秋も深まりました。
ご無沙汰していた更新を。

10月になり、さとびごころ(2016秋)号ができました。

satobi28

特集は「人をつなげる『本のある場所』」ということで
表紙のイラストは天理大学の図書館になっております。

今回も渾身の編集です。下版すると、バタンキューするほど頑張ってます。
一人でもいいから、誰かの心に届くと嬉しいなあ。。。

本のある場所としては、他にもたくさんあるとは思うのですが
さとびごころがつながることのできた
いくつかのスポットを訪ね、
どんな人がどんな思いでその場所を運営されているのか
そこからどんなつながりが生まれているのか
というところに着眼してお伝えしています。

・人文系私設図書館ルチャ・リブロ
・とほん
・bunko cafe 木の子
・ちちろ
・よもやーろ×啓林堂書店奈良店
・ながらよい×町屋貸スペースぼたん
・一箱ふるほん+あるふぁ市(大門、京終、とみ山の三つの玉手箱)
・京阪奈情報教育出版
そして、特集バージョンの「読書散歩」つき!

地域サロンを訪問するシリーズは「うだ夢創の里」さんへ。

谷林業・谷茂則さんの連載「十四代目ドタバタイノベーション奮闘記」は2回目です。
なぜか林業家の家に生まれてしまった谷さんが、想定外にも林業に取り組み
奮闘する手記です。山林所有者の生の思いに触れられるのは、
さとびごころだけかもしれません(笑)

全国誌「ソトコト」の特集でも取り上げられ(こちら)、
その取り組みは広がりを見せています。
バックグランドのストーリーとして、この連載を一緒に読んでいただくのが
おすすめです。

企画取材(ひとつめ)は、十津川材でつくったあCLTビルの紹介を。

連載「『講』から地域自治を考える」は、日本古来のクラウドファンディングに触れていますよ。

連載「地域ブランド大国ドイツ」は、図書館と出版文化のお話。
筆者の柳原氏、特集に合わせて書いてくださったような。

連載「家族野菜のある食卓」は、農家レストラン粟の三浦夫妻のご協力で作る
大和伝統野菜を育てる小さな農をご紹介するページです。今回のテーマは「八ツ頭」

企画取材(ふたつめ)は、奈良市内で玩具店を営みながら
経営スタイルや生きかたが自然体の社会貢献そのものである
「株式会社いち屋」さんを紹介しています。

連載、近代農学部の北井忠男先生による「奈良の文化と生物多様性」
かわいい淡水魚「ペタキン」の棲息を通して
伝統文化と生物の多様性はつながっていることを
紹介してくださいました。

自然な療法を暮らしに生かす知恵を紹介してる連載「暮らしの自然療法」は
クレメンツ先生が「秋のスパイスカレー」を教えてくださいました。
カレー好きの方、自分でスパイスのブレンドをしてみませんか。

コラムはこのようなラインナップ
・七曲道を知っていますか。
・吉野の会便り
・醤油小噺 
・京終かいわい散歩
・十津川プロジェクトとつぶろ
・オフィスキャンプ東吉野代表坂本大祐とエルインク阿南セイコの一問一答

興味のあるところがありましたら
お手にとってみてくださいませ。

編集局は次号にむけて準備を始めています。
そのかたわら、お世話になった方に秋のお届けをしています。

今回ご紹介した場所や関係する方にお会いになることがありましたら
「さとびごころ、読みましたよ」なんて
会話のきっかけになれたら、このうえなく嬉しいです。