連載 山と今日から始まる物語#02
谷茂則(一般社団法人大和森林管理協会)

前回から連載が始まりました、山と今日から始まる物語、通称ヤマトキョー。
谷林業の谷さんが、奈良県の森林について経営、管理をおこなう法人(愛媛大学名誉教諭の泉英二理事長)を設立されたことを機会に、その理念や活動について執筆していただいています。

(谷さんのこれまでについては「ドタバタ」のほうで書いていただいています。)

今の政策が国産木材の増産を強く求める方向に向かっていることはご存知でしょうか。
林業の中でも素材生産業に光が当たり、一見正しいことのように見える「安定供給」が実現されれば、せっかく積み上げてきた森林資産を一気に伐採してしまうのではないかという恐れを感じると谷さん。


豊かな循環サイクルを作り上げるのか、資産を取り崩すのか、森林林業関係者の選択にかかっているとし、自然に寄り添い最大限に活かしながら生きていくシステムを創ることに一つの答えがあると語ります。

奈良県は、吉野林業という山を生かしながら経済を作るシステムが構築された場を持ちます。
取り返しのつかない皆伐一辺倒でない森の経営や管理が行われていくとしたら、編集部も望むところでありますので、ヤマトキョーの活動を通して、奈良の森の現在を追っていきたいと思います。