり、さとびのサポーターです!)
お酒は、32号の特集ですっかり知識を得てしまった「無濾過生原酒」が必須アイテム。食べて飲んでほろ酔いになって、生徒の中にミュージシャンがいたため、ライブも実現しました。
マイクも音響設備も何もない中で、チケット代を払ってくれたお客様の前でライブハウスに出演する時と全く同じ態度で、きちんと着替えて、本番をこなしてくれたことに、感謝しています。
ライブのあとは、誰でも楽しく歌おうということに。。
実は、ここで特筆しておきたいこと。オノ暮らしのオノまさはる氏は、歌がうまいのです(下北山村で音楽イベントがあったら出演があるかもしれませんよ)。そこで、Tくんの賛助も得て、なんとかお願いして歌っていただきました。都甲先生の好きな歌、「島歌」です。沖縄サウンドにつられて、みんなで盛り上がりました。
余談ですが、、マイクのかわりにTくんには「アイスブレーカー」の瓶を、 まさはる氏はブラックペッパーのミルを持ってもらいましたので、ユニット名は「アイスブレーカー&ブラックペッパー」になりました!
楽しい夜が更けて、星空が美しい夜になりました。若い人たちは、星空撮影の実習も受けることができました。(大人は寝ました笑)
下北山村の星空は素晴らしい。街の中では見ることのできない天の川も肉眼で見れます。撮影は三脚で露出をあけて。。。生徒たちも、撮影に挑戦しました。
翌日は、都甲先生の釣り実習と生徒の撮影実習。ハルバルのすぐ近くにも、すばらしい清流があります。魚たちの撮影に成功した人がいます。
川で魚が泳ぐ、、、それは、本当はあたりまえのことのはずなのですが、こうした特別な場所でなければ水に浸かるのも食べるのも「危険」になっているなんて、やっぱり残念だと思いませんか。
今からでも少しずつ、何年かかるか、何百年かかるかわかりませんが、都市に近いところでも、川の水が綺麗になり泳げるようになったらどんなに素晴らしいでしょうか。。。
川辺にいる限り、猛暑を忘れる涼しさです。暑くなったら、水に浸かればいい。泳がなくても、膝下まで濡れるだけでずいぶん涼しいのです。川にたくさんの人が押し寄せるキャンプ場もありますが、わたしたち奈良県民はかえってそういう場所は敬遠するものです。ごみを残して去る人たちのことも、問題になっています。
だから、綺麗な場所は、特定されないように安易に教えるわけにはいかない、、、という気持ちになります。そして自分たちも、美しい自然と山里に、敬意をもって遊びたいと思います。
そうしている間に、なんと都甲さんに初めての釣果が!
おめでとうございます!隊長とともに、ほっとしました。釣れる体験していただけて。
最後は、村内のお弁当やさん(天照さん)にオーダーしたお弁当を食べて終了しました。
都甲先生、お疲れではなかったかしらと今になって少し心配です。が、まあまあ、夜ごはんをともにした人たちはみんな楽しんでくれたようです。地域雑誌をつくり、リアルでもつながり、それがまた地域での何かあたらしい事実を生み出していきます(今回も、まだ書けませんがいろいろと可能性が見えました)。
地域づくりとは何でしょうか。建物をつくること?制度をつくること?お金が補助されること?
わたしたちは、人と人がつながることだと考えます。地域を作るのは人だから。一人が好きな人もいるでしょう。けれど、人とつながれたときは、どんな人でも幸福感を感じるものです。
ネガティブな噂話にもりあがるようでは、楽しい地域などあるはずがない。
ポジティブなことは応援したり見守ったりしながら、それぞれが楽しいつながりを増やしていく先に、おのずと地域は生まれていくのだと、さとびを作りながら感じています。