さとびごころ34(夏)号から始まった、みちやすさんによる「森のねんどの物語」コラム。森のねんどの素材となる真っ白なおがくずを提供されている竹内製箸所を訪ねました。
森のねんどの物語34号


次号の秋号では、文様箸や文様コースターをお作りになっている寺本木材をご紹介します。
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ヒノキを中心に原木から製材し、製材市場へ出し、
その市場へは問屋さんが買いにこられるとのこと。


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寺本木材

ショールームにて、両腕を広げた幅ほどの立派な一枚板や
上記のような文様シリーズなどを見せていただきました。
そして今ヒット中なのが刺繍の枠だそうです。

寺本木材刺繍枠

見とれる程に美しいヒノキ。曲げてから磨くそうです。
写真ではわかりませんが、こちら、かなりのサイズ。
直径50センチくらいあったような印象です。
こんな大きなサイズ、奥様の手芸の道具とは思えません。
どのように使われるのでしょうね。。。

また、あたらしい需要を掘り起こそうと、すこしユニークですが
ヒノキの棺桶をお造りになっています。
東京方面で高価で取引されているそうです。
もちろん、寺本さんからの出荷額の数倍となって。

わたしは、もしもヒノキの棺桶が必要だったら
寺本さんのところに(直接)お願いしようと思いました!!

話を戻しまして、東京では火葬場が不足し
ご遺体を冷凍して順番待ち状態であり
そして、火葬にはタイムリミットもあるそうです。

寺本木材のヒノキは全てが自然乾燥のため
木の油分が残っています。
そのため良く燃え、残りかすもないとのことです。

「棺桶は人の最後の家だ」と寺本さん。
心をこめてお送りしたいとき、ヒノキの棺桶を選ぶ人の
気持ちが少しわかったような気がしました。

寺本木材さんは、河瀬直美監督の映画「Vison」にも協力されております。
そんなエピソードも伺いました。
森や農のことなども
ゆっくりお話しさせていただきました。

最後にお互いに感謝の言葉をかわして、お別れ。。。
とても有意義な時間をいただきました。
また、訪ねていきたいと思います。

寺本様、ありがとうございました。



PS 1
みちやすさんは、寺本社長の人形をお造りになっています。次号では、その作品も登場しますよ。



PS 2
文様コースターの麻の模様が気に入り
「買わせてください」とお願いしたら
お土産にくださいました。ありがとうございます。
回りの方にご紹介したり、プレゼントしたりさせていただきます。