さとびこ編集室日記|100年住みたいのは自然にも人にもやさしい地域

100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン「さとびごころ」を編集している「さとびこ編集室」からみなさんへ。 編集発行に関するお知らせや情報、編集部の思いなどをお伝えしています。

100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン-さとびごころ(さとびこ編集室編集/オフィスエルインク発行)
http://satobigokoro.org/
https://www.facebook.com/satobico/
https://satobigokoro.org/contact
https://satobigokoro.org/ご購入

さとびごころは、特集と連載、ときどき企画記事という構成になっています。
vol.45は、特集に少し多めにページをさきましたので、企画記事はお休み。

このブログも先日の「これからの、これから」に続き、連載のご紹介となります。
今日は、すでに19回を数える長期連載、「十四代目林業家ドタバタイノベーション奮闘記」の話をします。
vol.45第19回ドタバタ



筆者は、奈良県王寺町で十四代続く大規模山林所有者(いわゆる山主)である谷茂則さん。
奈良の山主にしては「めずらしく」(と言っていいと思います)、あちこちから講演や講師に招かれたり、自らも株式会社谷林業という会社を経営、また一般社団法人大和森林管理協会の創立メンバーであり理事も務めます。一般社団のほうの取り組みは、別連載「山と今日から始まる物語」のほうで伝えていただいています(さとびの中では、一番執筆量の多い人になりますね)。
奈良の森をとりまく事情を垣間見るために、継続して連載をお願いしています。読者の方は、林業や森林管理については接点のない人が多いと思いますが、こうした記事を通じて少しでも知っていただき、自然にも人にもやさしい地域のあり方のなかに森を位置付けてみてほしいと願います…。

 

思えばもう長いおつきあいになりました。

連載のきっかけは、2014年に「チャイムの鳴る森」というイベントで出会って間もない頃、わたし自身にとっても謎の多かった山主の立場にある人が、山守がいなくなってしまった自社所有林をどうしていけばよいのか?という課題に向きあうことが始まりとなって、なにやらイノベーションにチャレンジしておられるという匂いを嗅ぎ取ったためでした。

谷さん自身にとっても、自らを振り返り今後のビジョンを描いていくために、連載の執筆はありがたいと言っていただいています(そりゃあよかった) 。原稿の下書きが届くと、仕上げるまでには累計何時間も電話で談義をします(普通はあまりそういういことはないのですが)ので、結果的にお互いの考えが相手に染み込んできた部分もあろうかと思います。

前回に引き続き、今回も平成27(2015)年に吉野で行われた「自伐型林業フォーラム」のことがテーマになっています。このフォーラムに呼ばれ、登壇したことがドタバタイノベーションにとっては特筆すべきことだったそうです。それだけに強い思い入れがあったためか、仕上がるのに時間がかかった19回目となりました。この時を境に、ドタバタイノベーションは新しい段階に進んでいくのです。

参考 「自伐型林業フォーラムIN吉野」 

自伐型林業というスタイルが今少しつづ広がりを見せており、vol.42の特集「美しい森」でロングインタビューを試みた岡橋清隆さんも、自伐型林業に取り組む人たちを対象に全国各地で「道作り」(この林業スタイルとは切ってもきれないノウハウです)の指導をされています。
この連載の段階は、こうした状況が広まりつつある時にあたります。

ぜひ、45号をお楽しみに。


以下は余談のオンパレードです。


この投稿を書いている間に、大変参考になるブログを発見しました。
どうやら、谷さんのお知り合いの方のようです。谷林業、大和森林管理協会、そして昨日このブログで紹介した炭プラントのことが全部いっしょに登場しています(炭に関心のあるわたしに、このプラントを教えてくれたのは谷さんでした)。
興味のある方は こちらをどうぞ




 

最近、谷さんから嬉しいお知らせがありました。本連載をお読みになった大学院生の方からのメッセージが届き、「森とともに生きるの連載を読んで共感」したことが綴られ「この春から就職しますが、これからの何らかの形で協力させてほしい」という内容だったとのことです。
誰かの心をノックするメディアになりたい本誌としては、心があたたまる思いでした。





さらなる余談となりますが、この連載の前に一年間「森とともに生きる」を担当してくださったのは、当時谷林業の社員であった久住一友さんでした。近自然の森づくりに強い関心を持つ久住さんは、連載が終了するタイミングで谷林業を卒業され「久住林業」として独立、 さらに「森ある暮らしラボ」を主宰して人と森をつなぐというライフワークを追求されています。ラボは明日香村の古民家をセルフリフォームして開かれました。そして、このラボが出来上がる様を本誌vol.33の特集「住み継ぐ暮らしとまち」でご紹介しています(さとびのお取り扱いスポットにもなっていただいています)。
森ある暮らしラボ


地域マガジンのご縁が今も続き、志ある人が活躍されていくのを見させていただき、話しこんだら何時間でも…という友好を温め続けることができていることに、いつも心から感謝しています。

vol.45

vol.45-コンテンツ
 
  
 

  
 
このエントリーをはてなブックマークに追加

vol.45のご紹介の途中ではございますが、先日、見学に行った高槻バイオチャーエネルギー研究所の島田勇巳さんが、雑誌「季刊地域」に寄稿されていましたので、紹介させてください
(気になっているのですよ、炭の件。。。つい先日もクロボク土のことも書いたばかりです)。


1C4EAE5B-C31C-46F6-98D6-49D757FF8437

 「誰もが炭焼きを事業化できるしくみをつくる」ために製炭業をされています。
島田さんがどんなものを開発されているのか、とくと説明されており、当ブログではお伝えできていないことがしっかり載っています。炭にぴぴぴと来る方はご一読をおすすめします。

555C4C4C-B365-4F25-B642-031D2C3E8AD0

2205B43F-E5AB-4BC9-B71D-C244E3BBC5FA



燃やせば灰、燻せば炭。

今日もわたしのタイムラインには竹害に悩む人のコメントがありました。
害から益へ、転換できるといいですよね。
竹炭は木炭よりも4倍の効果があるそうです。
…… 炭化はいかがでしょうか。。。 




奈良でも炭プラントを導入する話が一つ、二つ、聞こえてきています。
実際に導入されたならば、 ぜひお話をうかがい、いつかご紹介できればと思っています。
(どんなライターさんにお願いしたらいいかしら、、、)




 

しばらくは、炭と聞くと反応してしまいそう。


こちらでも、書いていますが長いですからお時間のあるときにどうぞ。 












このエントリーをはてなブックマークに追加

vol.45これからのこれから-部分
春号がお手元に届くまで、しばらく記事の紹介をしてまいります。
表紙をめくると、毎号美しく、ほっこりする写真がみなさまをお迎えします。
このブログでは、全画面をお見せするのがもったいないですので、スカートめくりじゃないですけど、チラッとだけ、(作者に無断で)トリミングしてアップしておきましょう。

「これからのこれから」は、フォトグラファーとして活躍中の都甲ユウタさんのエッセイ。
毎号「4歳で発達障害の診断をもらい、小学○年生になった息子へ」で始まります。


うちの部員は、長らく障害福祉の世界で働いていました。
すると、障害のあるお子さんをお持ちの方からうちあけられることがよくありました。
行政の窓口へ行くのと違い、プライベートな人間関係の中で相談でき、
「この人ならわかってもらえる」という安心感があるのではないでしょうか。
「実は娘が家から出られない…」
「息子が就職できない…」
人には言いづらい悩みや相談がありました。今では安心して暮らしておられる方もあります。

障害の中でも近年増えているのが「発達障害」と言われています。
そして、多くの方にとって謎の多いものでもあるのです。
いろいろなケースがありますので、ここで「こういうものです」と定義づけるわけにはいきません。
ただ、外見からは見えない障害ならではの生きづらさを抱えやすい、、、ということは言えると思います。
そこには、周囲の人の理解があるかないかで、ご本人の生きやすさには大きな違いが生まれます。

「周囲の人」の筆頭であり、とてつもなく重要なのが親御さんです。
都甲さんが、誌面でこのテーマを選んでいらっしゃることで、読者の方から「実はうちの子もです。ですから毎号、とても楽しみにして読んでいます」というお声をいただいたことがありました。


発達障害を悲観することなく、将来の息子への手紙のように綴られたエッセイです。
いつも、ちょっぴりクスっと笑いをとってくれるところが都甲さん。
ぜひお読みになってみてください。
 
わたしは、「この人ならわかってくれる」と気を使わなくても、誰でもが子育ての相談をするようにうちあけることができ、個性的な子どもさんの可能性を伸ばせるような社会のムードが生まれることを願いながら、この連載を見守っています。

vol.45-コンテンツ



 






このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ